冒頭、酔っぱらいのサラリーマンが自転車で家に帰ろうとしています。
「飲みすぎたのはあなたのせいよ〜♪」なんて歌ってご機嫌です。
自転車が壊れてしまい言うことを聞かないので「なんだ!馬鹿野郎!」と自転車を見捨てて帰るサラリーマン
その様子を繁みの陰から見ていたのがゴルゴムのアンモナイト怪人です。
アンモナイト怪人は自転車に何やらエネルギーを送ります。
自転車が音を立てたので振り返るサラリーマン
しかし何もおかしなところはありません。
「ふっ!」と馬鹿にしたような笑いを立てて帰ろうとする酔っぱらい
しかし今度は自転車のライトが付きます。
光に反応して振り返った酔っぱらいは驚愕します。
自転車に怯えて逃げる酔っぱらい
自転車は歩道橋の上までも追ってきます。
自転車に襲われ跳ねられて歩道橋の階段を転がり落ちる酔っぱらい
通行人のカップルが「どうしたんですか?」と寄ってきますが酔っぱらいは悲鳴を上げて走り去りました。
「何だよあいつ!」
「失礼ねー」
カップルは走り去った酔っぱらいに文句を言ってます。
しかしこのカップルに襲いかかる自転車
カップルは悲鳴をあげます。
ゴルゴムのアジト
バラオム「アンモナイト怪人の念動力!見事だ!」
ビシュム「2億年の昔全盛を誇ったアンモナイトはやがて滅亡し、今では化石に姿を留めるだけ!」
ダロム「滅び去ったアンモナイトの生き残った人間への憎しみが乗り移り、あらゆる物体は兇器となって人間に襲いかかるのだ!」
アンモナイト怪人のテロップが出ます。ゴルゴムのアジトで元気いっぱいのアンモナイト怪人
学校では教室で机や椅子が暴れまくり大変な騒ぎにここにここになります。
街でもポストやワゴン、そして椅子などが暴れまくり、カオス状態になっています。
杏子と克美も街に出ており、被害に!
小さな女の子が1人泣いているのを発見した杏子と克美
女の子に近寄りますが椅子が襲いかかってきます。
逃げる杏子、克美、そして女の子
ここに登場したのが我らが南光太郎!
「一体何だ?」
杏子と克美が光太郎を見つけます。
杏子「光太郎さん!」
ワゴンが光太郎に襲いかかってきます。
動いているワゴンを止める光太郎
光太郎はビルの屋上にどう見ても人間ではない怪人っぽい方の姿を発見!
「ゴルゴム!」
走って屋上に登った光太郎
背後からアンモナイト怪人が光太郎に襲いかかります。
光太郎はぶっ飛ばして何故か逃げるアンモナイト怪人
光太郎はお馴染みのジャンプ変身!!
アンモナイト怪人とBLACK!
BLACK「お前の仕業か?」
ドラム缶が次々とBLACKに襲いかかります。
ドラム缶をかわすBLACK
BLACK「あの念動力を封じなければ!」
BLACKはアンモナイト怪人が飛ばしたドラム缶を蹴り返してアンモナイト怪人に命中させます。
しかしアンモナイト怪人は背後からBLACKの動きを封じてさらにドラム缶攻撃!!
BLACK「そうか!この頭から念動力が出てるに違いない!」
BLACKはアンモナイト怪人を放り投げます。
そしてドラム缶攻撃をかわしてパンチをアンモナイト怪人の頭に喰らわします。
すると頭の部分が飛んでいってしまいました。
アンモナイト怪人はぶっ飛ばされます。
BLACKに襲いかかろうとしたドラム缶が急にボテッと下に落ちます。
「怪人の念動力が敗れたんだ!」
アンモナイト怪人はおめおめと退散!
