冒頭、杏子と克美が2人でいます。
杏子「ねえ克美さん!クレープ食べに行かない?私、もうお腹ペッコペコ!」
克美「行こう!」
2人は部活帰りのようです。
杏子はテニスラケットを持っています。
克美「何食べるの?」
杏子「えっとね、チョコクレープとバナナクレープかな…」
楽しそうな2人
そこにイカれた暴走族のお兄さん達が登場!
「へい!彼女!!ヒュー!!なっかなっか可愛いじゃん!!海でも行かない?」
どうやらナンパしたいらしいです。
杏子と克美はヤバい連中に会ったと顔をこわばらせて急ぎ足で立ち去ろうとします。
しかし暴走族はしつこいです。
「俺達を舐めるなよ!コラ!」
克美「何のマネ?」
「一緒にドライブしようぜ!」
「やめてください!」
杏子をつかんだお兄さんの手を払いのける克美
「おい!ちょっと待て!」
「はい!こちらへどうぞ!」
ラケットで杏子は族の頭を殴りますが非力すぎる杏子では族は撃退できません。
2人とも車へ乗せられそうになります。
しかしここで正義の味方登場!!
族の1人に殴りかかります。
「何すんだよ!!」
「何だテメエは!!」
「やんのか!テメエ!!」
この正義の味方のお兄さんはなかなか強いですが流石に4人相手では分が悪いようです。
テニスラケットを振り回して対抗する正義の味方のお兄さん
しかしそこに本物の正義のヒーロー南光太郎登場!!
「やめろ!!!」
ここからちょっとしたバトルが続きますが、改造人間の南光太郎が本気を出したら大変なことになります。
正義の味方のお兄さんも光太郎の乱入に力を得て暴走族相手に優勢!!
「覚えてろ!!」
暴走族は車で逃げさります。
「待て!!!」
正義の味方のお兄さんは暴走族を逃がすまいと必死に追います。
光太郎はお兄さんを捕まえます。
「離せ!!」
「あんな社会のダニ共はもっと痛めつけた方がいいんだ!!」
正義の味方のお兄さんはものすごい剣幕です。
「なんて恐ろしい目をしているんだ!」
光太郎はその目に衝撃を受けます。
杏子と克美がお兄さんに寄ってきてお礼を言います。
克美「ありがとうございました!」
杏子「どうも!」
頭を下げる2人
お兄さんは何も言わずに立ち去りました。
その様子を近くに止めてある車から見ていたのは大宮コンツェルンの会長大宮幸一と何やら怪しすぎる側近の男です。
大宮会長は自分の車の後ろに停車している車を運転している側近の男に合図をします。
側近の男はサングラスをかけて車を発進します。
克美は落とし物に気付きます。
克美「あら?ねえ!これ!今の人のじゃない?」
それは免許証でした。森田良雄という名前ですが写真はさっきのお兄さんです。
光太郎達は森田良雄の家まで免許証を届けます。
良雄はまだ帰ってきておらず妹がいました。
中に招き入れられる光太郎達
妹「わざわざ届けていただいてありがとうございます!あいにく兄は留守なんですけど…」
お茶を出す妹
光太郎「あっ、どうも!」
光太郎は仏壇の写真を見ています。
光太郎「あの、失礼ですがあの写真はご両親の?」
妹「ええ…父は10年前にバスに割り込んだ人を注意しただけなのに突き飛ばされて、それが元で…」
杏子「亡くなられたの?」
頷く妹
妹「女手1つで育ててくれた母も去年横断歩道を渡っている最中に…信号無視の暴走族に跳ねられて…死にました…」
光太郎「それであんなに暴走族を憎んでいたのか…」
その頃、森田良雄は大宮会長の側近に招かれて大宮会長の豪邸に来ていました。
大宮会長「森田君と言ったね?よく来てくれました…さあかけなさい!」
椅子に腰掛ける良雄
大宮会長「紹介しよう!青山君と中山君だ!」
2人の男を紹介される良雄
大宮会長「この2人も君と同じようにね、親類や肉親をさ、不良やチンピラに殺されてるんだよ!」
驚く良雄
大宮会長「ねえ君達!!今こそ立ち上がろうじゃないか!君達が味わった悲しみを二度と繰り返さないために!悪人のいない世の中にしようじゃないか!」
極悪人の大宮会長がこの発言!!ちょっと芝居がかって泣きそうな声まで使ってます。
大宮会長「ではゴルゴムに乾杯じゃ!」
良雄「ゴルゴムって何ですか?」
まあ当たり前の疑問です。
大宮会長「我々が理想とする世界じゃ!とにかく乾杯だ!乾杯!」
皆で乾杯をします。良雄も乾杯!!
