冒頭、シーラカンス怪人の24話で登場したゴルゴムの少年戦士達が激しい特訓をしています。
ナレーション
彼らこそ幼い頃ゴルゴムによって捕らえられ、育て上げられた少年戦士達だった…だがゴルゴムは彼らの人間性までも奪うことはできなかった…南光太郎と出会い共に戦うことを誓いあった彼らのゴルゴムに対する新たな挑戦が今、始まろうとしていた…
ゴルゴムのアジト
ダロム「作戦は順調に進んでいるか?」
バラオム「二度と失敗は許されんぞ…」
ビシュム「ご心配なく!ゴルゴムの映えあるニュー少年戦士の誕生はもう間近!」
ダロム「楽しみだ!今度こそ我らの底力を示す時!」
テストで100点を取った小学生の男の子が母親からご褒美と言ってファミコンソフトをプレゼントされています。
アスレチックワールドというファミコンソフトです。
自分が身体を動かして、画面の中のキャラも同じような動きをするソフトのようです。
突然、テレビの画面から眩いばかりの光が放たれ、少年はテレビの中へ吸い込まれてしまいました。
四次元トンネルみたいなところを通過して少年が落ちところは電子の世界
そしてヤマアラシ怪人が登場!!
ヤマアラシ怪人は少年に針を飛ばします。
針が少年に命中!
「助けてお母さん!!」なんて情けないセリフを言って少年は気絶!
街のゲームセンターでも同じように小学生がアスレチックワールドをプレー中にテレビの中へ吸い込まれてしまう事件がおきます。
3バカトリオは祐次というプログラマーのところに現れます。
ダロム「見事だ…ゴルゴムの少年戦士として肉体的にも精神的にも相応しい者を選別!電子の世界へと引きずり込むヤマアラシ怪人の物質転換エネルギーの力もさることながら、それをゲームソフトの中に組み込むとはな!」
バラオム「さすがに天才プログラマーと言われるだけのことはあるな!」
ビシュム「作戦を続けなさい!」
祐次「分かりました!」
しかし3バカが姿を消すと祐次は仲間に連絡を取ります。
しかしそれを見ているビルゲニア!!
光太郎は杏子、克美の買い物に付き合わされて帰りのバスの中
荷物も落としてしまって「すみません!」と謝っています。
しかし容赦なく光太郎に「これも持って!」と荷物を押し付ける杏子と克美
光太郎はふと隣に座っている乗客が広げている新聞を覗き見!
怪奇!少年が次々と失踪!
数分の間に消えた2人という記事です。
「子供達の失踪…ひょっとしてゴルゴムが?」
何でもゴルゴムの仕業にしたがる光太郎ですが、実際に的中率100%です(笑)
克美「光太郎さん!どうしたの?怖い顔して?」
杏子「あっ!怒ってるんでしょう?むりやり買い物付き合わせちゃったから!」
光太郎「そんなことないさ!楽しかったよ!」
克美「ウフフ!本当?」
バスの中で兄妹がゲームの奪い合いをしています。
ファミコンではなく携帯ゲーム機ですがゲームボーイではありません。
妹からゲーム機を奪い返した兄
しかし画面から眩い光が放たれ、吸収しようとします。
光太郎は少年が吸い込まれないように必死に止めます。
光太郎の心の声「凄いエネルギーだ!一体これは何だ?」
克美は「バスを止めて下さい!」と運転手のところに
しかし運転手はヤマアラシ怪人の正体を現しました。
克美「キャーッ!!」
光太郎「やはらゴルゴムか!!」
ヤマアラシ怪人は針を光太郎に飛ばします。
しかしここで少年戦士の2人が登場!!
針を叩き落とす少年戦士
そしてもう一人はゲーム機を銃撃して破壊!!(可哀相な持ち主の男の子です。)
光太郎「君達はゴルゴムの元少年戦士!」
少年戦士「はい!!」
ヤマアラシ怪人は克美を捕まえています。
克美「光太郎さん!!」
バスは蛇行走行中!
そのバスを追跡してバイクで走ってきた3人目の少年戦士
何と開いた窓から運転席に飛び込みました。
光太郎はヤマアラシ怪人に飛び蹴り!
運転席に飛び乗った少年戦士はバスを運転して停車させます。
光太郎をぶっ飛ばしたヤマアラシ怪人ですが、少年戦士にビビったのか乗降口から逃げます。
光太郎も少年戦士達も後を追います。
少年戦士が銃撃!!
と言っても銃弾が出るのではなくビームが放たれています。
命中しますがヤマアラシ怪人は逃走!
プログラマーの祐次は少年戦士達に連絡を取ります。
祐次「そうか!阻止したか!よくやったな!こっちももう少し…」
ここで目の前にビルセイバーが!!
