さて下落相場の中でG20の財務大臣・中央銀行総裁会議が閉幕しました。
おおよそプラスファンダとは言い難いのですが、ひとまずはどうぞ。
◆G20、仮想通貨の技術革新とリスク保護の両立へ|財務大臣・中央銀行総裁会議が閉幕
6月8日から9日にかけて開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議にて仮想通貨規制に関する具体的な議論が展開された。今後も技術革新とリスク保護の両立を可能にする規制策定に努めていく方針となった。
暗号資産は、現時点でグローバル金融システムの安定に脅威をもたらしていないが、我々は、消費者及び投資家保護、マネーロンダリング及びテロ資金供与への対策に関するものを含め、リスクに引き続き警戒を続ける。
(https://coinpost.jp/?p=88552&from=market_top)
☛FATFの声明において、業者間で仮想通貨を移動する際、送信者・受信者のKYC(本人確認)情報をも求める基準が含まれている…つまり、KYCのなされてない取引所からの送出金を規制すべきとの話がありました。マネロン対策です。しかしマネロン対策は、他方で課税逃れという側面もあります。課税徴収はどこの国であっても根幹であるため、この流れは強化されるでしょう。
これを暗号通貨勢がどういう回避行動を取るのか注目です。日本の場合は少々厳しいですが。。。
とこんな感じです。
この規制強化については織り込み済みなのでで、
あとでファンダ解説にも書きますが、実際の不具合がどれだけ出るかですね。
さて、そんな週末から低迷するBTCチャート(30M)です。
楽観と悲観が割と予測しやすいですね。
これを書いている現在は15Hで120MA防衛線の攻防やってますが、
割と弱い感じなので強く抜けるようならロングですが、まだノーポジです。
で、あまりやらないもう少し長いスパンの予想。(4Hチャート)
これは頭を完全に塞がれていますね。
あそこを抜けるにはパンチのある報道が無いと厳しいでしょう。
下予想の場合もマメにサポートが予測されるため暴落も限定的かと。
ともあれ、日足の出来高も減少傾向で、少なくとも週内は弱気です。
BTCFXに関してはボラティリティはあるので、
FX戦士の皆さんは腐らず、証拠金維持率に気を付けて戦ってください。
ほな。
【ファンダと雑解説】
◆リクルート:ビットコインウォレット「Breez」に出資|Lightning Network利用拡大を支援
株式会社リクルート(RECRUIT)は、投資子会社である「合同会社RSPファンド6号」を通じて、Lightning Network(ライトニングネットワーク)に対応したビットコインウォレットを提供するイスラエル企業「Breez Development Ltd.(ブリーズ)」に出資したことを2019年6月10日に発表しました。リクルートは、今回の出資を通じてブリーズのサービスの「品質向上」や「利用拡大」をサポートしていくと説明しています。
(https://bittimes.net/news/58666.html)
☛唐突にイスラエルのLNネット対応ウォレットを提供する会社に出資ということで、今後の規制に関するFATFの声明からも、何か駒を持とうとしているのかと勘ぐります。
しかし大手の話なので、マイナスの話ではないですね。
◆BINANCE DEX「日本」をブロック対象国に追加
BINANCE(バイナンス)が運営する分散型取引所「BINANCE DEX」は、ブロック対象となる国のリストを更新し、新しく「日本」を対象国に加えました。
これにより日本のIPアドレスから「BINANCE DEX」を利用しているユーザーは、2019年7月1日からブロックされる予定となっているため注意が必要です。
(https://bittimes.net/news/58605.html#outline_3)
☛これには近々開始の証拠金取引も含まれます。CZは暗に"三国経由ならアクセスできるよ"的な発言をしており、つまり規制対象国からのフィアット流入に期待しているようですね。
ただ、G20のことからも規制強化は既定路線なので、自己責任ですが。。。
◆仮想通貨禁止で「匿名通貨」需要増加の可能性|インドの新法案に言及:BINANCE CEO
仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏は、インドの新しい仮想通貨規制法案がジーキャッシュ(Zcash/ZEC)やモネロ(Monero/XMR)などといった「匿名性の高い仮想通貨」の需要を押し上げることになるだろうと予想しています。
(https://bittimes.net/news/58567.html)
☛バイナンス=CZネタをもう一発。インドはつい先日大幅な規制強化を打ち出しており、かなりクリプトには厳しい姿勢を見せました。国としても安定した成長をしているので、足元をすくわれたくないという形かと思いますが、反面、富裕層や一発を狙う層からもクリプトは注目の資産でもあります。