氷川誠は飛行機に乗っていませんでした。
立ち去ろうとした小沢澄子が足音で振り返ると氷川誠が階段を降りてきました。
小沢澄子「氷川君!あなた…」
氷川誠「小沢さん…やっぱり僕にはできません!このまま帰るなんて!僕には!」
アギトと地のエルとの戦い
グランドフォームでは明らかに分が悪いアギト
ボコられてぶっ飛ばされます。
アギトはバーニングフォームにフォームチェンジ!
パンチを放つバーニングフォームのアギト
G3ユニット
「本部からG3ユニット!アギト出現との入電中!繰り返す!本部からG3ユニット!アギト出現との入電中!」
毎回、目撃した一般市民らしいですが、誰が入電するんでしょうか(笑)
北條透「Gトレーラー出動します!」
Gトレーラーは出動しました。
バーニングフォームのアギトも地のエルに対して劣勢です。
ボコられています。
しかしここで太陽光を浴びたバーニングフォームのアギトは最強フォームであるシャイニングフォームに!!
簡単にシャイニングカリバーで3回切り裂いて地のエルを倒します。
地のエルは光の球となってまた闇の力のお兄さんのところへ泣きを入れに帰りました。
それをマシーンで追うアギト
美杉家
真魚が帰ってきました。
真魚「ただいま!」
太一が慌てた様子で階段を降りてきました。
太一「真魚姉!大変だよ!」
真魚「何よ!どうしたのよ?」
太一「菜園だよ!菜園の野菜が!」
慌てて菜園に行く真魚
全部野菜が駄目になっています。
太一「真魚姉…水やりすぎたんじゃない?それとも変な病気とかさ…」
真魚はガッカリしてる様子
太一「やっぱり駄目なんだよな!翔一がいないと!」
宙に舞って森林浴中の闇の力のお兄さん
そこに地のエルが逃げ帰ってきました。
地のエル「新しい命を!私に!!」
闇の力のお兄さんはエネルギー発動!!
地のエルを強化体として復活させます。
シャイニングフォームのアギトがマシーンでここに到着
アギト「あいつは!」
強化体となった地のエルは段違いに強くなっておりシャイニングカリバーを折ってしまいます。
ぶっ飛ばされるシャイニングフォームのアギト
そして風のエルまで登場!
Gトレーラーの前に立ちふさがる2台の白バイ
Gトレーラーは止まります。
北條透「何事です?一体?」
サングラスをした警官が「本部からの緊急命令です!ハッチを開けてください!」とモニター越しに言います。
尾室巡査はハッチを開けます。
北條透は「待て!」と止めようとしましたが手遅れでした。
北條透「あなた達は!!」
北條に拳銃を向ける小沢澄子
しかし尾室巡査は嬉しそうです。
尾室巡査「小沢さん!氷川さん!」
小沢澄子「たった今からG3ユニットの指揮は私がとります!いいわね?」
北條透「何を考えているんです?こんなことをしてただで済むと思っているのですか?」
小沢澄子「どうかしら?まあ…なるようになるわよ!!」
北條透は観念したような表情
北條透「きっと来ると思っていましたよ…」
ここで無線が本部から入ります。
「G3ユニット!応答願います!G3ユニット!どうかしましたか?」
ここで北條透は何とスイッチを消してしまいます。
そして出ていく北條透
尾室巡査「すみません!小沢さん!氷川さん!僕、僕、ずっと悩んでいたんです…本当にこれでいいのかなって…」
小沢澄子「分かった分かった!!もういいから早く席に着きなさい!」
尾室巡査は席に着きます。
小沢澄子「氷川君!行くわよ!G3-X出動!!」
氷川誠「はい!」
G3-Xの装備を身につけるシーンも最終回だけあってあります。
そしてガードチェイサーで出陣するG3-X
小沢澄子はモニターでその姿を観て嬉しそうな笑み
尾室巡査は泣いています。
シャイニングフォームのアギトは地のエル強化体と風のエルにボコられています。
ぶっ飛ばされるアギト
涼は沈んだまま流されてきて砂浜に倒れています。
ボコボコにされるシャイニングフォームアギトは遂に変身解除され、翔一に戻ります。
そして立ち上がれなくなり意識を失う翔一
地のエル「塵に帰る時だ!」
地のエル強化体が土を翔一にかけようとします。
その時G3-Xが登場!
バズーカ砲を放って地のエル、風のエルを攻撃!
G3-Xは倒れている翔一に駆け寄ります。
G3-X「津上さん!しっかりしてください!津上さん!」
翔一は意識を取り戻します。
G3-X「津上さん…」
翔一「その声…氷川さん…」
G3-X「はい…また戦いましょう!一緒に!」
闇の力「無駄なことを!あなたはただの人間だ!人の力では何もすることはできません!人間の運命は私の手の中にあります!」
G3-X「何!!」
闇の力「もうすぐ人類は全て自らの手で命を絶つことになるでしょう!」
G3-X「お前が…まさか自殺者達はお前のせいで!」
闇の力「やれ!!」
風のエル、地のエルをたきつける闇の力のお兄さん
なんとここでG3-X氷川はシャイニングフォームのアギトがボコられていた地のエル強化体と風のエル相手に互角の戦い!
