こんにちは。なかまるです。
今回は、先日記事にした就職活動のその後のお話を書きたいと思います。
↓前回のお話
前回は、就職活動における教訓染みた内容で書いてしまいましたが、その後のお話はただただ現実に起きた事実を伝えます。
これだけは強調しておきます。
人によっては「そのくらい普通だろ。」とか「そんな会社今どきありえるの?」とかいろいろ意見があると思います。
それぞれ感じ方は異なってくる部分があると思いますが、私が体感したことをベースに書かせて頂きますので、ご了承ください。
■証券会社へと就職
以前の記事のような就職活動を経て、最終的に私は証券会社へ入社しました。
大企業は嫌だと思っていましたが、なんだかんだで最初に内定が出て即決してしまったのが、東証一部に上場している全国規模の会社でした。
証券会社と聞いてピンときた方もいらっしゃるかもしれません。「ブラックだけど給料が良い」という一般的(?)なイメージがありますが、私が経験したのは「ブラックだけど(何年も我慢すれば)給料がちょっと良い」という会社でした。
(退職してしまったので給料に関しては推定です。)
■泊まり込みの新入社員研修
4月に入社して、まず始まったのは人事部採用担当によるおよそ2週間に及ぶ泊まり込みの新入社員研修でした。
研修の内容は、一般的な企業が行うようなビジネスマナー研修から、金融商品に関して学ぶ専門知識研修など多岐にわたります。
全国からの採用であるため、泊まり込みに関してはなんの違和感も感じませんでしたが、問題はそのスケジュールです。毎朝5時に起きて、20時までみっちり研修が組まれていました。昼休みは30分間です。そして、土曜日も研修があり、唯一の休みである日曜日は外出禁止。数日前まで大学生だった人たちには矯正の意味合いがあるのかもしれませんが、私には非常に過酷なスケジュールでした。
泊まり込みということで、同期とはすぐに打ち解け、不満をぶつけ合うことでなんとか研修は乗り切れました。
「支店に配属されれば、8時〜17時が定時だ。しかも市場が開いているのは9時〜15時だからこんなスケジュールにはならないだろう。」
そんな話も同期としていたような記憶があります。
ただ、私の中では多少の違和感を覚えながら、支店へと配属されていきます。。。
■支店に配属、そして勤務初日
研修後、配属された支店の支店長へ挨拶の電話をしました。
「この4月から配属が決まりました、なかまると申します。よろしくお願いします。」
すると、支店長からは
「おう、よろしく。初出勤の日だけど、7時に支店に来いよ。よろしく。」
とのことです。
支店長ではあるのですが、話し方に横柄な印象を感じました。ただ、初の出勤ということもあり、やることがいろいろあるのだろうと、指示に従いました。
そして、勤務初日。先輩社員からデスクやパソコンなど勤務に関する説明があり、あっと言う間に8時を迎えます。8時半頃から、毎日朝礼のようなものを行い、目標数値(いわゆるノルマ)の確認がありました。
目標数値の確認では、個人別の数値も発表して目標達成していない営業員には全員の前で状況のヒアリングがあります。(いわゆる詰めのようなもの)初日の朝礼では、ベテラン営業員のMさん(課長よりも年上)がベテランなのに数値が悪いという内容で詰めがありました。初日の段階でMさんと課長の不仲が感じ取れる話しぶりです。
「なんでこんな数字が悪いんですか!?」と声を荒らげる課長。
「すいません。」理由も言わずただ謝るだけの答える気の感じられないMさん。
他の営業員は表情を変えずただそのやり取りを聞いています。その時点では、私は単なる不仲と思い「嫌だな~」としか考えていませんでした。そんな空気の中で9時になり業務が始まりました。初日であったため、その後は支店長と別室で今後の業務について話をしたり、支店の説明を受けたりと席を外すことが多かったので見ていませんでしたが、業務中も朝礼のようなやり取りが続いたと思われます。
私は新人であったため、慣れるまでは商品・資格・事務作業を学びながら、電話番や窓口対応がメイン業務との指示を受けてデスクに戻りました。どうやら私の直属の上司は朝礼で声を荒らげていた課長になるようでした。その課長のほかに、トレーナーのように基本的な業務を指導するAさんという先輩もいました。その2人から業務を学んでいくように、との指示でした。
そして15時になり、市場が閉まります。当日の株式の取引が終わるため、当日の手数料収入の結果がシステムに表示されます。そこで事件が起きました。
Mさんの数値がやはり良くないようで、課長が怒鳴ります。
「Mさん!なんでできないんですか!!何年やってんだよ!!!」
「課長、いい加減にしてくださいよ。数値が悪いのは申し訳ないですが、怒鳴ってもしょうがないでしょうよ!」
Mさんも声を荒らげました。なんとそこから胸ぐらの掴み合いに発展してしまいます。もはやいい年したおっさん同士の喧嘩です。私は突然の衝撃で何もできませんでした。
さすがにこれには周りの先輩社員が止めに入り、その場は収まりました。
しかし、私には衝撃的でその後の業務のことはあまり覚えていません。勤務初日からこんなことで今後大丈夫なのだろうかと不安になりながら、17時を迎え退勤しました。
初日勤務が終わり、退勤時に課長に明日の勤務に関して確認しました。
「明日は何時に出勤すればいいですか?」
すると課長は首をかしげながらも答えます。
「は?7時だろ。毎日7時までに出勤だよ!」
「!?」
私はこのとき、その1時間は時間外業務に入るのか、出勤して何をすればいいのかなど疑問がありました。しかし、この課長に対して多少の恐怖を感じてしまっていた私はなにも聞けずに終わってしまいました。
「明日、別の先輩に聞こう。」
そう考えて、帰路につきました。初日出勤の終了です。
こうして、最初の社会人生活が始まるのでした。
書きたい内容が多すぎて、長くなってしまいました。
まだ初日出勤ですが、続きは次回書いていこうと思います。
では、今回はこのあたりで。