仮面ライダーBLACK第19話「息詰まる地獄の罠」を観た感想

冒頭、作戦を3回失敗し、ノミ怪人、トカゲ怪人、マンモス怪人を死なせたとしてマッドサイエンティストの黒松教授が3神官から処刑されようとしています。

場所は奥多摩の山中

黒松教授は磔にされています。

黒松教授「大神官様！大神官様！！お、お、お願いでございます！もう怪人になりたいなどと大それたことは申しませんからどうか、い、命だけはお助け下さい！大神官様〜！！」

必死に命乞いをする黒松教授

バラオム「見苦しいぞ黒松！貴様の役にも立たぬ研究のために二度ならず三度もゴルゴムの怪人達が仮面ライダーに倒されてしまったのだ！そのことをどう思う？」

黒松教授は何も言えません。

ダロム「死をもって詫びるのは当然であろう！」

黒松教授「後生でございます！どうかそれだけはご勘弁を！！」

ダロム「他のゴルゴムのメンバーへ見せしめとして生かしておくわけにはいかん！！」

黒松教授は何を言っても無駄と悟ります。

恐怖におののく黒松教授

3神官は念動力発動の構え！

（でもこの人達の念動力って人間1人殺せないショボいものですけど…）　

黒松教授「助けてくれ〜！！」

バラオムか破壊光線を黒松の足元に放って威嚇

黒松教授はチビリそうな感じです。

そこに登場したのが正義の味方ビルゲニア！！

高いところから「トゥー！」と仮面ライダーさながらに登場して黒松教授を縛っているチェーンをビルセイバーで切断！！

黒松教授を救出します。

ダロム「ビルゲニア！なんの真似だ？」

ビルゲニア「私に黒松の処分を任せてくれませんか？」

ダロム「どうするというのだ？」

ビルゲニア「それはまあ見てのお楽しみということで…」

ダロム「よかろう！」

簡単に引き下がるダロムです。

黒松教授「ビルゲニア様！ありがとうございます！！」

黒松教授はビルゲニアの足元に膝まづいています。

ビルゲニア「勘違いするな黒松！俺はただ貴様の顔をちょいと借りたかっただけだ！」

黒松教授はなんの事か分からない様子

ビルゲニアは黒松教授を軽く抱き寄せ（キモっ）、何やらエネルギー発動！！

何とビルゲニアが黒松教授と全く同じ姿になりました。

可哀想な本物の黒松教授はこれで敢え無く死亡！！

助かったと思った数秒後に死亡です！

まあ殺されると思って殺されたのではなく不意討ちで殺された感じだし、安楽死に近い死に方で良かったのかもしれません。

3神官はこれをずっと見ていました。

ビシュム「ビルゲニア！黒松に化けて何をするつもりですか？」

ビルゲニアが化けた黒松教授（以下黒松教授）「芝居とでも言っておきましょうかな…」

ビシュム「芝居？」

黒松教授「タイトルは仮面ライダーの最期というのは如何ですかな？」

ダロム「ほっほー！それは面白そうじゃな！！」

光太郎、杏子、克美はアイススケート場に来ています。

楽しそうに手をつないで滑っている3人

スポーツ万能の光太郎ですがスケートは苦手らしく克美と杏子に「頑張って！！」と言われる始末です。

光太郎「克美さん！僕、初めて滑るんだから！」

杏子「克美さん！もういいんじゃない？」

克美「そうね（笑）」

杏子.克美「1、2の3！！！」

杏子と克美は同時に手を離します。

これで光太郎は敢え無く転倒！！

「光太郎さん！」「大丈夫？」なんて馬鹿にしながら寄っていく杏子と克美もこれまた転倒！！

楽しそうです。

アイススケート場からの帰り

克美「スポーツ万能の光太郎さんもスケートだけは苦手だったみたいね！」

光太郎「そりゃあ生まれて初めて滑ったんだ！滑れなくて当たり前さ！」

杏子「あ〜負け惜しみ言ってる！」

光太郎「こいつ〜！！」

いちゃついてる3人

この3人の前にビルゲニアが化けた黒松教授が登場！！

ふらつきながら若い女の悲鳴を浴びて登場の黒松教授（何故悲鳴なのかは分かりません。黄色い声ではないのは確かです。）

光太郎「ゴルゴムのメンバーの黒松教授！！」

杏子も克美もゴルゴムのメンバーの一言に驚きのリアクション

転倒する黒松教授

立ち上がってふらつきながら歩く黒松教授に寄っていく光太郎

光太郎「黒松教授！」

黒松教授「おっ！南光太郎！助けてくれ！！ゴルゴムは卑劣な組織だということがやっと分かり逃げ出してきたんだがコウモリ怪人に追われてる！頼む！助けてくれ！」

光太郎にはコウモリ怪人が迫ってきているのが見えます。

光太郎「さあ！早く！」

黒松教授を助けようとする光太郎