さて茂という小学生が飼っていた犬の墓にやってきてパンと水をあげています。
茂「ほら!ポチ!お腹空いたろ?ほら!飲みな!」
墓に水をかける茂
そこにアンモナイト怪人の頭が飛んできます。
びっくりする茂
アンモナイト怪人の頭は茂の見ている前で小型化しました。
ちょっと熱を持っているようなので茂はポチに持ってきた水を与えます。
茂「何だろう?生きてるのかな?」
茂はアンモナイト怪人の頭を観察
何やら顔があります。
その顔が動きました。
びっくりする茂
茂「生きてるんだ!」
茂はアンモナイト怪人の頭に水を飲ませます。
茂はすっかり気に入った様子
茂「かわいいな!よし!僕が飼ってやるぞ!名前は丸まってるからマルモ!!」
マルモは何やら茂に返事をしています。
茂は喜んで帰っていきました。
ゴルゴムのアジト
バラオム「何という失態だ!」
BLACKにビビって逃げたアンモナイト怪人が上司である3神官から糾弾されています。
ビシュム「仮面ライダーに大切な頭を吹っ飛ばされた上、おめおめと生きて逃げ帰ってくるとは!!」
ダロム「まさに怪人の面汚し!」
アンモナイト怪人はビビっています。
ダロムは念動力を発動しようと構えます。(ダロムの念動力で処刑できるんでしょうか?)
ここでビルゲニア登場!
ビルゲニア「さてさて気の短いこと!それでは仮面ライダーごときに歯が立たぬのも無理はない!」
バラオム「何!!」
ビルゲニア「これを見られよ!!」
ビルゲニアはビルセイバーでアンモナイト怪人の頭部に何やら光線を発しました。
するとアンモナイト怪人の頭が変形しました。
バラオム「おお!これは!」
ビルゲニア「お忘れか?アンモナイト怪人には脳が2つある!」
ダロム「如何にも!1つは念動力を司どる超能力の脳!」
ビルゲニア「そしてもう1つは闘争を司る戦いの脳!」
ビシュム「超能力の脳を失っても戦いの脳が残っていたのですね?」
ダロム「そればかりではない!片方を失った以上、残った脳の力は2倍になるはず!」
ビルゲニア「かくなる上は復讐の鬼となり、失った頭を取り戻し、仮面ライダーを倒すのだ!!」
ビルゲニアにたきつけられて気合満点で出動するアンモナイト怪人(ビルゲニアは自分が仮面ライダーを倒すって言ってましたよね…)
茂の家
母親が掃除機をかけていておかしな箱があるのに気付きます。
母親「あらっ、何かしら?」
箱を開けてビックリする母親
「ああ〜!!」
そこに茂がやってきました。
茂「あっ!マルモ!大丈夫かい?」
母親「何なのそれ?」
茂「マルモだよ!僕が飼ってやるんだ!」
母親「いけません!そんな君の悪いもの!」
茂「どうして?マルモはとても大人しいんだよ!飼ってもいいだろ?」
母親「すぐに捨ててらっしゃい!」
茂「でも〜」
母親「言うことを聞きなさい!」
母親から怒鳴られて茂はマルモを連れて外に出ます。
茂「お母さんの分からずや!お母さんなんか嫌いだ!」
玄関の外で母親が聞こえないのに毒ずく茂
箱の中のマルモの目が点滅しています。
すると掃除機が勝手に動いて母親は蹴躓いてこけました。
母親「まさか?」
アンモナイト怪人は失った頭を探して彷徨いています。
アンモナイト怪人「とこだ?頭はどこだ?」
茂は空き地にやってきました。
茂「あ〜あ、嫌になっちゃうな!!どうしてお母さんは捨てろなんて言うんだろう…こんなに可愛いのに…」
マルモを取り出して眺める茂
茂「大丈夫だよ!お前を捨てたりしないから!」
ここで茂は独り言
茂「でも〜お腹空いたな!たこ焼き食べたいな!たこ焼き!たこ焼き!」
するとマルモが反応!
目が点滅しました。そして何やら喋りました。
すると目の前にたこ焼きが現れました。
茂は驚きます。
茂「たこ焼きだ!」
1つ取ってみる茂
茂「本物だぞ!でも〜どうして?」
マルモが何か喋っています。
茂「マルモ?まさかお前が?」
茂はここで「そうだ!試してみよう!ジュースもほしい!ジュース!ジュース!」と言います。
するとマルモはオレンジジュースを作り出しました。
茂「やったあ!凄いぞマルモ!お前は魔法が使えるんだね!偉いなあ!」
アンモナイト怪人は依然として頭を探して放浪中です。
アンモナイト怪人「頭はどこだ?俺の頭は?」
茂はたこ焼きを食べています。
茂「美味い!ほら!お前も食べろ!」
マルモにもたこ焼きを食べさせる茂
アンモナイト怪人がすぐ側までやってきています。
アンモナイト怪人「頭はどこだ?」
茂はオレンジジュースもマルモに飲ませます。
その時背後からアンモナイト怪人が迫ってきました。
アンモナイト怪人「頭を返せ!!」
当然ビビッて逃げる茂
何を考えているのかドラム缶の後ろに座り込みます。アンモナイト怪人が見てる前でドラム缶の後ろに座ったのに隠れたつもりなんでしょうか…
茂に迫るアンモナイト怪人
ここでやはりご都合主義で南光太郎が登場!
