10/20の18時にEXTRAの上場廃止がアナウンスされました。EXTRAは10/5に上場したばかりの新通貨です。わずか2週間で上場廃止になってしまったEXTRAとはどのような通貨なのでしょうか。
名前 Extra Cash
シンボル EXTRA
タイプ ERC20
最大発行数 100億EXTRA
流通数 15億?かなり少ないかも?
公式Twitter:https://twitter.com/ExTradeGlobal
公式テレグラム:https://t.me/extrade_en
SNSはテレグラムが主流のようです。
トークン配分
チームに配分されている40億は1年に25%(10億)ずつ4年で市場にリリースされます。また四半期ごとに利益の20%でバーン(買戻し)を予定しており、買戻しは総発行量が50億になるまで継続されます。
タイプはERC20ですね。流通量はホワイトペーパーからは読み取れませんが、ICO等は行っていないようです。ユーザー獲得に向けていろいろエアドロを行っていたようですので、トークン配分の「顧客販促」の15億が可能性として考えられます。公表されている9/14時点でのユーザーの状況ですが、全体のWXTRAホルダーとテレグラムユーザーで占められています。それなりにユーザーは確保しているようですが、流通量はそれほど多くないのかもしれません。もしかしたら1億ないかも…。
EXTRAとは、増加するデジタル金融サービスへの需要を満たすために考案されました。暗号通貨はボラリティが他資産に比べて大きく、投資を専門にしているグループは金融ツールを多用する傾向にあり、一般の投資家が割を食っている形になっています。そこでExtraは一般ユーザーにも様々な金融ツールを提供し、情報を与えるプロジェクトを立ち上げたのです。プロジェクトは4つの柱で成り立っています。
世界中の資産管理会社等と提携し、その情報を自身のExtra Platformに使いやすいように組み合わせます。専門の情報、ポートフォリオ、リスク管理などワールドワイドな情報を増やすことが目的です。
またトレード戦略、年中無休のオートマチックトレードを設置、複数の取引所とのクロス取引を行います。
プラットフォームは複数予定です。モバイル、Web、デスクトップなどです。
Extrade.ioでは、複数の金融ツールを提供します。提供先は広く、ホルダー、マイナー、投資家、トレーダーなどです。ただどのようなものを提供するのかはホワイトペーパーには記載されていません。
Extrade Capitalは文字通りの資産運用です。Extradeが複数のファンドを運用します。メインのファンドである「Momentum fund」では、今年1月から70%に近いリターン、リスクは3.5%以下という好条件で推移しているというのがうりです。
アプリを使用して資産運用、暗号通貨の最新情報をゲットできるようです。9/11にローンチ後、45%/日のスピードで登録者数が増えています。
Extra Cash(EXTRA)を入手するためには、マイニングか、エアドロの方法もあります。おそらくまだまだエアドロは行われると予想できますね。
資産運用、ポートフォリオ作成、金融ツールの提供など、直近の上場では「BTU」が近いですね~。最近のCoinExは資産運用の通貨を上場させるのがトレンドなのでしょうか?わかりやすいのですが、正直ホワイトペーパーはかなり軽め(笑。類似の通貨と差別化できるところが少ないです。今後の課題となりますね。
ここからはワタクシの考察&推測になります。
CoinExは、ユーザーに優れた投資オプションを提供するため絶えず上場した通貨に対してレビューを行っているが、そこで上場基準を満たしていない通貨は削除するとアナウンスしています。
ユーザー保護のため、上場基準に満たさない、もしくは満たさなくなった通貨は削除するよということですね。
ここで前月の上場投票審査でひと悶着あった「SNTR」という通貨のケースが考えられます。SNTRは、一定数の通貨をバーンするということ、バーン時に使用されるアドレスもホワイトペーパーに公開していました。
ところが、実際にバーン用アドレスに使われたのは全く違うアドレスで、さらにこの変更の件をCoinExに通知していなかったのです。CoinExは状況を説明するように期間を設けて回答を要求しましたが、返答なし。やむなく上場審査は落選となりました。
これに対して納得がいかないSNTR運営は反発します。「バーン」とは、通貨を使用できなくすることであり、二度と使用しないアカウントをバーン専用アカウント(ホワイトペーパーには記載されていないアカウント)にしても問題ないだろう。見解の相違だ!と激怒しCoinExテレグラムで暴走したのです。
CoinExが再度上場申請を行うという事で決着し、現在再審査中ですが…おそらく落ちるでしょう。
このように、CoinExは信義則に反する場合(背信行為があった場合)の対応は厳しいです。今回のケースもこれではないか?と。何か背信行為があり、是正をあらかじめEXTRA運営に求めていたが一向に回答がない。しかたなくデリストにした…という推測です。
背信行為の内容に関しては、可能性としてあるのはトークンの発行量、配分、流通量などがあげられます。発行量が100億と多いのに対し、配布はエアドロのみ。しかも300~1000EXTRAと少額でのエアドロが多いのでそもそもそんなに流通量があるのか?という疑問があります。
また、トークン配分に関しては
チーム 40% 40億
募金&リザーブ 40% 40億
顧客販促 15% 15億
コンサル 5% 5億
ときまっています。普通の通貨であればある程度この割合に沿って別々のアカウントが作成され保管されるのですが、EXTRAに関してはこの振り分けが不明瞭です。この振り分けがはっきりしていないと、運営に不正されても外部ではわかりません。この点の是正をCoinExが求めた可能性もあります。
これらは全てノリヒロの推測になります。事実は全く異なる可能性は大いにありますのでご了承ください。
それにしても、アナウンス当日に削除なんて、前代未聞ですね。よっぽどユーザー保護を優先する事件があったと想定されます。詳細は現在CoinEx運営に確認中です。返答がありましたらお伝えします。
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