木陰に隠れます。

コウモリ怪人は通過！

光太郎「よし！気付かれなかったみたいだな！」

しかし黒松教授は苦しんでいるようです。

光太郎「しっかりしろ！」

杏子「光太郎さん！お医者様へ見せた方がいいわ！」

光太郎「病院へ連れてゆこう！！克美さん！大至急タクシーを拾ってくれ！！」

しかし克美は光太郎の言うことを聞きません。

光太郎「どうしたんだ克美さん？」

克美「信彦さんを誘拐したゴルゴムのメンバーなのよ！助けるなんてできないわ！！」

黒松教授「あ、あ…信彦君は生きている…」

克美「えっ？」

この言葉に克美はタクシーを呼びます。

しかしこのタクシーが曰く付きのタクシーでどうもいつまで経っても目的地に到着しません。

光太郎も杏子も克美も不審に思っています。

光太郎「運転手さん！まだですか？」

運転手「もうすぐです！」

しかし全然病院のなさそうなところへやってきたタクシー

光太郎は運転手を怪しんでいます。

運転手は横目で光太郎をジロリ！

光太郎の心の声「おかしいぞ…コウモリ怪人の追跡もないのにさっきから怪しい気配がする…殺気のような…」

杏子「こんなところに病院があるのかしら？」

杏子はふとバックミラーを見ます。

するとバックミラーには運転手ではなく猿の化け物が映っていました。

杏子「キャー！！！」

光太郎は猿の化け物に飛び付き両者車から降ります。

光太郎「逃げろ！早く逃げろ！！」

杏子、克美に叫ぶ光太郎

光太郎はぶっ飛ばされます。

光太郎「早く逃げろ！！逃げるんだ！！」

変身するところを見られたら困るもんだから余計に逃げろに力が入る光太郎

なんと克美がタクシーを運転して逃走！！

タクシーが走り去ったので光太郎は安心してお馴染みのジャンプ変身！！

猿の化け物は動きが極めて素早く居所がわからなくなるBLACK

背中をバチンと叩く猿の化け物

BLACKは転倒して転がります。

猿の化け物は木に登っています。

「動きに惑わされるな！ライダーセンサーを使うんだ！」

BLACKはライダーセンサー発動！！

「そこだ！！！」

ここで飛びかかってくる猿の化け物の画面で初めてオニザル怪人の文字が出ます！！

BLACKはオニザル怪人にカウンターでパンチを決めます。

オニザル怪人はビビって逃走！！

光太郎は杏子と克美が黒松教授を入院させた病院にやってきます。

光太郎「黒松教授は？」

杏子「今、治療を終えて眠ってるわ！」

病室のドアを開けて中で眠っている黒松教授を確認する光太郎

光太郎「ここはもういい！帰っていいよ！！」

光太郎は杏子と克美を帰そうとします。

克美「信彦さんの消息を聞くまでは残るわ！」

光太郎「気持ちは分かるがいつゴルゴムが襲ってくるかもしれない…信彦のことは僕に任せて大人しく帰ってくれ！」

克美「でも！！」

光太郎「心配するな！さあ！！」

光太郎は無理やり2人を帰します。

黒松教授が入院しているのは307号室です。　

「黒松は信用できない…しかし信彦を助け出すには彼を利用するしか方法はない…」

夜も深まってきました。　

突然、病室のドアの隙間からガスが流れてきます。咳き込んで苦しむ光太郎

光太郎は気を失います。

気を失いながらも咳き込んでいる光太郎

黒松教授が病室から出てきます。

「フフフ！」

黒松教授はビルゲニアの正体を現します。

ビルゲニア「他愛もない！命は貰った！！」

ビルセイバーを抜いて光太郎にとどめを刺そうとするビルゲニア

しかしそこで看護師がやってきたので光太郎殺害を中止！！

看護師「どうしたんですか？」

ビルゲニアは黒松教授に姿を戻しました。

黒松教授「ああ…看護婦さん！いいところに来てくれました！物音で目が覚めたら彼が倒れていたんですよ！」

看護師「しっかりしてください！どうしたんですか？誰か！誰か来て〜！！気分でも悪いんですか？」

1人別の看護師がやって来ます。

看護師「先生を呼んできて！」　

看護師2「はい！」

看護師「黒松さんは病室に戻ってて下さい！」

黒松教授の心の声「運のいい奴め！」

黒松教授は病室に戻ります。

看護師は光太郎の脈をとっています。

光太郎は目を開きます。

光太郎の心の声「黒松は何を企んでいるんだ…これから一瞬も目を離すことはできない！」

ビルゲニアですが今度は医師を狙います。

医師を襲って峰打ちで気絶させてまたも顔を盗みます。

ということは黒松教授同様、襲われた医師は死亡でしょう。