なんという狭い世界なんでしょう(笑)
光太郎はアンモナイト怪人に飛びかかります。
アンモナイト怪人を押し倒す光太郎
茂に駆け寄る光太郎
光太郎「大丈夫か?」
茂「うん!」
アンモナイト怪人「頭を返せ!!」
光太郎「頭?」
光太郎は変身しないでアンモナイト怪人に蹴りを入れています。
アンモナイト怪人の足を払ってズッコケさせてから茂を連れて逃げる光太郎
建物の影に隠れる光太郎と茂
茂「お兄ちゃん!怖いよ!」
光太郎「もう大丈夫だよ!君は?」
茂「僕、茂!!それにマルモ!!」
マルモを取りだして見せる茂
光太郎「これは!!」
光太郎はアンモナイト怪人の頭にパンチを決めた時のこと、飛んでいった頭のことを思い出します。
光太郎「ゴルゴムの怪人の頭…」
何も知らない茂は「ほら!可愛いだろう!!」と呑気なものです。
光太郎「茂君!これを持ってちゃいけない!!怪人が君を狙ったのはこのせいなんだ!持っていたら危険だ!僕に渡してくれ!!」
茂「お兄ちゃん!マルモを守ってくれるの?」
光太郎は複雑な表情
茂「そうじゃないんだ!お兄ちゃんはマルモを!マルモを!」
光太郎「茂君…」
茂「どうして皆、マルモを嫌うんだ!マルモはとってもいい奴なのに!」
光太郎「違う!そいつは悪の組織に作られた恐ろしい生き物なんだよ!」
茂「恐ろしくなんかないよ!マルモは僕のために何でもしてくれるんだ!」
茂は走り去ります。
光太郎「茂君!!」
後を追う光太郎
光太郎と茂は一緒に歩いてポチの墓に行っています。
茂「ポチは僕が生まれた時からいた犬なの!でも死んじゃって…マルモはここに空から落ちてきたんだ…」
光太郎は空を見上げます。
茂「お兄ちゃん!マルモは魔法が使えるんだ!きっとポチを生き返らせてくれるよ!」
光太郎「えっ?」
茂「そしたらお兄ちゃんも分かってくれるだろ!マルモが僕の友達だってこと!」
茂はとんでもない無理難題をマルモに突きつけます。
茂「マルモ!お前にならできるよね!ポチを生き返らせてくれ!」
マルモの目が点滅し、マルモが超能力を発動させます。
マルモは茂の手から落ちます。
かなりマルモでもこれは厳しいようです。
しかしポチの墓が揺れています。
土もゴソゴソし始めました。
マルモの身体から煙が出ています。
光太郎の心の中「こいつは自分の命を捨てようとしている!茂君のために!」
茂「もういいんだ!マルモ!やめろ!やめろ!」
苦しんでいるマルモを見ていたたまれなくなった茂が言いました。
するとポチの墓の揺れは止まりました。
茂「ごめんよ!もういいんだ!ごめんよ!」
泣いている茂(この演技がまた下手すぎます。)
光太郎「分かったよ茂君!」
茂「お兄ちゃん!ねえ、マルモを助けてやってよ!お兄ちゃん!!」
ここでアンモナイト怪人が襲いかかってきます。
茂を抱きかかえ攻撃をかわす光太郎
光太郎「茂君!マルモを連れて逃げろ!」
茂「お兄ちゃん!」
アンモナイト怪人と戦う光太郎
光太郎「さあ早く!!」
逃げる茂
アンモナイト怪人にぶっ飛ばされる光太郎
光太郎はここで怒りの変身!!
