ラッパーの呂布カルマさんにインタビューさせてもらいました!!
オールバックにグラサンという風貌に加え秀逸なワードセンスでファンの心を魅了。
唯一無二の世界観を持ちHIPHOPシーンを牽引されています。
現在フリースタイルダンジョンの2代目モンスターとしても活躍中です。
今回のインタビューでは"神に最も近い男"とも言われる謎に包まれた呂布カルマさん私生活に関してもお聞きしました!!
終始緊張しまくりですが、貴重なお話を聞かせてもらいました!
(以下 インタビュアー:め 呂布カルマ:呂敬称略)
め:まずはインタビューをうけてくださって本当にありがとうございます。
オファーを受ける時の基準は設けてらっしゃいますか?
呂:その仕事がHIPHOPか、かっこいいか、面白いか、あとはギャラかな。
でも基本的に学生のオファーは無償で受けるようにしてる。可能性があるから。
め: NGはありますか?
呂:明確な線引きはしてないけどその都度自分の感覚で。
モノマネ番組に織田信成のそっくりさんとしてオファーされた時はさすがに断った笑
め:そんなオファーもあるんですか笑
ラッパーの方の中にはテレビなどメディアへの露出を嫌う方もいると思うのですが、
呂布カルマさんはどのようにお考えですか?
呂:もっと出たいと思ってる。単純に普段自分が見てきた人と働けるのは面白いし楽しいよね。
あとテレビは顔を売るのに一番手っ取り早いし、でない理由がない。
め:次に呂布カルマさんの歴史に関してお聞きします。
もともと漫画家を目指していた呂布さんは大学卒業後に音楽活動を始めたと聞きました。
呂:そうだね。卒業してフリーターになって漫画を書き始めたんだけど、すごく孤独でクラブとかに遊びに行くようになって同時に音楽を始めた。
音楽はいきなり人前でやったりするから、人との共同作業になってそっちを優先していくうちに漫画はあとでいいかなって。
め:漫画家を諦めたというより音楽活動を優先したんですね。
呂:そうだね。そのまま漫画家になって一流の漫画家になれるかは怪しかったから、音楽とかで有名になってからの方が手っ取り早いかなーって。
め:次にラッパーになってからのお話を聞かせてください 。呂布カルマという名前の由来は?
呂:三国志の呂布奉先のどこにも属してないけど、どの国からも重宝されている姿がかっこいいと思って。
カルマは語感でつけた。
め:今の呂布カルマとしてのラッパースタイルはいつ確立されたものですか?
呂:昔の曲を聴いてもらえばわかると思うんだけど、1曲目からだね。
ずっとスタイルは変えてないけど自分の理想にはまだ程遠い。
め:楽曲制作について聞かせてください 毎回テーマを設けて作られてるんですか?
呂:いや、ほぼ考えない。もらったビートを聴きながら鼻歌みたいなラップをずっとしながら入口を探す。
そしていい入りを見つけたらそこから膨らましていく感じかな。
め:曲作りはどこですることが多いですか?
呂:ほとんど家でやる。 徹夜明けでオナニーとかして本当にやることがなくなってから書き始める笑
凪の状態になってからね笑
め:なるほど笑 凪の状態ですね笑
ラップで食べていくと決めた時に、やりたいことと求められていることが違ってきたりすることがあるのかなと思うんですけどそこに関してはどうですか?
呂:そんなことはないかな。実はラップでやりたいことってそんなにないんだよね。
始めた時にやりたかったことってあのラッパーと同じステージに立てたらいいなとか、CD出せたら最高だなとかだったから。
そういう意味ではそれは叶ってるからね。ラップでやりたかったことはもうできてるかな。
しいていうならめちゃくちゃな名曲を作りたい。ラブソングという形ではなく。
事務所に入ってないからやりたくない仕事は断れるしね。
め:MCバトルについてお聞きします。
バトルに出るようになったきっかけを教えてください。
呂:今のブームのもう一つ前のブームがあってその時代いけてるラッパーはみんなバトルをしてたから自然と自分も始めてたね。
め:MCバトルでは強烈なディスを言われたりすることも多いと思うんですけど、バトルで言われた言葉を引きずったり、勝敗を引きずったりしますか?
呂:基本ないね。 勝敗は決勝で負けて賞金を取り逃がしたりしたら多少は気にするけどそれ以前で負けてたら全く。
気にしたとしてもその日のうちくらいかな。
め:フリースタイルダンジョン関連の質問をさせてください。
毎回チャレンジャーに対してモンスターの方で作戦会議などはしていますか?
