こんにちは、Next Chainのトモキ(@bitKangaroo3)です!
先日2019年1月26日、TechBowlさんとNext Chain合同で、トークンエコノミーに関する勉強会を開催いたしました。
外部の参加者も招いての、Next Chainでは初となる試みでした。
もちろん私も参加してきましたので、今回はそのレポートになります。
元CA BitcoinのCTOの速水さんを講師としてお迎えしました。
内容は、「トークンエコノミーを実務的観点から理解する」でした。
①仮想通貨とトークンエコノミーの実務的観点からの障壁の話(規制や技術選定など)②Wavesを使った独自通貨発行のワークショップ
ブロックチェーンで事業を起こす時にまず考えなければならない、技術選定のお話を聞くことができました。
ブロックチェーンでやると言っても、選択肢は無数にあります。
・どのブロックチェーンプロトコルを使うか?もしくは独自でプロトコルから実装するのか?
・スケーラビリティの問題の対処には、プライベートチェーンやサイドチェーンを検討するか?
・またプライベートチェーンである場合、他社が用意しているものを使うか?
などなど、、、
速水さんのお話では、これらの選択肢について、メリット・デメリットを明確に説明されていたのでとても理解が深まりました。
また、法規制のお話も興味深かったです。
トークンを発行するとなると、かなり細かい条件を満たさない限り「取引所」としての資格が得られないため、障壁が高いことがわかりました。
しかし、条件を満たした上でトークンを発行しても、既存のポイントと差別化が難しく、トークンエコノミーを使った事業を成立させる難しさを痛感しました。
座学でブロックチェーン事業の難しさを体感した上で、次はトークンを実際に発行するワークショップを行いました。
Wavesというブロックチェーンで自分のトークンを発行し、DEX(分散型取引所)でオリジナルトークンの取引を体験しました。
驚いたのが、10分くらいあれば誰でも簡単にオリジナルトークンが作れるということです。
このワークショップを通じてトークンを使うということを体験し、トークンエコノミーを身近に感じることができました。
ブロックチェーン・トークンエコノミーで事業をやるということはとても大変のようです。
技術的側面だけではなく法規制のこともも考えなければならず、まだまだ障壁が高いのが現状です。
トークンエコノミーで実現される世界はとても素晴らしいものになると個人的に期待していますが、現状の法規制や社会的な価値観とうまく折り合いをつけて進めていく必要を強く感じました。
そしてそれだけ厳しい状況のなか現存するブロックチェーン事業が、いかにしてその障壁をクリアしているのかというところに個人的に興味が湧きましたので、今後の研究課題にしていくつもりです。
お集まりいただいた参加者の皆さん、講師の速水さん、共催のTechBowlさんのおかげさまで、とても有益で楽しい勉強会になりました。
どうもありがとうございました!!
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