さて今日は1月29日公開の映画花束みたいな恋をしたを観て参りました。
公開から3ヶ月くらい経ってますが、大変評判がいい作品です。
菅田将暉と有村架純が出演しています。
大学生だった2人が出会って恋に落ちて付き合うようになって、同棲して、別れるまでの4年間を描いた作品です。
とても感受性の強い2人は好きな作家も一緒で菅田将暉演じる麦の部屋を訪れた有村架純演じる絹は「私の部屋の本棚みたい」と言ってます。
麦はイラストを描くのが趣味でそれを職業にしたいという夢を持っています。
絹は麦の描いたイラストを見て「私、この絵好きです。」と言ってます。
絹はミイラ展に関心があって麦を誘います。
かなりマニアックなデートですが、麦は一緒に楽しんでいます。
3回目のデートで麦は「付き合って下さい」と告白。勿論、OKです。
2人とも感受性が同じで感受性のない大人にだけはなりたくないと思っています。
絹は就活が上手く行かずに挫折しますが、麦は一緒に暮らそうと言って2人の同棲生活が始まります。
大学を卒業してフリーターになった2人
2人の目標は現状維持です。ずっとこのまま仲良く2人で暮らしていきたいというのが夢です。
しかし現実は厳しく麦はイラストの仕事を受注してたのですが、賃金交渉をすると他を探すと言われてしまい挫折。
2人とも就職活動をすることになりました。
最初に経理の勉強をしていた絹の就職が決まります。
そして麦の就職も決まります。
早く仕事が終わるのでイラストの方も続けていけると考えていた麦
しかし段々と仕事人間に変わっていき、麦自身が自分が嫌っていた感受性のない大人になっていきます。
そこで絹とのすれ違いが生じます。
絹は現実よりも夢を見ていたいため、経理の仕事を辞めて、ネット通販の仕事をすることに。
そのことを麦に隠していました。
そこで2人は喧嘩。
そんなのは仕事ではない、遊びだという麦の考えとの溝は深いです。
段々と2人は会話すらない状態に。
友人の結婚式に行った2人。
その帰りに想い出のファミレスで別れを切りだそうとする麦。
しかしその日2人は一緒に観覧車に乗ったり、想い出の写真を見たりで盛り上がっていただけに別れたくないとの想いが…
すると絹の方から自分が部屋を出ていくと切り出します。
土壇場で麦は絹にプロポーズ。
「世の中愛情がなくなっても一緒にいる夫婦は沢山いる。」「ずっと同じ気持ちを持ち続けるのは無理だよ。」「一緒に子供を連れて歩きたい!」
涙を流しながらのプロポーズに絹も心を動かされて結婚しようかというムードに。
そこでファミレスの他のお客さんの会話が聞こえてきます。
大学生の男女のようで会話は知り合った時の2人のようでした。
思わずファミレスを飛び出す絹。
後を追う麦。雨の中2人は抱き合います。
で結局、別れました。えっ、結婚しようかという雰囲気なってたじゃんと思いましたが、大学生の2人の会話を聞いて、変わってしまった自分達、もう戻らない時間を痛切に感じたのでしょう。
この4年間を季節の流れも入れながら描いていて、とても感情移入させる作品です。
本当に泣けます。
ラストはお互い新しい恋人を見つけて、デート中に目撃、手で合図してます。
切なくもあり、でも最後は明るく終わっていました。
とても脚本がよくて素晴らしい作品だと思います。
まだ観てない方にはネタバレになってしまいましたが、本当にオススメの作品です。
ネタバレしてても観たら感動する作品です。レビューに7回観ましたってコメントもありました。