「変〜身!!」
相変わらず変身後は身体から湯気が出まくりのBLACK
「仮面ライダーBLACK!!」
お決まりのポーズを取るBLACK
アンモナイト怪人は凄い突進を見せます。
BLACKはジャンプでかわします。
BLACK「戦闘能力が遥かに向上している!」
逃げる茂の前に現れるビルゲニア
かなり気持ち悪い表情です。
BLACKは闘争脳のアンモナイト怪人の頭をかち割ります。
しかしここでビルゲニアがビルセイバーの光と共に登場!!
BLACKを切り裂きます。
BLACK「剣聖ビルゲニア!!」
ビルゲニア「アンモナイト怪人!頭を受け取るがよい!!」
茂から奪い取った頭をアンモナイト怪人に放り投げるビルゲニア
頭はアンモナイト怪人の首にくっつきました。
人質にとったはずの茂をあっさりと解放し、姿を消すビルゲニア
茂は死んではおらず気を失っているだけの模様…
超能力の脳を取り戻したアンモナイト怪人は岩を動かしてBLACKを攻撃!!
しかし岩が当たっても別にBLACKにダメージはない模様…
なんだかんだで健闘するアンモナイト怪人はBLACKに対してマウントポジションを取り、足で踏みつけています。
BLACK「バトルホッパー!!」
バトルホッパーを召喚するBLACK
アンモナイト怪人を蹴り飛ばし、バトルホッパーに飛び乗るBLACK
バトルホッパーでアンモナイト怪人を跳ねるBLACK
そしてアンモナイト怪人が岩を飛ばしてきたらバトルホッパーで跳ね返すBLACK
岩はアンモナイト怪人に直撃!!
BLACK「許してくれ茂君!!」
BLACKはキングストーンフラッシュでエネルギーを蓄えてからのライダーパンチ!!
ぶっ飛ばされるアンモナイト怪人
さらにライダーキック!!
わざと頭部だけ別にぶっ飛ばすBLACK
アンモナイト怪人は爆散!!
勝利の余韻に浸る間もなく茂に駆け寄るBLACK
そしてマルモを見つめるBLACK
マルモは煙を出しています。
茂は気が付きました。
マルモが視界に入った茂
茂「マルモ!!」
駆寄ろうとする茂
BLACK「茂君!!」
茂を制止するBLACK
茂「あっ!!」
BLACKを見て驚く茂
BLACKは首を横に振ります。
なんとマルモは目の前で蒸発してしまいました。
茂「マルモ!!マルモ!!!」
茂はマルモの消えた場所に駆け寄ります。
茂「マルモ!!マルモ!!!」
泣いている茂
その後ろ姿を見つめるBLACK
BLACKの心の声「茂君…許してくれ…君のマルモを守ってやれなかった…」
茂はポチの墓の隣にマルモの墓を作りました。
光太郎も一緒にいます。
光太郎「茂君!」
茂「お兄ちゃん!マルモはポチと仲良くできるかなあ?」
光太郎「マルモは誰にも可愛がられたことがなかったんだ…でも君に助けられて生まれて初めて友達ができたんだよ!きっと天国でポチや沢山の仲間と友達になっているよ!」
茂の肩を叩く光太郎
茂「うん…」
ここで「光太郎さん!!!」の声と共に杏子と克美登場!!
なんと杏子が犬を抱いています。
杏子「茂君!この犬ね、捨てられていたの…茂君ならかわいがってくれると思って…」
杏子は茂に犬を渡します。
犬を抱く茂
光太郎「良かったね!」
茂「あれっ?お兄ちゃん!この犬怪我してるよ!」
克美「えっ?」
杏子「じゃあお医者さんに見せなきゃ!!」
茂「大丈夫!このくらいなら僕が治せるよ!なっ!すぐ良くなるからな!よしよし!」
皆、笑顔です。
ナレーション
憎しみを力に変えて支配しようとするゴルゴム!だが本当に強いのは命あるものを愛おしむ愛の心なのだ!その思いを胸に刻み、悲しみを越えて仮面ライダーBLACKの戦いは続く!!
今回疑問なのはビルゲニアが茂から単にマルモを奪っただけであっさり解放した点です。
仮にも極悪の組織なんですから茂を殺すとか、そうでないにしても人質にとって戦うとかしないのでしょうか?
まあ仮面ライダー作品で人質作戦が上手くいった試しがありませんが(笑)
ビルゲニアは一体何がしたかったんでしょう…
今回はBLACKと戦おうとはせずあっさりと退却しました。