Solanaチーム:クアルコムの元メンバーを主体として設立されたSolanaブロックチェーンは、高速でほぼ無料のトランザクションを提供します。 (写真提供:Solana)
‟ Webスケール ブロックチェーン”として知られるSolanaが、ステーブルコインの統合を発表。
Solanaは、4/15日にTerraとの提携を発表しています。Terraは、韓国の電子商取引大手 TMONによって開発された、クレジットカード取引手数料を小売利益率から削減する革新的なソリューションです。
Solanaチームは、CoinDeskと事前共有したドラフトにおいて、「ステーブルコインのネットワークへの導入は、開発者の可動域を劇的に拡大し、安定価格での支払いが必須なアプリケーション構築への門戸を開きます。Solana内のDeFiエコシステムの構築及び拡大を加速させることが、Terraとのステーブルコインサポートを優先的に進めた私たちの狙いです。」と記しています。
暗号領域におけるニューカマーとして登場した直後こそ懐疑論かささかれたものの、今やステーブルコインはこの分野で最も急速に成長しているセクターの1つとなっています。
インターオペラビリティプロジェクトであるCosmosを支えるTendermintをベースとして構築されたTerraは、成長戦略の一環として今回のSolanaのようなブリッジにフォーカスしています。
Terraチームは次のように記しています。「今後成長し続けるにつれ、私たちの範疇を超えた、新たな地域と新たなブロックチェーンエコシステムに対しての大きな需要が見込まれます。これを想定し、Solanaエコシステム内でのTerraのステーブルコインの利点を拡大するためのブリッジ構築の優先順位を非常に高く設定しています。」
Solanaは非常に新しいプロジェクトであり、ホワイトペーパーは2017年に発表されたばかりですが、2019年7月のマルチコインキャピタル主導のシリーズAラウンドに続き、各フェーズでの資金調達を成功させてきました。その後もSolanaは、そのプロジェクト範囲拡大のために精力的にパートナーシップの模索を進めてきました。
Terraは韓国のeコマースユーザーが利用可能な決済プロバイダーの一つであり、決済アプリChaiで利用できます。 Terraはブログ投稿で、最近の1日あたりのアクティブユーザーは100万人を超え、1日あたりのトランザクション量は300万ドルに達したと記しています。Chaiを使用するベンダーの利点は、支払い手数料が通常のクレジットカードの手数料よりも大幅に少ない0.5%になることです。
Binanceは2018年にTerraの3,200万ドルに及ぶ資金調達をサポートしました。また、Solanaは2020年3月24日にCoinListでのダッチオークション形式でのトークンセールを経てBinanceにリストされました。
Solanaへの質問やコミュニティ参加は下記リンクから。
Solana Link:Discord / Twitter / Telegram / Reddit / Github / Youtube / Validator Forums / 日本版Twitter