ビルゲニアが祐次の裏切りを見抜いていました。
手にしていたトランシーバーを落とす祐次
少年戦士達はヤマアラシ怪人が逃げ込んだ倉庫内を探っています。
突然1人の少年戦士がヤマアラシ怪人に背後から捕まります。
「撃て!撃つんだ!!」
人質取られてるのに構わずヤマアラシ怪人を銃弾する少年戦士2人
当然見た目小学生の3人組ではヤマアラシ怪人には勝てません。
ぶっ飛ばされる少年戦士
しかしBLACKが背後から登場!!
いきなり変身してやってきた光太郎です。
ヤマアラシ怪人は針を沢山放ちますが、BLACKに素手でキャッチされます。
ドラム缶攻撃も効果なしでヤマアラシ怪人は逃走!!
「仮面ライダーBLACK!!」
BLACKに駆け寄る少年戦士達
ここに4人目の少年戦士がやってきます。
「おい皆!大変だ!祐次さんからの連絡が途絶えた!」
BLACK「どういうことだ一体?」
BLACKと少年戦士達は祐次のところへ行きます。
祐次は床に倒れていました。
「祐次さん!しっかりしてください!!」
少年戦士達が揺さぶると祐次は意識を取り戻します。
祐次「やっと手に入れた!ヤマアラシ怪人の物質転換エネルギーの分析データだ!」
フロッピーディスクをパソコン?に入れる祐次
祐次「よく見ろ!これが分析データだ!」
BLACKの心の声「物質転換エネルギー…そうか…あの強い光と凄まじい吸引力はそれだったのか…」
祐次「これさえあれば子供達を助け出し怪人を倒せる!頼む!中の子供達を頼む!!」
そう言い残して祐次は絶命!!
ビルゲニアに斬られたのか、何が致命傷になったのかは謎です。
何故、ビルゲニアは完全に一撃で殺さなかったのでしょう。
そしてフロッピーディスクは奪ってません。
「祐次さん!!」「死んじゃ駄目だ!」「死ぬんじゃない!!」
叫ぶ少年戦士達
BLACKは呆然と立ち尽くしています。
祐次の墓を海の近くに作る少年戦士達
花束を捧げています。
光太郎「すると彼はこの分析データを手に入れるためにゴルゴムに潜入を…」
「僕達のせいだ!」「ごめんなさい祐次さん!」
うなだれる少年戦士達
光太郎「涙をふき給え少年戦士諸君!泣いてる暇などないぞ!忘れたのか!君達がかつて味わったのと同じ苦しみを今、子供達は味わおうとしているんだ!彼の尊い犠牲に報いるためにも一刻も早く子供達を救出しなければならない!違うか?」
少年戦士達「光太郎さん…」
頷く光太郎
ゴルゴムのアジト
ビルゲニア「全く危ないところでしたな!私があのプログラマーの裏切りを見抜かなければ今頃、仮面ライダーの介入すら許していたところ!」
ダロム「確かにあのプログラマーには不覚を取った…だがたった2人とは言え、有望な人材を確保できたのも事実…」
ダロムが何やら超能力を発動すると電子の世界に閉じ込められている2人の少年の映像が浮かび上がります。
ビルゲニア「なるほど…これ以上の口出しは無用ですかな?ハハハハ!」
ビルゲニアは立ち去ります。
ダロム「直ちに少年戦士の育成にかかるのだ!」
電子の世界で2人の少年達はヤマアラシ怪人の見ている前で戦わせられています。
蛍光灯?ではなく光る剣を持って戦っています。
ヤマアラシ怪人はスパルタ教育を施しています。
ダロム「戦え!戦うのだ!映えある少年戦士となるべく戦え!戦うのだ!!」
光太郎と少年戦士達はヒロシという少年戦士のところにやってきました。
ヒロシはヤマアラシ怪人の物質転換エネルギーの分析データを完成させたのです。
ヒロシ「完成した…ただし…」
光太郎「ただし?」
ヒロシ「侵入はできます…でも脱出の方が…」
「できないのか?」
ヒロシ「分からないんだ…」
「分からない?」
ヒロシ「多分あの怪人を倒した時凄まじいエネルギーが放出されるはずなんだ…それにこのソフトの回路が耐えられるかどうか…」
光太郎「つまり…一緒に破壊される危険もあると?」
ヒロシ「はい…そうなれば二度とこの世界に戻ってくることはできません…」
光太郎「よし!僕が行こう!君達はここで待機してくれ!」
「いえ!それはできません!」
「これは僕達が始めた戦いです!」
「子供達を助け出すのは僕達の務めです!」
光太郎「しかし!」
ヒロシ「一緒に戦わせて下さい!光太郎さん!いえ!仮面ライダーBLACK!」
「仮面ライダー!!」
光太郎は頷きます。
手を重ね合う光太郎と少年戦士達
光太郎「ようし!皆で頑張ろう!!」
一同「おう!!」
「頼むぞヒロシ!!」
ヒロシがフロッピーディスクをセットするとテレビの画面が眩しく光りました。
光太郎は何とテレビの前で変身!!