ビルゲニアが化けた医師は光太郎が寝ている部屋にやってきました。

看護師に「ここはいい！ほかの患者の様子を見回ってきなさい。」と言って追い払います。

医師は看護師がいなくなるとビルセイバーを構えて光太郎を殺害しようとしますが躊躇します。

その理由が光太郎が意識を取り戻したから！！

一体、ビルゲニアは何がしたいんでしょう？

医師「気が付かれましたか？」

光太郎「どうしてここに？」

医師「疲れてたんでしょう。廊下で倒れられて…」

光太郎「そうですか…ありがとうございました！」

光太郎は病室から出ていきます。

光太郎の心の声「黒松の病室を確かめなければ…」

光太郎は黒松の病室である307号室へ行きます。

中へ入って布団をめくると黒松教授はいません。

顔をしかめる光太郎

しかし背後から光太郎の背中を叩く者が…

振り返ると黒松教授でした。

光太郎「黒松教授…もういいんですか？」

黒松教授「ここにいては病院に迷惑がかかる。一刻も早くゴルゴムの目の届かない国外へ脱出をしたいんだが護衛をしてくれるか？」

光太郎「信彦のことさえ話してくれれば…」

黒松教授「分かってる…その前に支度をするから私の家へ寄ってくれ！」

光太郎は思い切り疑いの眼差しを向けています。

黒松教授が乗るタクシーの後ろをバイクで走り黒松教授の自宅へやってきた光太郎

黒松教授はさっさと家の中へ

光太郎は木の枝に乗って様子を伺っているコウモリ怪人を発見します。

光太郎は急いで黒松教授の書斎へ向かいます。

光太郎「黒松教授！またコウモリ怪人が現れたぞ！」

黒松教授「大丈夫だ！地下室から下水道へ出られる秘密の抜け穴があるから！」

光太郎は黒松が大事そうに持っているカバンが目に留まります。

光太郎「なんですかそれは？」

黒松教授「私の遺伝子工学の研究にとってなくてはならない文献や材料が入ってる。これだけは死んでも置いていくわけにはいかないんだ！」

光太郎「分かりました！」

全く友好的なムードではない中黒松教授と光太郎は地下の下水道への秘密の抜け穴へ

黒松教授「さあ！早く」

光太郎は促されるままに先に行こうとしてから振り返ります。

黒松教授「どうしたんだね？」

光太郎「慣れたあなたが先の方がいいでしょう…」

思い切り疑っていますって顔をしている光太郎です。

黒松教授「分かった…じゃあすまんが君がこれを持っててくれたまえ！」

黒松教授はカバンを光太郎へ渡します。

張り詰める緊張感の中2人は地下の下水道を歩いて行きます。

光太郎「黒松教授！そろそろ信彦のことを話してくれてもいいだろう…」

黒松教授「彼はゴルゴムの神殿の地下牢の中に閉じ込められている。」

光太郎「改造手術されているのか？」

黒松教授「ゴルゴムのメンバーにはそこまでは知らされてはいない」

光太郎「それじゃあゴルゴムの神殿はどこにあるんだ？」

光太郎は苛ついて黒松教授の腕をつかんでいます。

黒松教授「それに関しては今、君が持っているそのかばんの中に詳しい地図が入っている…開けてみたまえ！」

光太郎はしゃがみこんでカバンを開けます。

すると開けてビックリ玉手箱ではなくとんでもない物騒な箱でした！！

猿のぬいぐるみが飛んできて光太郎の首に掴みかかります。

黒松教授はビルゲニアの正体を現します。

光太郎「貴様！！」

光太郎は怒ってぬいぐるみを払いのけます。

すると猿のぬいぐるみはオニザル怪人の正体を現しました。

ビルゲニア「とうとう罠にかかったな！！フン！！」

ビルセイバーで斬りかかるビルゲニア

オニザル怪人と光太郎の戦い！！

あっという間に舞台は地下から地上へ

ビルゲニアと離れて自分だけで戦うのは自殺行為なのにオニザル怪人自ら下水道の天井を突き破って光太郎を地上に連れていきます。

光太郎は人間体でもオニザル怪人相手に善戦！！

オニザル怪人を蹴り飛ばしたところで変身ポーズをとる光太郎

「変～身！！」

ＢＬＡＣＫに変身した光太郎は恒例のかっこつけたポーズ

オニザル怪人は「キャキャキャ！！」と猿らしいリアクション！

BLACKはいきなりオニザル怪人にキックを喰らわして倉庫の中にぶっ飛ばします。

しかし倉庫の中は隠れるところがいっぱいで墓穴を掘ったBLACK

BLACK「奴はどこだ？」

上から段ボールが沢山降ってきます！！

そしてオニザル怪人が飛び掛かってきました。

BLACKは多少苦戦しますがオニザル怪人の尻尾をつかんでジャイアントスイングでぶっ飛ばします。

