2019/7/27土
7:30 550m 駐車地
9:40 1040m 10m大滝
10:20 日本庭園
11:55 1270m 3m壁
12:25 1300m 分岐
12:40 1350m 伊折山 13:00
13:50 登山口
14:25 駐車地
高度上昇 990m
距離 8.5km
片貝川の成谷は僧ヶ岳成谷山へと続く谷である。東又谷コース登山口の下流で片貝川本流を渡渉し入渓する。本流の流れは水量も少なく穏やかで、渡渉はまったく問題なかった。
成谷は序盤堰堤群が立ちはだかる。水はまったく流れていない。堰堤脇に作業道が伸びていて淡々と登っていくこととなる。作業道終点からは堰堤脇のハシゴを使えば容易に越えていける。苦労はなかった。
堰堤群が終わったらようやく水も出てくるが、ゴロゴロ岩と流木で見た目も歩きも楽しくはない。
時折トイ状の小滝が現れ、水を被りながら登ればちょっとは楽しい。しかしこんな滝は3ヶ所ほどで、あとはゴロゴロと流木ばっかりだった。
まぁしかし、こんな流木が多いと言うことは雪融け時や雨が降ったときなど相当な水量なんだろう。
2時間かけてようやく10m大滝に到着。この沢最大の滝である。これは右岸を巻く。これを越えればお待ちかねの日本庭園だ。
この巻きはスラブの急斜面で、草をつかむとずるずると抜ける。手がかり足がかりも少ない上に草で判然としない。滝の高さまでよじ登って落ち口に向けて少しトラバースしたら身動きできなくなってしまった。
う〜、やばい、ここで足滑らせたら下まで落っこちる。眼下を見て、死にはしないが確実にケガするなと思った。なんとか手がかりを探りつつ、足下の安定した場所まで登ってホッと一息。
下りは藪のため斜面がどうなっているかわからない。きっとスラブで滑るだろう。ロープを木にかけるためさらに登って、懸垂下降で下りた。初めての懸垂下降、こんな足下も見えんようなところじゃ、練習にならんわな。
下りてみると、自分のいた場所のすぐ下に岩が出ていて簡単に下りられたようだ。藪があるとわからないものだ。
大滝の巻きからさらに2段の滝を越えると、そこは山あじさいが咲き乱れるお待ちかねの日本庭園だった。
途中、水が涸れる場所もあるがまた出てくる。
終わったかな? と思うとまた水が出てきて美しい庭園となる。そういうのを繰り返す。
庭園を堪能して水も涸れて、後は消化試合。しかし最後に3mの壁が立ちはだかっていた。正面と右の壁はコケでつるつる。左の壁に取り付いてみるが、どうしても登れない。
岩にスリングをかけて、左の壁からそこに足を引っかけエイッと這い上がった。
その後、僧ヶ岳東又谷コースの登山道に合流して、伊折山でシューズを履き替えた。
下りは早月尾根のような急な登山道。3年履いたサロモンのトレランシューズは底がもうかなり摩耗していて、何回も滑ってこけまくり。こけないように変に踏ん張るから翌日太ももがかつて無いものすごい筋肉痛になった。。。。
成谷は、ネット情報によると初心者コースということだが、初心者がステップアップするための練習コースといえるちょっとハードなコースだった。