冒頭、ジェネラルハイツというハイテクマンションの見学をする杏子と克美
変な管理人のおじさんがプレゼンテーションをしています。
管理人「ご覧下さい。我が社が誇る21世紀のハイテクマンション!全室コンピュータで完全制御されております!それでは!」
管理人のおっさんが何やら腕に付けている輪っかのスイッチを押すとドアが開きました。
「へえ〜立派ね!」
「いいところね〜」
感心しているどこぞのおばさん達。
管理人「さあさあ!どうぞご覧下さい!」
おばさん「わあ〜間取りもいいし、ぴち(?ぴちとしか聞こえないです。)も使いやすそうね!」
管理人「皆さん!現代人に不足している物はなんでしょう?それは健康です!当マンションでは身体によいオゾンを空調機で作り出し、いながらにして森林浴の効果を!さらにこのリモコンを常時身につけていただければコンピュータが体温、脈拍、血圧を測定し、健康管理にも役立ちますし、睡眠時には特殊な磁気の働きでぐっすり眠ることもできます!皆様方も是非、当ジェネラルハイツに入っていただき、ヘルシーな未来生活を楽しんで下さい!ハハハハハ!」
キモすぎる笑い声を立てる管理人。怪しすぎます。
しかし見学を終えた杏子と克美はすっかりジェネラルハイツが気に入った様子。
杏子「あれこそ夢のマンションだわ!」
克美「うん!設備の割に家賃だって安いし、一度でいいからあんなところに住んでみたいわ!」
杏子「でも応募者が殺到してて抽選も凄く厳しいんですって!」
克美「本当?」
杏子「うーん!」
慌てて止めに入る杏子と克美
リョウ「嘘なんかついてない!」
そう言って立ち去る2人の子供達
杏子「大丈夫?怪我はない?」
リョウ「うん!」
克美「どうして喧嘩なんかしたの?」
杏子「お家どこ?」
リョウ「あそこ!」
リョウはジェネラルハイツを指差しました。
杏子「すごいな!僕!ジェネラルハイツに住んでるんだ…」
リョウ「僕、僕、嘘なんかついてないよ!!」
キャピトラ
杏子と克美はリョウをキャピトラに連れてきました。
光太郎「えっ?エレベーターの中で人が消えた?」
リョウ「うん…僕、星を見るのが好きで昨日の夜そっと抜け出して屋上に見に行ったんだ!それで見終わって部屋に戻ろうとしたら…」
回想シーン
リョウが天体望遠鏡を持って部屋に戻ろうとしたらマンションの住人達が何やら夢遊病のように放心状態で歩いています。
リョウ「ママ!どうしたの?ねえ!ママ!どこ行くの?」
リョウは母親に話しかけますが全く無反応の母親
リョウ「パパ!ねえ!パパ!」
しかし父親も無反応!
そしてエレベーターに乗り込む住人達
エレベーターは3階から地下一階まで行きました。
リョウは地下一階でエレベーターを待ちましたが開いたエレベーターの中はもぬけの殻!!
リョウ「僕、怖くて警察に電話しようと思ったんだ…でも急に物凄く眠くなってそのまま…」
リョウは崩れるように寝込んでしまいます。
リョウ「そして朝起きたらちゃんと布団の中にいてパパもママも昨日の夜はどこへも行ってないって言うんだ…」
光太郎「本当に夢を見たんじゃないんだね?」
リョウ「違うってば!本当に見たんだよ!信じて!!」
考え込む光太郎
ゴルゴムのアジト
3バカトリオがバカ笑いをしています。
バラオム「怪人達の育成のために生体エネルギーを吸い取られているとも知らず哀れなものだ…」
シャドームーン「人間達の生体エネルギーを得てやがて成長した怪人達がこの世を取って代わるのだ!」
夜になって光太郎、杏子、克美はジェネラルハイツにやってきました。
光太郎「二人はここで待ってるんだ…」
光太郎は杏子と克美に外で待機を指示!寒空の下で外で待たされるのもしんどいのに何故連れてきたんでしょうか?
光太郎はマンションに侵入するようです。
変身せずともマルチアイが使えるのか赤外線バリアーが張ってあるのを見抜く光太郎
横っ飛びで赤外線バリアーを通過!
