初投稿になります。某メディアでエンジニアから最近企画側に移った自称エンジニアです。最近ブロックチェーンに関して勉強しているのですが、「自社でできないし個人でも実現できないけど、こうだったら面白いな」という思いを、誠に勝手ながら自由に描きたくて投稿をしてみました。
また、最近ウィスキーにハマりはじめました。嫁の母と喧嘩?みたいなことをして、そのことを嫁の父に相談しに行った時に「まぁまぁ」という形で、初心者入門用として非常に有名なグレンフィディックを奢り慰めてもらった時に、今までそんなに意識して飲んだことはなかったのですが、「ウィスキーってこんなにも違うものか」と関心してしまったのがきっかけです(お父さん本当に優しい、、)。日本酒やワインと違って、腐らないし割れば以外とコスパが悪くないし、何よりライザップさんでも飲めるという名は魅力ですね。
さて、今回ウィスキー✖️ブロックチェーン(BC)に関して少し妄想を膨らませてみました。ウィスキー✖️BCに関してはこちらの記事(https://coin-otaku.com/topic/28572)にもある通り、サプライチェーンのトレーサビリティーという観点ではすでに取り組みがあるみたいです。これも十分魅力的なのですが、今回私は新たに「ウィスキーコイン(WYC)」を提唱します!(勝手に)
仕組みを簡単に述べるとこうです。購入したウィスキーにはQRコードがプリントされたシールが貼られています。表面には獲得可能なWYC残高を確認するためのQRがプリントされています。また、ウィスキーを購入したユーザは、シール内部にプリントされているQRを自分のWYCウィレットアプリに登録することで、新規に仮想通貨(WYC)を獲得し、自身の「飲んだウィスキー履歴」に記録されます。所謂、缶ビール一個一個についたポイントシールを台紙に集めて懸賞に応募して、ビールサーバーがもらえるような某飲料メーカが昔っからやっているキャンペーンと同様です。
では、なぜこの取り組み(妄想)が面白いのかを説明していきます。w
1. ウィスキーを飲むだけでポイントがたまる。
ウィスキーは一本一本の単価がある程度高いので、それなりの額をユーザに還元することが可能です。獲得したポイントはウィスキーと交換を可能にすることで、トークンは一定の価値が保証されます。また、ポイント保有者(ファン)限定に酒蔵見学イベントや試飲会を開くなど、ユーザの獲得意欲を維持するのに十分な使用先が確保できそうです。原資は生産者、流通業者、販売業者が持ちます。それぞれが同じQRに対してインセンティブを付与して、蓄積された仮想通貨をユーザが獲得できるモデルです。面白いのは流通業者を通過していくほど、自分のところから購入して欲しいので、インセンティブが増加しユーザメリットが高くなることです。
2. トレーサビリティーが確保できる。
これは基本ですね。ユーザはウォレットアプリで本人認証を済ませてあるので、誰がいつ何を飲んだかをトレースすることができます。また、QRシールが既に他者に読み込まれていてBCに登録できなければウィスキーの品質自体に疑いがかかるため、偽物・劣悪品・不正ルートからの輸入品などを見分けることができます。(ウィスキーより信頼の高いシールが高値で売買されるような現象が起きたら面白いですねw(シールなし割引とかも))
3. 自分が過去どんなウィスキーを飲んできたかわかる。
ウィスキーファンであれば、自分が今までにどんなウィスキーを楽しんできたのかが履歴でわかると面白いですよね。ウィスキーは同じ銘柄でも製造年月や、輸出先などによっても味が変わることがある様で、自分が飲んだウィスキーのことをより深く理解できます(もしかしたら並行輸入品の方が人気になったり、、)。また、履歴情報を「お酒のSNS」に連動しても面白いと思います。アイディアをいただいたのは「Vivino Wine Scanner」(https://itunes.apple.com/jp/app/vivino-wine-scanner/id414461255?mt=8)というアプリで、ワインボトルのラベルを写メることで画像認識から自動的にワインを検索してくれます。そして、このアプリの様に他人の評価やボトルの平均価格などが瞬時に確認できると、新規にウィスキーを購入する時などに役立ちます。あと、もしかしたら履歴を読み返した未来では原種のなくなったウィスキーを過去に飲んでいて(今なら富士山麓とか)、自分のいる未来ではオークションで高値で取引されてたりなんかしたら、なんか得した気分になりますよねw。
4. ウィスキーブランドのマーケティングに活用できる。
ウィスキーの消費は世界的に見ても、国内的に見ても当然ばらつきがあります。たとえばこちらのサイトの統計は面白いと思いました(https://todo-ran.com/t/kiji/14562)。なんとウィスキーは東日本でよく飲まれていて、東京がダントツの一位ですねw。これは既に取られている統計ですが、ウィスキーブランドとしてはトレーサビリティーを駆使して、消費の状況を全世界的にリアルタイムに確認できれば、「次はどの地域の販売を強化しよう」などの戦略が立てられます。また、面白いのが、ウィスキーブランドが地域単位でウィスキーを飲んだ時のインセンティブ(獲得可能なWYC数)を調整すれば、普及率の低い地域での消費を活性化させることもできます。ウィスキーファンはお気に入りの銘柄がそれぞれにあると思いますが、インセンティブが十分魅力的だったら新しいウィスキーを試して見ようかなという思いにもなり、結果として自分の世界も広がるし、世界中の人々のリテラシーも上がるかもしれませんね。(こういう業界は偏見、思い込みが顕著だったりもするので、、w)
5. ウィスキーの転売がしやすくなる。
シールの有効なウィスキーを転売することで、個人間の取引においてもトレーサビリティーが有効になり、安心してウィスキーが取引されるようになります(いいことかわかりませんが。)。また個人間の取引でもインセンティブの付与が可能となります。資産家が自分のお気に入りのウィスキーにインセンティブを追加して、消費を促すこともあるかもしれません。ウィスキーの銘柄でイングレスの様なことをしれも面白いかもしれませんねww
以上、いかがだったでしょうか!勝手にウィスキーにブロックチェーン技術がしようされた未来を想像して見ましたが、案外妄想が壮大に広がりました。私個人で考えても実現はできませんが、もし将来的にこんな世の中がきたら面白いなと思う次第です。おつきあい頂いたみさま、ご読了ありがとうございました。