企画をゴリ押すスタイル。
ALIS でゴミ拾いが流行っているようだ。
重い腰をあげてパスタを茹でる塩を買いに行った帰りにペットボトルを拾った。
ゴミ箱が見当たらなかったので持って帰ってきた。
僕は本来こういうことをするタイプではない。
何故なら、僕と社会とは物心ついた時から敵対関係を続けている。社会は僕に対し常に、排除か搾取の2択を迫ってくる、それ以外の選択肢をもらったことは無い。
なので社会に対して何か返そうなどと思ったことはなく、むしろ返して欲しいと思っているくらいである。悪い方の意味で、借りを返してやる、と思ったことはある。
ところが最近、人から恩義を受けてばかりなのである、慈の心というやつだ、悲の心かもしれないが、そっちだとちょっと僕が悲しい存在になってしまうので、慈の心だと思っておく。
ともあれ、そういったものを受け取ってばかりなのである。
以前からわかっていたことではあるが、社会は変わらず敵だとしても、社会を構成する一人一人は別に僕の敵ではないのだ。もちろん敵になる人もいるが、それと同じくらい応援してくれたり味方になってくれたりする人がいるのである。
そんなことを改めて感じていた矢先、ALISでゴミ拾いブームの兆しである。
共感したとか、社会のために環境を守ろうとか、そんなことを言うつもりはない、
始めに言ったが、僕はそういうタイプの人間ではない。
だが、最近僕のところに廻って来ている、人から発せられる何て言えばいいかよくわからない何か良いものを、少しは他へ廻さないと僕のところで流れが澱んでしまう。
だからといって何が出来るわけでもないのだが、とりあえずは小さいペットボトルを1つ拾うくらいでも良いだろう。これで少しでも僕のところに廻って来たものが他の誰かのところにも廻って行くなら良いなと思う。
何かこの終わり方は違うな、
そんで誰かのところに廻って行ったものが結局10倍になって僕のところに戻ってきたら良い、ワンチャン100倍1000倍あるんじゃね、と思ってやってしまった、反省している、後悔はしていない。
おしまい