将来の夢は?とかどんなことを成し遂げたい?などの質問が多く聞かれる。これらは人生でどのようなことをしたいかということを聞くためであろう。しかし同時に、イノベーション人材を求め、その将来の夢などがイノベーションに繋がるかどうかが重要視されている風潮があるように思える。そして大きな夢を掲げる人たちを意識が高いと呼ぶことがある。
では過去のイノベーションはどのような人が起こしてきたのか。すぐに思いつくのは、スティーブ・ジョブス、マークザッカーバーグなどの我々の生活に大きなイノベーションを与えてきた人たちであろう。
これが私の思うジレンマである。結果的にイノベーションを起こした人たちがイノベーションは大事だ、皆もイノベーションを求めろ!ということはあるがイノベーションを起こしてきた人たちはイノベーションを求めていたわけではないのではないか。彼らはただ単純に興味に突き動かされ目の前のものに全力でとりくんでいただけのように感じる。マークザッカーバーグの映画SocialNetworkという映画でも彼は社会を繋げたい!とおもって FaceBookを開発したわけではないのは明確だった。
私は将来の夢などよりこの質問を小学校の時から聞き続ける、もしくは自分に問い続ける方が重要なのではないかと感じる。そして多くの人が自分の好きなものに全力で取り組み始めた時にさまざまなイノベーションが生まれてくるのであろう。ジョブスやザッカーバーグのように全力で何に取り組んでいるかが大事なのではないか。
これらは最近感じ始めたことであり、絶対に断言できるというわけではない。しかし様々な自己啓発本などを読むうちにこのようなジレンマを感じ始めた。皆さまがどんな意見をこの記事から持つかきになるところです。