勇者として使命に目覚めた、見よ、我が力

どうも、ご無沙汰しております、勇者です。

タイトルでイキりにイキり散らかしているが、それには訳がある。先日のことになるが、わたくし、遂に勇者として、その使命に目覚めるに至ったのである。

一体どういうことなのかと言えば、数日前に気付いてしまったのだ、勇者としての責務（イベント）を果たさなければ（消化しなければ）ならない、それも数日（イベント期間）以内に。でないと勇者として責務を果たすことによって得られるもの（イベント報酬）が得られなくなってしまうのだ、これは一大事である、そんなことはあってはならない、勇者としての使命感（ゲーマー魂）が許さない。

全ての責務（イベント）を果たす（消化する）ためには上級の竜王を倒さなければならないのだが、こいつがレベル33ないと倒せないとか言ってやがる、こちとらレベル18だ、全く足りていない。だがそんなことで諦めるような者は勇者ではない。

使命に燃え上がった僕は猛烈に冒険した、雨の中、冷たい風の中、冒険を重ねた、その結果、太もも、脹脛、膝が痛い、さらには腹筋と腰もやられている、勇者は体が弱いのである、風邪をひかなかっただけ良いと思わねばなるまい。

そんな冒険の日々（３、４日）の末、ついに、

上級竜王撃破、正直弱かった、いや、悪いな、僕が強くなりすぎてしまったようだ。

というのも、装備品をめちゃくちゃ集めたのだ。

報酬を全てガチャにぶっこんで行くスタイル、

そして☆５を引いていくーーー！

さらに引いていくーーーーー！

単発でも引くーーーー！

装備が煌いていくーーーーーーーー！

ということで、だいぶ強くなったのだ。盾が全く出ないのが謎だが、武器が出てくれれば盾なんて要らない、殴ればええんじゃ、やられる前にやったればええんじゃ！

それにしても☆５装備の強さは伊達じゃない。

名刀斬鉄丸とゴシックパラソルで交互にボコられて竜王涙目。

僕だ、いや、カッコいい、申し訳ない。つるぎの舞でモンスターを切り刻む姿は惚れるしかない。ラダトームの剣を持っていた時はパーティーで一番役立たずでどうしようかと思っていたのだが、今では一番ダメージが出せるのは僕だ。

アカメーくん、全くお揃いの上下である。おそらく僕がカッコいいから真似したのだろう仕方のない奴だ。槍を持っているが槍はファッションである、彼は基本まわし蹴りしかしない。たまに槍を持っていたことを思い出すのか五月雨突きを出す。

ドロシーさん、王宮魔術師のローブ上下に白い盾と白い帽子、遊び心のゴシックパラソル、トータルコーディネートが素晴らしい。マヒャド強すぎ、複数体への合計ダメージならドロシーさんが一番だ、むしろ圧倒的だ。

最後は、何だか変な装備のマゴットさん。上半身の鎧を着るの忘れて来ちゃった、みたいな恰好だ。武器も可愛いのにしたいのだが、癒やしの風が便利で外せない、マホトーンをくらっても回復が出来るのが強すぎる。

すっからかんなので当分ガチャは引けないが、次は是非マゴットさんの上着を引いてあげたい、上下が鎧になればマシだと思うんだけど。

さて最後に、我々、

レベル30になった、装備が良くなったことで強引に高レベルのモンスターと戦い経験値を稼いだ、今もレベル40のクエストで戦っている。

ところで竜王倒した後に解放されるサブクエスト、追憶の賢者とかいうやつ、何だあれは、レベル50とかふざけてるのか、後１日でそれは無理。まあ良い、もうこれは見なかったことにする。ともかくこれでしばらくは毎日夜中に何時間も冒険しなくても良くなるだろう、本当に体が痛い。

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