呂:してないね。する必要もないと思ってるし。
それぞれのバトルスタイルは違うから誰がきても一人で出て行って倒すのが理想だと思ってるし、俺はそれができてると思ってる。
め:なるほど、いやー確かにそう思います!
次はR指定さんとのバトルについて、ダンジョンでは2回目のバトルでリベンジを果たされました。いかがでしたか?
呂:R指定とは正直やりたくなかったけど、みんなが見たがってるっていうのもわかってた。
正直、初代モンスターで卒業後もプロップスを保ってたのってt-pablowとR指定とDOTAMAの3人であとはやっても意味がない。
俺の方が強いし。でもその3人とのバトルは勝とうが負けようが話題になるからメリットはあるなと思って出た。
モチベーションが前回とは逆だったから勝てたけど平場でやったとしたら負けてたかもしれないね。
め:呂布カルマさんにそこまで言わせるとは。。。やっぱりR指定さんは半端なく強いですか?
呂:いや、誰が見ても強いでしょ笑 めちゃめちゃ強くない? R指定みたいにできれば俺もやりたいもん。
め:やっぱりそうなんですね。。。 他に強いと思うラッパーはいますか?
呂:晋平太、 FORK、輪入道、あとはGADOROかな。この人たちはバトルに関しては本当に強いね。
ただラッパーを強い弱いで語るのはすごい愚かだから、むちゃくちゃどうでもいい。格闘家じゃないからね。
め:確かにそうですよね。人によってスタイルも違いますし。
続いて一問一答です!!!!
Q:座右の銘はありますか?
A:いまパッとでないってことはないかな笑
Q:自分のバトルで使った言葉で気に入っているものはありますか?
A:フリースタイルで何度も出てくるフレーズがあったりするとよっぽど言いたいんだなってことで曲の歌詞に格上げする。
Q:子育ての考え方、カルマさんの理想の父親像
A:理想の父親ね。。早くうちに帰ってきて、しっかりお金を入れて夫婦仲が良くて。あとはハゲない太らないかな笑
全部はできないけど少しは近づきたい。特にうちは娘だから嫌われたくないし。
Q:もともと小さい子は好きだったんですか?
A:めちゃ嫌いだったね。でも嫁さんが妊娠したってわかった瞬間から全部の子供が好きになった。
自分の子供と比べて昔はあーだったなとかもう少しであーなるのかとか考えるとね。
賢いやつもアホなやつも貧乏人も金持ちもみんな昔から夢中になってやってることだし子育てより楽しいことってないと思う。
Q:女性ラッパーについてどう思いますか?
A:前提として俺にとってラップはセックスアピール。男はそれぞれいろいろなことを歌ってるけど結局はそれでモテたいっていう
根源的なものがある。でも女性ラッパーにとってはそうじゃないから何を歌ってるんだろう?ってなる。
男勝りのラップをしたりするけど最初から競ってないし,それやればやるほどモテなくなるけど大丈夫?って思っちゃうかな笑
めちゃめちゃ女々しいラップとかの方が理解できる。泉まくらみたいなね。
女性の代弁者とかみたいになると余計うっとおしい、お前の話が聞きたいんだよって。
Q:後悔していることはありますか?
A:ないかなー。いま別に悪くないし。反省することならいくらでもあるけど。
Q:ちょっと失礼な質問になるかもしれないんですけど、感動して泣いたりすることありますか?
A:めちゃめちゃあるよ笑 映画とか、あとは甲子園とか鳥人間コンテストとかもまず泣くね。
みんなで一つのことに打ち込むとかを今まで自分はやってこなかったからそういうのを羨ましいなと思う。
Q:あってみたい人はいますか?
A:朝青龍、椎名林檎と松井秀喜かな。もともとタモリさんが一番だったけどそれは叶ったから。
Q:オールバックのスタイルに関して
A:オールバックは学生時代から。ほんとはずっとオールバックでいたいけど今は顔さすから。
仕事の時にオールバックに派手なシャツを着るのは呂布カルマのスイッチを入れるというより本来の自分に戻る意味合いが強いかな
Q:美味しかった仕事は?
A:まずグラビアアイドルと絡める仕事。あとは最近だとFANZA(アダルトサイト)のインタビューかな
エロ業界は金持ってんなーって思った笑
Q:最後に若い世代に伝えたいことを教えてください。
A:うーん、まず羨ましいしかない。いいなーって感じ。あえていうなら目の前のことに集中することかな。
目の前のベターを常に選び続けること。 今やりたいこと、やるべきことを優先して。
後回しでいいことは後回しにしてるうちにやらなくてよくなる可能性もあるから。
M:ありがとうございます。本日は貴重なお時間を改めて本当にありがとうございました!