TBSの「プレバト!!」にも出演されている俳句で有名な夏井いつき先生が来訪されるとのことで、講演会へ参加してみました。
テレビ番組ではズバズバと厳しく添削されていますが、故郷でもある地元の方々を想ってなのかユーモアの溢れる解説を繰り広げていました。
会場の人を笑わせるためのネタの一言ですらも心打つものがあったのでメモしておきます。
歌詞を書く時の自分を思い出してビクリとしました(‥;)
俳句に限らず、色んな物事に対しても言えそうな言葉ですね(-_-;)
本音も言ってくださいました:-)
今回は添削ではなく会場の人達の作品に対する評論と解説でした。
プライドの高い愛媛県民を理解してなのか、地元の人達への思いやりなのか、とにかく褒めて褒めて褒めまくる夏井いつき先生。
個人的に印象に残った作品はこちらでした。
(くうかいも すみともも あも すみれなり)
空海と言えば「僧侶」。
純友は藤原純友のことで、「海賊」として例えられることもあります。
吾は「自分」のこと。
菫は春を表す季語です。
つまり、
との意味だそうな。
(*必ずしも藤原純友が悪人というわけではないのですが。)
菫に例えるのが儚くて美しいなと感じました。
もうひとつ微笑ましい作品がこちら。
学校の先生が作った作品です。
学校から見えるシノゴ島が恐竜のように見える様子を子供達が「シノゴザウルス」と呼んでいて、仕事帰りの春の夜、「恐竜のように騒いでいた子供達も今頃は寝ているのだろうな」との気持ちを読み表したそうです。
夏井いつき先生の日本語力、洞察力、記憶力、間合いの取り方にもビックリ。
高齢者を連想させる俳句が若者の作品だったり、純粋な子供のような俳句がおじさまの作品だったりと、俳句で作者の年齢を推測するのは難しいことだと分かりました(*゚∀゚*)笑
無料とは思えない濃厚で楽しい講演会でした♪
秋にもお会いできるようなので楽しみにしています。