一気に出された飲み物を飲み干す良雄
ニヤける大宮会長がキモいことこの上ないです。
そして良雄達3人は大宮会長の側近に連れられて豪邸の外へ
ドアを側近が開けるとそこには綺麗な花が咲いており、子供達が楽しそうにはしゃいでいます。
大宮会長「これがゴルゴムの世界だ!ここには悪人は一人もいない!争いもない!今の退廃した社会を我々の手でこのような理想郷に変えようではないか!!」
良雄達3人はドアの外に出て理想郷の子供達と手を繋いでダンスしています。
その様子を見てニヤける大宮会長と側近
大宮会長達には理想郷は見えておらず良雄達3人は夜の暗闇を3人だけでダンスしています。
どうやら出された飲み物はただのアルコールではなかったらしいです。幻覚を見せる作用があるようです。
大宮会長の顔が赤くライトに照らされてキモすぎます。
ゴルゴムのアジト
ビシュム「オホホホホ!バッタワインの効果は格別のようですわね!」
どうやら3人が飲まされたのはバッタワインらしいです。
バッタを入れたワイン!想像しただけでも不味そうです…
大宮会長「はっ!これで奴らはゴルゴムの下僕となり、くだらぬ文明に溺れ、退廃しきった人間共を残らず粛清する恐るべき暗殺者集団になることでしょう!」
バラオム「しかし、お前は既に仮面ライダーに勘付かれてるぞ!」
大宮会長「はっ?」
バラオム「森田とかいう奴の家に既に仮面ライダーは行っている!」
大宮会長「何ですって?」
大宮会長ですが滑舌がかなり悪いのでセリフが聞き取りにくいです(笑)
ダロム「まあよい!憎しみの心を持った人間を利用し、人間同士を戦わせる裏からの作戦も面白い!そんな奴らを仮面ライダーに立ち向かわさせられれば一石二鳥!目覚めよ!サイ怪人!!」
ダロムの目が赤く光りました。
するとサイ怪人が目覚めました。
このサイ怪人は鼻息が荒すぎてヤバいです(笑)
さて良雄達は世直し暴走族退治に出動!!
トラックにイタズラしてる暴走族を退治することに!
大宮会長の側近「よし!行ってこい!!」
良雄達は手にメリケンサックを付けて完全武装!
暴走族達は簡単にボコられて「勘弁してくれ!!」と泣きを入れてます。
良雄「もう人の迷惑になるようなことはしないか?」
「しねえ!!」
「許して下さい!」
土下座して謝る暴走族達
ダサいですね…
大宮会長の側近はニヤリとニヤけています。
良雄達はまた大宮会長の側近の運転する車に乗って立ち去りました。
「あいつら!!おい!俺はダチを集めてくる!おまえ達は車の後を追え!!」
総長らしきお兄さんはまだ懲りないようです。
車に乗り込む暴走族!!(大体暴走族なら単車でしょうに…)
そこにサイ怪人が出現!!
暴走族の総長の悲鳴が響きます!!
翌日の新聞に暴走族四人殺害されるという記事が載りました。
克美「この人達この間の暴走族じゃない?」
光太郎と杏子も新聞記事を見てビックリ!!
光太郎は良雄の言葉を思い出します。
「あんな社会のダニ共はもっと痛めつけた方がいいんだ!!」
光太郎はキャピトラを飛び出します。
杏子「あっ、光太郎さん!コーヒーどうするのよ!」
光太郎は良雄達が暴走族を成敗しているところを早速発見!!
「やめてくれ〜!!」
橋の下で泣きを入れている暴走族に鉄パイプで殴りかかる良雄達
光太郎「やめろ!何やってんだ!!」
良雄の顔を見て驚く光太郎
良雄「マズい!逃げろ!」
側近「早く逃げろ!」
光太郎「おい待て!!」
大宮会長の側近の運転する車に乗り込み逃げる良雄達
光太郎はバイクで追跡!!
車はどこかの地下の駐車場に逃げ込みました。
バイクから降りた光太郎!
