はじめまして、株式会社Pro-D-useの小笠原と申します。
私は、ビジョンやウォントを持つ人をサポートをしたいと思い、
中小企業やベンチャー企業、キャリア転職に悩める人の伴走支援を行っています。
「your industry maker」”あなたらしい事業づくり”をキャッチコピーに、
自分以外の他の人では真似することができないような
そこにいる人たちの独自性を尊重した事業づくりを支援しています。
今までは、自分たちの手の届く範囲でしか支援をしてきませんでした。
今回は、手の届く範囲の人たちに貢献できている事実よりも、
手が届いておらず、貢献できていない人たちに目を向けて、
より広い範囲に少しでも価値提供をしたいと思ったので
「自分が起業して、社会に対して挑戦していく中で、得た考え」などを
ALISでの発信をしてみることにしました。
自分も、まだまだ「教える立場」ではなく、「事業を進める立場」なので
ALISで発信することで、同じような思いの仲間たちと集まったり
自分も勉強していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
初回ということで、まずは、自分が大切にしている考え方を
少しずつシェアしたいと思っています。
今回は、「夢はある?」「やりたいことある?」という問いに対しての
答えの考え方を紹介したいと思います。
事業のプロデュースをするときも、個人のキャリアコンサルをするときも
まずは「自分は何を大切にしているのか」ここから必ず議論を行います。
小さなころから、「野球選手になりたい」とか「お花屋さんになりたい」
とか数多の夢を持っては消えてを繰り返してきたのではないかと思います。
それを初めて真面目に考えるのが就職活動の時だと思います。
「自分に向いていることを探さなきゃ」
「自分がやりたいことってなんだろう」
とかって改めて考えると、重くのしかかってしまい、
他の人と比べ”すぎ”て自分に自信が持てない人を多く見てきました。
また、自分が迷走するからこそ、相対的に
「夢ややりたいことがある人がかっこいい」とすら思ってしまう。
そんなことないでしょうか?
結論からいいますと、
「夢なんてなくていい」
「自分の欲するライフスタイルは、5w2hで考えよう」
というのが結論です。
5w2hを整理しますと、
①What ・・・ 何をやりたいか
②Why ・・・ なぜやりたいか
③Who ・・・ 誰と(誰に)働きたいか
④Where ・・・ どこで働きたいか
⑤When ・・・ いつ働きたいか
⑥How ・・・ どう働きたいか
⑦How much・・・ いくらほしいか
この7つになります。
この中で、「夢」や「やりたいこと」は①のWhatでしかありません。
すなわち、①を一番大事にする人というのは、単純計算で、5w2hの7つの項目のうち
一つでしかない。すなわち、1/7(14%弱)でしかありません。
わかってしまうと簡単な内容なのですが、
焦って「やりたいことを探そう!」とWhatを固定として考えると、
自分の大切にしたいことがなかなか見えづらくなります。
そのため自分はこの7つの要素が、どの順番に大切なのかを考えることが大事です。
例えば、「③who」が大事な人であれば、自社の社長を本気で信頼できれば
自分は野球選手にでも花屋さんにもなれる!そういう人もいると思います。
すなわち、③が大事な人は、「①What」何をやりたいかということは
優先順位は低いことになります。
例えば、「④Where」を大事にした人であれば、
「地元で働きたい」「海外で働きたい」などがあれば、
こういう人も「①What」職種はそんなにこだわりがない人もいると思います。
このように、自分が大切にしている軸さえあれば、
必ずしも「やりたいこと(What)」がなくても胸を張っていいのだと思います。
無理に「やりたいことがある人」にあこがれをもち、
それがない自分に落胆する必要はないと思っています。
自分が大切にしている軸に胸が張れればそれでいいのだと考えます。
僕も「What」は優先順位低いです。
むしろ、様々な仕事をやってみたいと思っています。
大事にしているのは、Whoと、Howです。
誰とやるのか、そして、自分で道筋を組んで自由に意思決定したいと
思っているので、社員としてどこかに所属するのではなく、
事業者として様々な案件に首を突っ込んでいますw
これを見つけるためには、自分自身の過去の経験を振り返ったときに、
辛かったことや、楽しかったことなどを具体的に書き出します。
そのうえで、
・自分の辛かったことは、5w2hのうち、
何が損なわれているケースが多いのか。
・楽しかったことは、5w2hのうち、
何が得られているケースが多いのか、
これを整理してみると自分の大切にしていることが見えます。
例1:基本的に人の信頼を裏切ってしまった時に辛くなる。
→Whoを大事にしている人
例2:自分のやりたいことがやれていないときに辛い
→Whatを大事にしている人
例3:人に言われたやり方を強要されるのが辛い
→Howを大事にしている人
例4:人やお金にコンプレックスが強い
→Howmuchを大事にしている人
といったように、辛いことの方が大事なことが見えやすかったりします。
一度自分を振り返り、「自分のやりたいこと」を探すのではなく
「自分は5w2hのうち、どれを大切にしたいのか」
考えてみてください。
このように、自分が大切にしている軸さえ見つかれば、
就活の仕方や、キャリアの描き方、ないしは、会社の方向性なども
とてもシンプルに決めていくことができます。
その辺はまた追って共有したいと思っています。
この辺はまた深堀して共有しますね。