光太郎「リョウ君…」
駐車場で小声でリョウを呼ぶ光太郎
リョウ「お兄ちゃん!こっち!」
リョウが顔を出しました。
光太郎「誰にも気づかれなかったかい?」
リョウ「うん!」
光太郎「じゃあまずエレベーターから調べよう!」
リョウ「オッケー!」
光太郎とリョウはエレベーターに乗り込みます。
丁度午前0時前!管理人のキモメンおじさんは管理人室に戻ってきました。
管理人「さあ!仕事だ!フッフッフ!今日も怪人達にうんと栄養を与えてもらうからな!」
管理人のおっさんは何やら機械の装置を動かしました。
すると何やらエレベーターのところの電気がチカチカしだしました。
リョウ「昨日と同じだよお兄ちゃん!」
何やらトランプに興じていた若者達ですがクーラーから変なガスが出てきて眠らされてしまいます。
そして1人だけ夢遊病状態で歩き始めました。
リョウの父親と母親も寝ていたのに起きて歩き始めました。
そしてエレベーターに乗り込む住人達
光太郎とリョウがやってきました。
リョウ「ママ!ねえ!どうしたの?」
光太郎「しっかりしてください!目を覚まして!!」
しかし全くの無反応の住人達
光太郎「一緒に乗ろう!」
リョウ「うん!」
光太郎とリョウもエレベーターに乗り込みます。
エレベーターの中でも光太郎は「しっかりしてください!」、リョウは「ママ!パパ!」って言ってますが反応なし!
そして1人が隠しボタンを押しました。
いつまで経ってもエレベーターは止まりません。
光太郎「おかしい…地下はとっくに過ぎてるのに…まだ止まらないのか…」
リョウ「怖いよ!お兄ちゃん!」
光太郎に抱きつくリョウ
そしてやっと止まったエレベーター!
降りる住人達
そこは地下の洞窟でした。
リョウ「ああ〜洞窟だ!」
驚くリョウ
洞窟を歩いて抜けると今度は楽園のような美しい景色が広がっています。
リョウ「ここは一体どこ?」
光太郎「地底だ!信じられない!地底に人工太陽を作り、巨大なコロニーを作り出したんだ…」
夢遊病状態でひたすら歩いてゆく住人達
リョウ「パパ!ママ!」
光太郎「待つんだ!」
周囲には監視カメラが沢山張り巡らされています。
光太郎「気付かれないように行くんだ…」
リョウ「うん…」
沢山の動物、鳥がいます。
猿やフラミンゴもいます。
光太郎「ここは地底牧場だ…」
管理人のおっさんが来たのでリョウを連れて慌てて木陰に隠れる光太郎
リョウ「管理人のおじさんだ…」
管理人「さあ〜今日もうんと栄養付けてやるぞ!早く立派な怪人に成長するんだ!フフフフ!」
いちいち笑い方がキモすぎる管理人です。
何やら元栓をひねる管理人のおっさん
すると生体エネルギーが放出され始めました。
それが動物達に!
管理人「ハーハ!!!エヘヘへ!」
管理人のおっさんはキモすぎるポーズと共にクワガタ怪人の正体を現しました。
リョウはクワガタ怪人に変身した管理人に驚愕の表情
光太郎「やはりゴルゴムか!あっ!あのガスは?」
光太郎は生体エネルギーが放たれている管を辿っていきます。
そして遂にマンションの住人達が生体エネルギーを吸い取られている部屋の前にやってきました。
リョウ「あっ!パパとママだ!」
光太郎「やっぱりそうか!動物達に与えていたあのガスは人間から吸い取った生体エネルギーだったんだ!なんてことを!!」
怒りに燃える光太郎
光太郎「よし!助けに行こう!」
リョウ「うん!」
しかしここでリョウがセンサーに感知されてしまいます。
警報がなり始めました。
光太郎「行くぞリョウ君!」
リョウを連れて逃げる光太郎
警報に気付いた3バカトリオ!
ダロム「うん!南光太郎!どうやってここへ?」
バラオム「えーい!引っ捕らえて始末しろ!」
逃げる光太郎とリョウに武装したジープが迫ってきました。
両方から挟み撃ちにされる光太郎とリョウ
ジープは何やら光線を放ちます。
避ける光太郎
ジープを運転していたアンドロイドが襲いかかってきました。
キックで撃退する光太郎
ここでコウモリ怪人が光太郎に体当たり!