すると側近の車が光太郎に突進します。
光太郎はボンネットに飛び乗ってます。
側近「こいつはゴルゴムのユートピアを破壊しようとする悪人だ!やっつけろ!」
車が止まるとボンネットから転落する光太郎
良雄達3人は鉄パイプを持って車から降ります。
側近「ゴルゴムの敵だ!やれ!!」
光太郎「やめろ!君達は騙されている!」
鉄パイプで殴りかかる良雄
光太郎「ゴルゴムこそ人類の文明を破壊する悪の結社だ!」
良雄「うるさい!!ガキ共を粛清して何が悪い?」(滑舌悪すぎ聞き取れません。)
光太郎「だからと言って殺すことはない!!!(ここも聞き取りにくいです。)」
良雄「俺達はそこまではしていない!!殺してはいない!!」
光太郎「何だって!」
良雄をぶっ飛ばす光太郎
その時背後の壁を突き破ってサイ怪人が登場!!
怪人登場の際のいつもの怪奇音楽が流れます。
これには怪人を見慣れている光太郎よりも見慣れてない良雄達がビックリ!!
光太郎をぶっ飛ばすサイ怪人
側近「怯えることはない!サイ怪人様は我々の味方だ!さあやれ!やるんだ!」
3人がかりで光太郎に鉄パイプで殴りかかる良雄達
光太郎はちょっとだけ熱くなって良雄をぶっ飛ばします。(光太郎にぶっ飛ばされて良雄は死なないんでしょうか?)
サイ怪人にぶっ飛ばされた光太郎は仮面ライダーBLACKに変身ポーズなしで変身!!
側近の車がBLACKに突っ込みますが、車で仮面ライダーを轢き殺せるわけがありません。
簡単にジャンプでかわして「バトルホッパー!!」を召喚するBLACK
サイ怪人は3バカの1人をBLACKに向けてぶっ飛ばします。
BLACKは飛ばされた3バカの1人を受け止めます。
そこに突進したサイ怪人!
バトルホッパーが攻撃をまともに受けて損傷しました。
BLACK「バトルホッパー!!」
パワフルなサイ怪人はBLACKに対して優勢!
倒れているBLACKに突進するサイ怪人
そこにBLACKを庇うバトルホッパーが間に入ります。
バトルホッパーは本格的にヤバいことになります。
BLACKは更にはぶっ飛ばされたところに駐車場の柱やらいろんなものが崩れてきて埋もれてしまいます。
BLACKが埋もれたところにボロボロのバトルホッパーがやってきました!
BLACKは瓦礫の下からどうにか出てきます。
バトルホッパーを自分のアジトへ連れて帰る光太郎!
ボロボロになったバトルホッパーを見て悲しむ光太郎
光太郎「バトルホッパー…あの時お前が身を犠牲にして守ってくれなかったら僕は死んでいただろう…こんな深手を負いながらすまなかったな…バトルホッパー…どうすればお前の怪我を治すことができるんだ…」
ナレーション
新しい世紀王のためにゴルゴムの科学の粋を集めて作られたバトルホッパーはマシーンであると同時に生命体でもある。
なんとバトルホッパーが自らの自己回復能力を発揮し始めました。
光太郎「バトルホッパー…これは…」
バトルホッパーは故障箇所が治っていきます。
光太郎「そうか…お前には自己再生能力があったのか…」
バトルホッパーは見る見る内に元通りになりました。
光太郎「良かったな!バトルホッパー!」
バトルホッパーに頬ずりする光太郎がとてもキモいです。
大宮会長の豪邸で与えられた寝室で寝ている良雄達
良雄は光太郎の言葉が胸に突き刺さっています。
「君達は騙されている!ゴルゴムこそ人類の文明を破壊する悪の結社だ!」
良雄は脱走を試みます。
「俺達はゴルゴムに利用されているだけだ!」
外に出ると監視の連中が懐中電灯を持ってうろついています。
監視が近付いてくると柱の陰に隠れる良雄
そして這って止めてある車に近付き乗り込む良雄
監視のお兄ちゃんが車に乗り込んだ良雄に懐中電灯を向けます。
「誰だ?」
良雄は構わずにお兄ちゃんに突っ込んで車を発射!!
お兄ちゃんはボンネットに乗っています。
「森田が逃げたぞ!!!」
お兄ちゃんはボンネットから滑り落ちます。
他の監視達も良雄が突っ込んでいくと避けます。
大宮会長の豪邸の門を破壊して出ていく車
しかしサイ怪人が待ち構えていました。
サイ怪人に車で思いきり突進する良雄
しかし怪力のサイ怪人は軽く車を受け止めて逆に押されます。
そしてサイ怪人は車をひっくり返します。
良雄は逆さまになった車の中で身動きが取れません。
そこに光太郎がバイクで登場!!
