ミュージックカモン!!サービスエリアでーたーべーるーラッメンがすっきーサービスエリアでーたーべーるーラッメンがすっきフォォォサービスエリアでーたーべーるーラッメンがすっきーサービスエリアでーたーべーるーラッメンがすっきフォォォ
ということでやってまいりました
毛根女子でございます(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
さてさてすべらない話ということでねお肌スベスベな私にはいささか難易度が高いかなぁなんて思ったんですが過去の記憶を辿ってなんとかかんとか見つけて来ましたのでよかったら見ていってくださいませ
うめ吉さん企画記事↓
戦闘民族ジイヤ人
これは私がまだ小学生の頃、夏休みのある日の朝のお話です。ふと物音で私は目を覚ました。辺りを見渡すとどうやら自宅ではない。それもそのはず夏休みの連休を利用して私は家族と共に茨城県の片田舎にある祖父母の家に遊びに来ていたのです。
「あぁそうかばぁちゃん家来てたんだ」
寝ぼけた思考が整理できた頃に部屋のドアが開きました。そこに立っていたのはじいちゃんでした。どうやら物音の正体はこのじいちゃんだったようです。
「おう起きたか」
じいちゃんは何やらすでに出かける準備をしていました。私は目を擦りながらじいちゃんに尋ねました。
「どっか行くの?」
するとじいちゃんはニヤリと笑い、言いました。
「いっちょ行ってみっか!!!」
それはすでに私の知っている穏やかなじいちゃんではありませんでした。そこにいたのはこれから始まる戦いを心待ちにする戦闘民族ジイヤ人その物だったのです。
そんなこんなで私と叩き起こされた兄は車に乗せられました。どこにいくのだろう?そんな不安を抱える横で兄は再び夢の世界へ旅立っていました。
「オラワックワクすっぞ」
運転席のジイヤ人、いやジジロットはどうやらワクワクしているようでした。それがワクワクなのか動悸なのかその頃の私には分かりませんでした。そうこうしてるうちに目的地についたようで車は停まりました。
「気合いれねえとおめぇらやられっぞ」
そう言いながらジジロットは私に虫あみと虫かごを渡してきました。なるほど合点がいった。そうジジロットの目的はカブトムシ獲りだったのです。再び叩き起こされた兄も虫あみを持たされ戦闘体制に入りましたがなんせ寝起き、私は思わず兄を見ながら
「戦闘力たったの3か。ゴミめ」
と言い放っていました。やはり私の中にも戦闘民族の血が流れているということなのでしょう。
「おっかしいなぁ~いねぇぞ!」
ジジロットがすっとぼけた声を出しながら頭を掻きました。どうやら目的のドラゴンボール、じゃなくてカブトムシはいなかったようです。再び車に乗るよう促すジジロット。座った瞬間夢の世界へ旅立つゴミ。果たして我々はカブトムシを無事にゲットできるのでしょうか。
不安は的中、ジジロットおすすめのスポットをもう2件ほど回って見たのですがお目当ての昆虫たちには出会えず、いるのはやたらでかいクモだけ。ジジロットも半ば諦めモード。戦闘民族からただのジジイに戻りかけていました。
「次でいなかったら帰っぺ」
ジジロット、いやジジイはやたら訛りが聞いた口調でそう言いながらまた車を走らせました。そしてゴミが夢の世界から帰還した頃に車は目的地に到着。
「あっいっぞ!!ははっ!見ろ御飯!!カブトムシいっぞ!」
そこには再びジジロットの姿がありました。私たちも大喜び。すかさず虫あみを持ち車を出ようとしたその時怒声が鳴り響きました。
「まてっ!!!!」
いつになく真剣な声のジジロット、一体何が?しかしジジロットはこちらを見ずにカブトムシの方向を見ています。私とゴミは恐る恐る視線をカブトムシへと移します。あぁ、なるほど、なんてことだ
「スズメバチ、あいつもこの星に来ていたのか…」
ジジロットはニヤリと笑い車を降りました。ジジロットの急激な戦闘力の向上を肌で感じる私の横で兄のスカウターが壊れました。チュドン(^3^)/
「おめーら絶対でてくんじゃねえぞ、はっきりいって足手まといだ」
ジジロットの顔は完全に戦闘モード
「あぁそうだな。ジジロット、貴様がナンバー1だ」
そう言いながら我々はジジロットを送り出しました。ジジロットは手近な木の枝をへし折り武器にしました。普段武器を使わないジジロットが武器を持つ、いかにジジロットが本気なのかが伝わってきました。
「でりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
ジジロットの目にも止まらぬ猛攻!!しかし相手はあのスズメバチ!!素早い動きと恐怖を駆り立てる羽音で反撃してきます!しかしスズメバチの一瞬の隙を見逃さないジジロット!渾身の一撃をスズメバチにめり込ませました。
「でりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ジジロットは勝ちました。ありがとうジジロット。貴様がナンバー1だ。。。そして見事カブトムシを持ち車に乗り込むジジロット。
「腹へったっぺ。早く帰んべよ」
そこにはもはや戦闘民族ジジロットは見る影もなく。訛りがひどすぎて何喋ってるか分からない私のじいちゃんがいました。そして帰宅した我々。ほどなくしてじいちゃんはばぁちゃんに叱られていました。
なんでも昔同じようにスズメバチと戦って刺されたことがあるらしく、次刺されたらまじで死ぬぞと怒られたようです。アナフィラキシーショックという奴ですね。知らんけど。
しかしそんな危険を犯してまでカブトムシを取って貰える私達は
きっと特別な存在なのだと感じました
今では私がおじいさん、孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル
なぜなら、彼もまた特別な存在だからです