これをモニター越しに見ている尾室巡査、小沢澄子
尾室巡査「凄い…でも大丈夫なんですか?氷川さん…」
小沢澄子「彼を誰だと思ってるの?彼は氷川誠よ!決して逃げたことのない男よ!」
G3-X氷川は地のエル強化体、風のエルの2体を相手に堂々の戦いぶり
地のエル「お前はアギトではない!何故これほどの力を!何者なんだお前は?」
G3-X「ただの人間だ!!!」
G3-Xは突進!!
ここで闇の力のお兄さんがエネルギー波でG3-Xを攻撃!
ぶっ飛ばされるG3-X
翔一「氷川さん!」
ここで涼が登場!!
涼「しっかりしろ!津上!氷川!!」
翔一「芦原さん!」
地のエル「お前は!」
涼「俺は不死身だ!」
涼はいきなりエクシードギルスに変身!
翔一は立ち上がります。
闇の力のお兄さんに向かって宣戦布告する翔一
翔一「人の運命がお前の手の中にあるなら俺が奪い返す!!変身!!」
翔一はシャイニングフォームにいきなり変身!!
最終バトル開始です。
エクシードギルスは風のエルに苦戦してますがG3-Xがバズーカ砲を一撃お見舞い!
そこでダメージ負ったところをエクシードギルスのヒールクロウ!!
風のエルはあっさりと爆散!!
そしてシャイニングフォームのアギトも強化シャイニングライダーキックを一撃決めます。
簡単に爆散の地のエル強化体
ヤバくなった闇の力のお兄さんは上空へ高く舞い上がり逃走を図ります。
巨大な光の球になって飛んでいくオーヴァーロード
シャイニングフォームアギトは何やら仰々しく構えます。
ギルス「何をするつもりだ津上?」
上空で争っているらしいシャイニングフォームアギト
ずっと掛け声が聞こえてきます。
G3-X「一体何が起こっているんだ?」
争いは続き、そして光の球は大爆発!!!
ギルス「津上〜!!!」
G3-X「津上さん〜!!!」
この瞬間真魚も何かを感じたらしく「翔一君…」と言って家から飛び出します。
すると上空に光の球が爆発した後の煙が立ち込めていました。
そして流れ星みたいなものが沢山降ってきます。
沢木哲也邸
一人で渋くコーヒーを飲んでいる沢木哲也
いきなり闇の力のお兄さんが隣に現れます。
沢木哲也「あんたか…」
闇の力「あなたに与えた命も残り少なくなりましたね…」
沢木哲也「怖くはない…」
闇の力「私は人間の側からアギトを滅ぼすための使者としてあなたを…復活させた…だが…その必要はなかったようです…人間はいずれアギトを滅ぼします…」
沢木哲也「いや…あなたは人間を作りながら人間のことを何も知らない…人はアギトを受け入れるだろう…人間の無限の可能性として!」
闇の力「では…見守ってみましょう…あなたの言葉が正しいかどうか…人間とは何なのか…もう一度この目で…」
沢木哲也「ああ…きっと俺が…勝つさ!!!」
沢木哲也は最高の笑顔です。
そこで闇の力は姿を消しました。
そして時間が尽きた沢木哲也はそのまま椅子から崩れ落ちて死亡!!
コーヒーカップも無残に落ちました。
真魚は家族写真の中の翔一の写真を眺めています。
アメージング・グレースが流れています。
そして1年後
警視庁では俺が尾室巡査がG5ユニットの管理官に抜擢されています。
尾室巡査「諸君!御苦労だった!だが我々G5ユニットは未知なる敵の出現に備え、さらなる鍛錬を続けなければならない!諸君が憧れる氷川誠も小沢澄子も日々の精進を決して忘れることはなかった!今や小沢澄子は警察を離れ、氷川誠も捜査1課で活躍している!だがきっと二人も陰ながら君らに大いなる期待を寄せているだろう!!その期待を裏切らないようにしようではないか!!」
一同「おう!!!」
泣き虫尾室巡査は髭をたくわえてちょっと貫禄をつけようとしてますが、迫力ないのは相変わらずです。
尾室巡査「よーし!では焼き肉を食べに行こう!!」
一同「はい!!」
帽子を投げて喜ぶ一同
氷川は河野と強盗殺人犯を逮捕!!