光太郎は良雄を見つけて車から救出します。
光太郎「おい!大丈夫か?」
光太郎か救出した途端に大爆発する車
かなり都合良すぎです。良雄は殺してはならないメインキャラということでしょうか。
光太郎「おい!しっかりしろ!」
良雄「ゴルゴムはやはり悪の結社だ…青山君や中山君を救い出して下さい!」
光太郎「喋らない方がいい!すぐ救急車を呼んでくる!」
光太郎が救急車を呼ぼうと立ち上がった瞬間、大宮会長の声が響いてきます。
「南光太郎よ!夜明けに本牧埠頭に来い!さもないと後の2人の命はないぞ!」
光太郎は険しい表情
夜明けに本牧埠頭に向かう光太郎
ヘルメットを脱いでバイクから降ります。
突然サイ怪人が登場!!
青山君と中山君を放り投げるサイ怪人
光太郎は2人をダイビングキャッチ!!!
というかキャッチできてません。
光太郎が受け止めてから地面に光太郎と一緒に倒れてますが、これでも衝撃緩和にはなったのでしょうか?
サイ怪人はものすごい勢いで突進してきます。
光太郎「危ない!逃げるんだ!」
2人を逃がす光太郎
サイ怪人の突進をまともに受けた光太郎は壁を突き破ってどこぞの倉庫の中へ飛んでいきました。サイ怪人は倉庫の中へ突進!
光太郎に避けられて角が気の箱に刺さります。
鼻息が荒いサイ怪人は興奮しすぎです。
光太郎はここで仮面ライダーBLACKに変身!!
光太郎「変〜身!!!」
変身後は相変わらずカッコつけたポーズを取るBLACK
サイ怪人の鼻息がより一層激しくなりました。
突進する前に足鳴らしまでするサイ怪人
BLACKはサイ怪人の鼻息に圧倒されています…
「あの角を狙うんだ…」
BLACKはサイ怪人の角を攻撃しようと狙いを定めます。
BLACKはジャンプしてから「ライダーチョップ!!!」
サイ怪人の角が折れてしまいました。
しかし角を折られても怯まないサイ怪人
高いところに乗ったBLACKを突進による衝撃で転落させます。
また鉄が沢山降ってきて埋もれてしまうBLACK
しかしこれをBLACKはパワーで軽く飛ばして立ち上がります。
ここで呼んでもないのに走ってくるバトルホッパー
ご主人様のピンチに自発的に出動とはなかなか優秀です。
BLACKを踏みつけていたぶって虐めているサイ怪人を跳ねるバトルホッパー
BLACKはサイ怪人が怯んだところでバトルホッパーに乗り再度跳ねます。
そして倒れているサイ怪人を敷くバトルホッパー!!!
これは屈強なサイ怪人も流石にたまりません。
弱っているサイ怪人にBLACKは「ライダーキック!!」
サイ怪人は爆散!!
勝利したBLACKは「バトルホッパー!」と相棒に呼びかけます。
良雄の退院の日です。
光太郎や青山君、中山君が来ています。
良雄「あなたのおかげで道を間違えずに人間でいられました。ありがとうございました!」
光太郎に握手を求める良雄
「本当にありがとう!」
「ありがとうございました!」
青山君、中山君の2人も光太郎にお礼を言って頭を下げます。
光太郎「じゃあお大事に!!」
光太郎は立ち去ります。
「サヨナラ!」
バイクで走り去ろうとする光太郎に良雄の妹が手を振ります。
光太郎は笑顔で手を振ります。
何故か光太郎と一緒に帰らない杏子
ナレーション
強力なバトルホッパーの助けを得て仮面ライダーはゴルゴムの野望を打ち崩した!南光太郎よ!仮面ライダーよ!悪魔のゴルゴムから僕らの自由を守ってくれ!
光太郎とバトルホッパーの友情に焦点を当てた第7話でしたね。
仮面ライダーはBLACKで10人目ですがBLACKほどマシーンに愛情を持っているライダーはいませんでした。
まあ他のライダーのマシーンはバトルホッパーみたいに感情を持った生体メカではないからでしょう。
今回は大宮会長が指揮をとった作戦でしたが、かなり胡散臭い爺さんです。
そして暴走族の皆さんはお気の毒でした。