トリニティフォームでクロウロードを倒したアギト!
沢木哲也は翔一の姉である雪菜の手を離した瞬間を思い出しています。
そして関谷真澄はガスを充満させた状態で部屋を出て涼を殺害しようと試みます。
しかしそこに帰ってきた相良克彦!!
慌てて窓を開けます!!!
克彦「お前どういうつもりだよ!おい、真澄!!」
真澄「私達皆、死ぬのよ!この男のせいで!」
克彦「その男はな!俺たちのこと助けてくれたんだぞ!忘れたのか?」
真澄「信用できるもんですか!あの姿を見たでしょ!この男は化け物よ!生かしておくべきじゃない!」
克彦「それは俺たちが決めることじゃないだろ!第一こんな勝手なことして木野さんが知ったらただで済むと思うのか?」
真澄「木野さん何か言ってた?」
克彦「いや結局会えずじまいだ!また昨日の奴に襲われた!」
真澄「もう駄目よ私達!」
克彦「とにかくもう二度と勝手なことするな!わかったな!」
真魚が庭の野菜に水を巻いていると翔一が帰ってきます。
真魚「じゃあやっぱり思い出したんだ…過去のこと…」
翔一「うん…」
真魚「それで今まで何してたの?」
翔一「姉さんの恋人だった人に会いに行ってたんだけど…」
真魚「翔一君…お姉さんいるんだ…どんな人?」
翔一「明るい人だったよ…明るくて優しい人だった…」
真魚「だった…?」
翔一「ほら毎日のように同じ夢に出てくる女の人がいるって言ってたじゃない…あれ姉さんだったんだよ…姉さんが死ぬかな少し前、一緒にドライブに行ったことがあってさ…その時のこと夢に見てたんだよ…」
真魚「仲良かったんだ…」
翔一「うん…高校卒業して調理師学校に入った時も授業料姉さんが払ってくれて…好きなことやれって…いつも俺のこと応援してくれてさ…だからどうしても信じられないんだよ…あの姉さんが自殺したなんて!!」
真魚「自殺?」
翔一「警察はそうじゃないかって…でも俺は違うと思うんだ!姉さんのことは俺が一番よく知ってる!きっと何かあったんだよ!」
真魚「それを調べるために会いに行ったんだ…お姉さんの恋人だった人に…」
翔一「うん…」
真魚「それでどうだった?」
翔一「結局、会えなくてさ!俺、これからまたその人のところに行こうと思うんだけど!」
真魚「これから?」
翔一「俺が記憶をなくした時もその人に会いにいく途中だったんだ!」
真魚「でも何があったの?どうして記憶をなくしたわけ?」
翔一「そこのところがまだ思い出せなくて…フェリーボートに乗ったまでは覚えてるんだけど…」
真魚「じゃあフェリーの中で何かあったってわけ?」
翔一「うん…多分…」
真魚「ねえ…翔一君…どんな人なの?お姉さんの恋人だった人って?」
翔一「分からない…俺、初めて会うからさ…」
真魚「どうしても会わなくちゃいけない?その人に?」
翔一「うん…」
真魚「ねえ…お願いがあるんだけど…」
翔一「何よ…」
真魚「もうすぐ友達と海に遊びに行くんだけどその時のお弁当、翔一君作ってくれないかな?」
翔一「うん…期待しててよ!凄いお弁当作っちゃうからさ!」
克彦はマンションの前で怪我をして泣いてた女の子の傷に手を当てて止血します。
お礼も言わずに立ち去る女の子
腹が立ったのか目の前にあった空き缶を超能力で破壊する克彦
克彦「これが…俺の力か…」
あんまり嬉しくなさそうです。
すると背後にクロウロードのコルウス.カルウスがいました。
克彦は逃げますがクロウロードにボコられます。
ボコられただけて死なないのは流石と言うべきか、クロウロードがショボいと言うべきか…
しかし克彦の流血した傷口は一瞬で自然治癒します。
超能力でクロウロードに廃材などを飛ばす克彦
クロウロードが怯んだそのすきに逃走
真澄の部屋に電話がかかってきます。
電話に出る真澄
翔一はまた沢木哲也に会いに行きます。
そして真澄は涼に花瓶を持って襲いかかります。
涼は幸いにも目覚めており、それに気付きます。
そこに克彦が帰ってきます。
克彦「何やってんだ!」
真澄「木野さんからの命令よ!さっき電話があったの!この男を始末しろって!篠原佐恵子さんも榊亜紀さんもこの男のせいで命を落とした!そういう判断よ!この男は私達に災いをもたらすって!」
克彦は止めますが真澄は涼に花瓶で殴りかかります。
涼が抵抗して真澄を突き飛ばします。
真澄は壁で頭を打って気を失ってしまいました。
そのすきに逃げる涼
克彦「真澄!!おい!真澄!!」
翔一は遂に本物の津上翔一である沢木哲也とご対面!!