大活躍しています。
ひと仕事した後で屋台ラーメンに来ている氷川と河野
河野「そう言えばどうなったんだろうな?」
氷川誠「なんでしょう?」
河野「いっときアギトをやっつけるための法案とかの噂がまことしやかに囁かれていたじゃないか!」
氷川誠「あくまでも噂ですよ…そんな法案が成立するはずないじゃないですか!人間はそんなに馬鹿じゃありません!」
河野「まあそれならいいんだけどな…」
ここで氷川の携帯電話が鳴ります。
相手は小沢澄子でした。
小沢澄子「氷川君!久しぶり!どう?その後調子は?」
氷川誠「小沢さん!ええ…元気にやってます!そちらはどうですか?確か今、ロンドンだと聞いてますが…」
小沢澄子「まぁまぁってとこかしら…啖呵きって警察辞めたのはいいけどどうも教授って柄じゃないわね…わたしの場合…」
ここで授業に遅れている小沢澄子を学生が呼びにきます。細かいことを気にするなと言ってる小沢澄子
やり取りは全て英語です。
小沢澄子「ゴメン!氷川君!またかけるから!」
電話を切る小沢澄子
氷川はニヤリ
授業に向かう小沢澄子ですが運命の人である北條透がロンドンまでストーカーしてきていました。
小沢澄子「北條君!」
北條透「お久しぶりです…小沢さん…」
小沢澄子「なんであなたがここにいるのよ?」
北條透「ええ…少々あなたが恋しくなりましてね…というのは勿論冗談です…実はある事件の捜査でこちらに来ているんです…ついでに挨拶をと思いまして!」
小沢澄子「さっさと消えなさい!ロンドンまで来てあなたの顔など見たくないわ!」
北條透「相変わらず口の悪い人だ…それにしても今ではプロフェッサーですか…どこに行ってもお山の大将がお好きなようですね…」
小沢澄子「何だったらあなたもわたしの授業受けたらどう?少しは賢くなるかもしれないわよ!」
北條透「いえ…結構です…必要な知識は全てこの頭に入ってます…」
小沢澄子「そうね…嫌味を言う知識だけは詰まってそうね…めいいっぱい!」
北條透「まっ、それはお互い様ではないですか?」
小沢澄子「はいはい!じゃあね!」
立ち去る小沢澄子
途中で足を止めてニヤリ
北條透もニヤリとしています。
真島と真魚は一緒に勉強中
真島「違うよ真魚ちゃん!ここはXの4乗だってば!」
真魚「違うって!だってほら、ここがこうなって…」
真島「あっ!そうか!!」
真魚「もう!そんなんで医大受かるの?」
ここで義彦登場!!
義彦「おい!二人とも!勉強するのはいいがもう少し穏やかにできないものかな?」
真島「すみません…」
義彦「うん…」
真魚「なんでこここうなんの?」
真島「だってこれカッコ1プラス1〜」
太一がやってきます。
太一「真魚姉!そろそろ晩飯の用意したら?」
真魚「今日は駄目!勉強があるんだから!」
太一「えっ…」
義彦「よし!じゃああれだ!気分転換に今日は外でパーッと飯でも食うか!!」
真魚「本当?」
義彦「うん…」
太一「えーっ!またあの店?」
真魚「当たり前じゃない!他にどこ行くって言うわけ?」
涼は河原で寝そべって一人哀愁を漂わせています。
そこに子犬が近付いてきました。
涼「行くか!一緒に…」
涼は捨て犬らしい子犬を懐に入れます。
涼「行くぞ!」
そしてバイクで走り去る涼
真魚、義彦、太一は笑顔でレストランへ
翔一「いらっしゃいませ!」
義彦「いらっしゃいました!」
皆、笑顔です。
翔一「さあ!こちらへどうぞ!」
本当にRestaurant AGITOの看板が外に出てます。
翔一「何になさいますか?」
義彦「翔一スペシャル!」
太一「同じ!」
真魚「私も!」
翔一「かしこまりました!」
最高の笑顔を見せる翔一シェフ
クウガや龍騎、ファイズは印象に残ってたんですが、全然覚えてなかったアギトです。視聴率は一番高かったらしいです。
こうして見るとなかなかいい作品だったなと思います。
ラスボスが神様なんですが、もしかしたらキリスト教、クリスチャンの人からしたら不愉快な設定かもしれませんね。
アメージング・グレースが流れたり、宗教色の強い作品だと思います。
登場キャラも良かったです。
翔一の能天気、天然キャラ、そして涼のクールでしかし情に厚いカッコいいキャラ、氷川のお笑い不器用キャラ
木野もいい味出してました。沢木哲也もカッコいいキャラだったと思います。
真魚は可愛いし、義彦はいいパパです。太一も良かったですね。
小沢澄子と北條透の犬猿の仲は面白かったです。
尾室巡査は存在感なかったです。
個人的には加奈がどうなったのかが描かれてないのが残念です。レストランアギトで一緒に働いていれば良かったんですが…
それにしても資金はどうしたのでしょう(笑)