そしてリョウを連れ去りました。
リョウ「助けて!お兄ちゃん!助けて!」
光太郎はジャンプ変身!!
ジャンプでコウモリ怪人に飛びつこうとするBLACKにジャンプして飛びかかるクワガタ怪人
BLACKとクワガタ怪人のバトル
BLACK目がけて放たれた巨大ミサイル!
BLACKは避けます。
しかし瓦礫に埋もれてしまったBLACK
クワガタ怪人はBLACKの死体の確認もせずにBLACKが瓦礫に埋もれただけで満足して立ち去ります。
クワガタ怪人が去るとすぐに瓦礫から出てきたBLACK
BLACK「こんなところで倒れてたまるか!リョウ君と皆を助けなければ!」
外に放置プレーされたままの杏子と克美は光太郎が帰ってこないことに焦りを感じています。
克美「遅いわ光太郎さん…何してるのかしら?」
杏子「私もう我慢できない!」
杏子はマンションに乗り込むことを決意!
克美「待って!杏子ちゃん!」
克美も杏子に続きます。
何故か2人は赤外線バリアーを通過したらしいです。
そして2人もエレベーターの前にやってきました。
克美「きっとこの中に秘密があるんだわ!」
エレベーターに乗り込む2人
そして2人も隠しボタンを押してしまい地下洞窟へ!
光太郎は敵のアジトへ潜入!
コウモリ怪人に連れ去られたリョウが倒れているのを発見します。
光太郎「リョウ君…リョウ君!しっかりしろ!」
意識を失っているリョウに声をかける光太郎
リョウを縛っているロープをほどきます。
その時目の前のドアが開きました。
目の前の部屋にはダロムとバラオムとクワガタ怪人がいました。
ダロム「フフフフ!」
バラオム「ハハハハハハハハ!」
バラオムは縛られたリョウを抱えています。
光太郎「リョウ君!!」
光太郎は不思議に思って目の前のリョウを見ます。
目の前のリョウはビシュムの変装でした。
ビシュムは光太郎の首根っこをつかみます。
ビシュム「まんまと罠にかかったわね!南光太郎!」
ビシュムは光太郎を放り投げます。
そしてクワガタ怪人が襲いかかります。
ビシュムとクワガタ怪人にはさまれる光太郎ですがクワガタ怪人を蹴り飛ばします。
変身した後はお決まりの仮面ライダーBLACKのポーズ!
ビシュムの破壊光線をまともに受けるBLACK
ここでレッグトリガーの音がしてシャドームーンが登場しました。
BLACK「シャドームーン…」
シャドームーン「仮面ライダーBLACK!我がゴルゴムの怪人牧場は気に入ったか?人間達はここで家畜となり、地球上の動物達全てが人間の生体エネルギーを得て怪人となる…」
BLACK「貴様!!人間の命を何だと思ってるんだ?」
シャドームーン「ハッハッハッハ!仮面ライダー…いやBLACKSUN!私と戦いキングストーンを渡すのだ!!」
サタンサーベルを構えるシャドームーン
BLACK「やめろ信彦!僕はお前とは戦いたくない!」
サタンサーベルをBLACKに突きつけるシャドームーン
BLACK「やめろ信彦!」
シャドームーンはサタンサーベルからビームを発射!
まともに受けたBLACK
シャドームーン「戦え仮面ライダー!子供の命がどうなってもいいのか!!」
バラオムが牙をリョウに突きつけます。
リョウ「仮面ライダー助けて!」
BLACK「リョウ君!」
シャドームーンはBLACKに向かってきます。
BLACK「やめろ信彦!」
しかしシャドームーンがサタンサーベルを振りかざした瞬間警報が鳴ります。
モニターには杏子と克美の姿が映っていました。
シャドームーンや3バカはモニターに気を取られています。
BLACK「リョウ君!!トウア!!」
すきをついてBLACKはバラオムに蹴りを入れてリョウを奪い返します。
バラオムが癇癪を起こして破壊光線を放つとこれが何やら装置に命中!!
BLACKはリョウを連れてアジトから脱出!