翔一「やっと会えた…」
沢木「ああ…俺も君のことは何度となく聞かされたよ…俺も会いたいと思っていた…」
翔一「話してもらえませんか!姉さんのこと!」
沢木「何が聞きたい?」
翔一「信じられないんです…姉さんが自殺したってこと!」
沢木「君の気持ちは分かる…あれほど明るく前向きな人はいなかったからな…しかし…それが彼女の全てではなかったとしたら?例えば君は…彼女が普通の人にはない力…特別な力を持っていることを知っていたか?」
翔一「特別な力?」
涼はガスでやられており、ふらつきながら逃げています。
克彦が追ってきて特殊能力で涼を攻撃!!
いろんな物が涼に飛んできます。
そして突き刺さった物も…
涼「何故だ?何故、俺を…」
沢木は雪菜との出会いについて話します。
沢木「俺君の姉さんに初めて会ったのは尊敬する比較宗教学の教授に会うために上京した時だった…君の姉さんは彼の生徒だったが俺と会ったときには既に特別な力に目覚めていた…俺も教授も彼女の力に驚愕し、賛美したものだ…まさに人間の中に宿る神の力の発現のように思われてね…我々は様々な実験を行って彼女の力を検証した…彼女も嬉しそうだったよ…自分の力がいつか世の中のために役立つと信じて…」
逃げる涼をさらに追い詰める克彦
涼はギルスに変身!!
しかしすぐに変身解除されます。
が克彦が飛ばした鉄板を逆に克彦に飛ばし返す涼
涼はびっこを引きながら逃げます。
雨が降ってきました。
沢木は雪菜とのことを話し続けています。
沢木「やがて俺たちは愛し合うようになった…だがそう長い間ではなかったよ…俺たちが幸せだったのは…君の姉さんは自分の力を制御できないようになっていった…」
沢木の回想シーン
雪菜が悲鳴を上げると2人が乗っている車が大破します。
沢木「神の力だと思っていた物が実は全く別の物だったのかもしれない…彼女はそう思うようになっていった…荒れ狂うその力に…彼女自身の心までが飲み込まれてしまうんじゃないかと…」
翔一「じゃあ姉さんはそのせいで自殺したって言うんですか?」
沢木「…………そうだ…」
翔一「信じられません!あの姉さんが…」
克彦が特殊能力を使うと木も倒れてきます。
涼はズタボロです。
今度は金網に身体を締め付けられる涼…
翔一はショックを受けています。
沢木「君は姉さんのことを知らなかっただけかもしれない…」
翔一「姉さんのこと知らなかった…?」
沢木「人は他人に対してイメージを抱く…イメージが正しいとは限らない!思いもよらないもう1つの顔を持っているかもしれないのだ…」
涼はどんどん念動力でぶっ飛ばされて川までやってきました。
そして川に浮かんだまま動かなくなりました。
しかし、ここでクロウロードが克彦に迫っていました!
翔一は沢木の家を後にしようとしています。
沢木「人間は弱く愚かな物だ…偉大な力を持ってもその力を正しく使うことができない…自我を超越した者だけが力を制御することができる…そのような人間がいずれ必要になるだろう…」
翔一「何か冷たいんですね…姉さんのことなんかどうでもいいように聞こえますけど…」
沢木「時は流れたということだ!」
翔一「それはそうですけど…」
翔一はここでアンノウンセンサー発動!!
速攻でバイクで走り去ります。
沢木「いずれ必要になるだろう…君のような人間が…」
克彦はクロウロードにボコられています。
クロウロードは剣を出しました。
ここでアギトが登場!!
雨と川の水とでビショビショの戦い!!
画面も暗いです。
アギトはトリニティフォームにチェンジ!
クロウロードのコルウス.カルウスが飛んできたところを串刺しにして仕留めます。
コルウス.カルウスは爆散!!
もう一体のクロウロードのコルウス.ルスクスはライダーシュート(要はライダーキック)で倒します!!
戦い終わって変身解除して翔一に戻ると翔一は「俺は…何をやっていたんだ…今まで?」
記憶喪失復活です!!!!
翔一は美杉家に帰ってきます。
義彦「思いだしたこと全部話してみなさい!」
翔一「って何を?皆、変な顔してどうしたのよ?」
太一「思いだしたんだろ…昔のこと?」
翔一「誰が?何を?」
真魚「翔一君!ほら、約束覚えてる?私のお弁当作ってくれるって?」
翔一「だから何よそれ?わけわかんないこと言わないでよ!あっ、そうだ!そうそう、さっきまた新しい料理のメニュー思いついたんだけど…楽しみにしててよ!」
真魚達は呆気にとられています…
涼は川に浮かんだまま流されていきました。
本物の津上翔一である沢木哲也ですが、なかなかいい存在感を出しています。彼は人間というものに絶望しているのでしょう…
そしてまさかの翔一の記憶喪失復活!!!
もはやギャグとしか思えません!
もの凄い能力があってもその能力を正しく使う人もいれば間違った能力の使い方をする人もいます!
自分の力をどう使うかはその人次第なのでしょう!!