BLACKと少年戦士達は電子の世界へと飛び込みました。
BLACKと少年戦士達は四次元トンネルみたいなところを通り抜けて電子の世界へ着陸
ゴルゴムのアジト
ダロム「おっ!これは!」
バラオム「おのれ仮面ライダー!!」
モニターで仮面ライダーの映像を観てる3バカトリオ
バラオム「またしても我らの邪魔をするつもりか!」
ダロム「慌てるな!飛んで火にいる夏の虫とはまさにこのこと!ヤマアラシ怪人よ!奴を迎え撃て!!」
BLACKと少年戦士達の前方に誘拐された少年2人がいて「助けてください!」と助けを求めています。
BLACKと少年戦士達が近づくと何やらバリアー発動で先に勧めません。
身体に電流が流れるBLACK
何やら絶壁にいて下に落ちそうになっているBLACKと少年戦士達
必死にぶら下がっています。
ヤマアラシ怪人が針を飛ばすとBLACKと少年戦士達は転落!!
BLACK「バトルホッパー!!」
BLACKはバトルホッパーを召喚!!
ヒロシのところにバトルホッパーがやってきました。
ヒロシ「バトルホッパー!」
バトルホッパーは何やら返事をする動作を見せています。
ヒロシ「OK!」
ヒロシはバトルホッパーを電子の世界へ案内!
バトルホッパーは電子の世界に潜入し、ヤマアラシ怪人に体当たり!!
BLACKと少年戦士達は転落した割には何事もなかったかのような着地!
タカシという少年戦士に「子供達を頼む!君ならバトルホッパーを乗りこなせる!」なんて言ってるBLACK
タカシはバトルホッパーを走らせます。
BLACKと少年戦士VSヤマアラシ怪人の対決ですが何故かゲームセンター?の子供達のゲーム画面に反映されています。
「あっ!仮面ライダーBLACK!」
「仮面ライダーが怪人と戦っているぞ!」
「仮面ライダー頑張れ!!」
ヤマアラシ怪人はなかなか動きが素早くBLACKの攻撃をかわして背後から攻撃したりしています。
タカシはバトルホッパーでバリアーを通過!
2人の少年をバトルホッパーの後ろに乗せます。
突然、ヒロシが「危ない!仮面ライダー!罠だ!!」と叫びます。
画面にDANGERと出ていたからなんですが、BLACKはヒロシの声に反応して、そちらに気を取られ、ヤマアラシ怪人の針が命中!!
また絶壁から落ちそうになります。
「待て!僕達が相手だ!」
「祐次さんの仇だ!」
2人の少年戦士がヤマアラシ怪人を砲撃!
しかし当然敵いません。
BLACKは絶壁から這い上がってきましたが、苦戦。
ヒロシ「仮面ライダーBLACK!頑張れ!!」
バトルホッパーで2人の少年を救出したタカシもやってきました。
ヤマアラシ怪人は光の玉になってBLACKを攻撃!
本当に素早いです。
そして針を放つヤマアラシ怪人
BLACKに針は命中します。
しかし少年戦士のサポートもあり、BLACKはヤマアラシ怪人の隙をつきライダーパンチとライダーキックのコンボ!!
BLACKはバトルホッパーに乗り「乗るんだ!脱出するぞ!!」と少年戦士達に叫びます。
BLACKの後ろに乗る少年戦士達!
ヤマアラシ怪人は爆散!
そしてヒロシの見ているテレビ画面から飛び出してきたBLACKと少年戦士達!!
なんとバトルホッパーに6人乗りです!!
あり得ません(笑)
BLACK「しっかりしろ!」
一同「仮面ライダー!」
BLACK「皆、大丈夫か?」
一同「はい!」
「良かったなあ!」
「助かった…」
「元の世界に戻れたんだね!」
「仮面ライダー…皆、ありがとう!」
「ありがとう!」
ナレーション
戦いは終わった!再会を約し、そしていつの日かまた共に戦うことを誓って戦士達は南光太郎の元を去って行った!彼らの熱く燃える思いを胸に仮面ライダーBLACKは新たな戦いへと走り出す!
見た目小学生で頭脳は大人の少年戦士です。名探偵コナンみたいですね。
見た目小学生が怪人に肉弾戦を挑む姿がシュールでした。
パソコンって書きましたが、1988年ってパソコンありましたっけ?(笑)
Windowsは95からですよね。
まあ調べれば分かることですが。
少年戦士育成ってあんな光る剣を振り回して一体何になるんでしょう(笑)