「何だ!ここは?」
住人達は全く分かっていないようで騒いでいます。
ここに杏子と克美がやってきました。
杏子「皆!!早く逃げて!!」
克美「早く逃げて下さい!!早く!」
杏子と克美は住人達を誘導します。
そして生体エネルギーを吸い取っていた装置を破壊する2人
住人達を導いて逃げてきた杏子、克美、そしてリョウを連れて逃げてきたBLACKが合流しました。
克美「仮面ライダー!」
BLACK「皆!大丈夫か?」
克美「うん!」
リョウの父親.母親「リョウ!」
リョウ「パパ!ママ!!」
BLACK「さあ!早くエレベーターに乗って逃げるんだ!!」
杏子.克美「はい!」
杏子と克美は住人達をまた誘導します。
ここで3バカトリオ登場!
バラオムは破壊光線を放ちますが、杏子、克美、住人達を威嚇するだけで当たりません。
これは酷いです。
BLACK「さあ!早く!」
クワガタ怪人がBLACKに飛びかかります。
BLACK「さあ!早く!!」
杏子、克美は住人達をエレベーターに誘導します。
ビシュムの破壊光線がクワガタ怪人と戦っているBLACKの背中に命中!
住人達はパニック状態です。
一度に全員は乗れません。
シャドームーン「仮面ライダー…基地もろとも地底の藻屑と消えるがいい!」
突然、物凄い地鳴りがし始めます。
BLACK「この地鳴りは?」
ダロム「シャドームーン様が自爆装置を作動させたのだ!」
バラオム「基地と一緒に貴様も吹っ飛ぶんだ!クワガタ怪人やれっ!」
クワガタ怪人「クワッキャキャッ!!」
大爆発する地底牧場
杏子、克美達はギリギリでエレベーターに乗り込みます。
クワガタ怪人とBLACKのバトル中周りでは大爆発が起きています。
BLACKはクワガタ怪人の大事な角をチョップで切断!!
切断した角はいつものように放り投げています。
死亡フラグが立ったクワガタ怪人
ジェネラルハイツに戻ってきた住人達
リョウ、リョウの父親、母親は無事に戻ってこれたことで安堵しています。
杏子と克美は光太郎が戻ってこないことが気になる様子
エレベーターが来ないかじっと見つめている2人
リョウ「お兄ちゃんは?お兄ちゃんはどうしたの?」
ここで光太郎を乗せたエレベーターが到着しました。
ドアが開いて光太郎が出てきます。
克美「光太郎さん!」
杏子「光太郎さん!大丈夫?」
杏子と克美は光太郎に駆け寄ります。
笑顔の光太郎
リョウ「お兄ちゃん助かったんだね!良かった…地底の国はどうなったの?」
光太郎「大爆発を起こして消えてしまったよ…君おかげで大勢の人達が助かったんだ…」
リョウ「ヘヘ!」
リョウの父親「リョウ…偉かったな!」
リョウの母親「リョウ!ありがとう!」
住人達もリョウにお礼を言ってます。
光太郎の心の声「しかし僕はいつか信彦と…いやシャドームーンと戦わなくてはならないんだ…いつかは…」
深刻な表情をする光太郎に気付いた杏子と克美
杏子「光太郎さん?」
光太郎は必死に明るく装います。
ナレーション
仮面ライダーの活躍でゴルゴムの怪人牧場は自爆し、その餌食となっていた人々は解放された!だが既に次なる作戦を考えているに違いない!苦しみを乗り越えろ南光太郎!戦え仮面ライダーBLACK!!
これで仮面ライダーBLACKはもう終盤になりました。クワガタ怪人が倒された後はもう一般怪人の話はありません。大怪人、シャドームーンとの戦いが残っているだけです。一般怪人で残っているのはトゲウオ怪人、クジラ怪人、そしてしぶとすぎるコウモリ怪人の3体です。あとはトゲウオ怪人に処刑された脱走怪人の皆さんがいますが…
クワガタ怪人の人間体はかなり変なおじさんでした。コメディアンですね。
3バカの皆さんですがマンションの住人達をバラオムが破壊光線で威嚇しただけで簡単に逃がしてしまう、これでいいんでしょうか?
ゴルゴムの敗因はやる気のなさ、これに尽きると思います。
BLACKが瓦礫に埋もれたら遺体確認もせずにあっさり立ち去るクワガタ怪人もまずいです。