そしてキングストーンフラッシュでエネルギーを蓄えてからのライダーパンチ＆ライダーキックのコンボが炸裂！！！

オニザル怪人はあっさり爆散！！

勝利の余韻に浸るBLACKですが、ここで今更ながらビルセイバーが飛んできます。

BLACKの肩に直撃するビルセイバー

さらに飛び回るビルセイバー

BLACKは必死に避けています。

ビルゲニアが姿を見せてBLACKを背後から締め上げます。

ビルゲニア「貴様に倒された怪人達の恨みを晴らしてやるわ！！」

BLACK「苦しい…なんという力だ…」

ビルゲニアの怪力で首を絞められてBLACK大ピンチ

ここでマシーンに頼るのがBLACKです。

非常事態らしく目が点滅しています。

BLACK「バトルホッパー！！」

また今回も無人で走るバイクの怪です。

しかも倉庫のシャッターは降りているのにシャッターを突き破った描写はなし！！

突き破らないと中へは来れないので突き破ったのでしょうが業者さん怒りますよ(笑)

盾でバトルホッパーの特攻を跳ね返すビルゲニア

バトルホッパーは倒れてボテッ！！

どう見ても何百キロも出ているバイクとは思えません。

BLACKの普通のパンチもビルゲニアは盾で跳ね返します。

BLACKはバトルホッパーに乗って特攻！！！

しかしジャンプしてかわしたビルゲニアに斬りつけられてしまいます。

BLACKは劣勢です。

「奴の弱点を探せ！！マルチアイ！！」

マルチアイを発動するBLACK

「奴の弱点はどこだ？どこなんだ？このままではやられてしまうぞ…」（ビルゲニアの弱点ですが頭が相当悪いと思います）

BLACKは倉庫から飛び出して外へ逃げます。

ビルゲニアはジャンプして斬りかかってきます。

ビルゲニア「トドメだ！！」

真剣白刃取りするBLACK

しかしビルゲニアの怪力の前に白刃取りしている手の力も弱まってきています。

BLACK「ダメだ…意識が朦朧としてきた…」

盾でこづくビルゲニアは余裕の表情

BLACK「このままでは…そうだ！！マシーンスクランブル！！」

また助けてくださいと言わんばかりにBLACKの目が点滅！！

まずはバトルホッパーが特攻！！

これを盾で受け止めるビルゲニア

片手でバトルホッパーの特攻を盾で受け止め、もう片方の手ではビルセイバーでBLACKを追い詰めているビルゲニアです。

ここに今度はロードセクターが特攻！！！

これはビルゲニアも予想外だったらしくもう少しで盛大に跳ねられてしまうところでした。

ジャンプしてかわし高いところへ飛び乗ったビルゲニア

ビルゲニア「仮面ライダー！！姑息な手を使いおって！！この次は必ず貴様を倒して見せるわ！！」

BLACK「何？」

ビルゲニアはヤバくなったので逃走！！

また「この次は」が出ました。

仕事ができない人間の先延ばし症候群です。

キャピトラ

黒松教授が変死体で発見されたという新聞記事を読んでいる光太郎

杏子「これでまたお兄ちゃんの行方を探る糸が切れてしまったわ…」

光太郎「信彦が生きていることが分かっただけでもよしとしなきゃ！！心配するな杏子ちゃん！信彦は僕が必ず救い出して見せるよ！！」

杏子「うん！！」

頼もしい光太郎に笑顔の杏子

克美も笑顔で頷いています

ナレーション

剣聖ビルゲニアの挑戦をかろうじて阻止した仮面ライダー！！だが新たなゴルゴムの魔の手はすぐそこまで迫ってきている！！負けるな南光太郎！！

頑張れ仮面ライダーBLACK！！

今回一番気になったのはビルゲニアのバカさ加減です。まずガスで光太郎が気絶しました。ビルセイバーでトドメを刺そうとしています。

看護師が来ました。その場の殺害を断念。

看護師ごと光太郎を殺すという選択肢はなかったのでしょうか？

医師に化けて光太郎にトドメを刺そうとして光太郎が気が付いたようなので殺害を断念。

悪の組織の大幹部的存在のくせに、普通の人間じゃあるまいし殺害現場を見られたら困るとかあり得ないです。

そして黒松教授に化けて、なんだか回りくどい作戦を立てたかと思えば、オニザル怪人を1人で戦わせる。

敗けるって分かってると思います。

それで最終的に1人でBLACKと戦うのであれば罠でもなんでもないです。

それなら黒松教授に化ける必要もないし、最初からバイク走行中の光太郎に普通に不意打ちで襲い掛かるのと何ら変わらないです。

黒松教授はお気の毒でしたね。

命乞いするところの演技とか本当に上手いですね。