

スプトレ相場編では、Splinterlandsでのカードの売買に使える相場や投資の知識や考え方を紹介していきます。
第5回は流動性のお話です。
気づかないうちに変動しやすい、あるいは売れにくい高リスクのカードを買ってしまうことを避けるための、1つの指標をご紹介します。
失敗談から始めて、ツールでの具体的なチェック方法を紹介していきますので、参考になれば幸いです!
リスクの高いカードは何かという共通点を探っていくために、私が過去にやらかした失敗を振り返ってみることにします。
* Fire Demon lv.2 (α)やMischievous Mermaid(α)を買ったら数カ月売れなかった
* Lava LauncherやDjinn RenovaなどのChaosリワード登場時に購入し、数日で半分以下に値下がりした
* Ferexia GeneralにBidを入れておいたら、買えたは良いがそこから3割引きくらいまで市場価格が落ちていた。War ChaangやMagi of the Forestでもやった
* Chaosパックリリース直後に新能力カードのAcid Shooter, Temporal Master, Gem Meteor, Insidious Warlockを買い、半分以下に値下がり
思いつくものを順に書いていたら全部Epicでやらかしてますね。この記事では別にEpicが危険と書こうとした訳ではないのですが……振り返ると、一見旨そうに見えて飛びつくたびにやられてます。
とはいえEpicばかりになったのも偶然ではありません。貴重なカードに備わっている、流動性が低いという性質が原因になっています。
例付きでとてもシンプルな解説がありましたので引用いたします。ざっくり読み替えると、売買のしやすさ、カードの移動しやすさが流動性ということになります。
有価証券や為替取引において、流動性は売買機会や制約条件の多寡を表します。
【流動性が高い】
いつでも売買が可能で、一度に売買可能な数量の多寡が問題とならないものを、「流動性が高い」といいます。【流動性が低い】
逆に、売買時期が限定され、希望する数量が揃うかどうか、または捌けるかどうか判らないものを、「流動性が低い」といいます。
流動性が低いことでどんなリスクがあるかというと、この2つです。
①普段中々売れず、安く買えても$DEC化するのに時間がかかる
②突然値段が大きく下がる可能性がある
これは定義のままですね。マーケットにカードを置いておいても売れにくいということです。一時期Epicばかり買って取引していましたが、Bidで安く買えていてプラスになっている(Card Powerは増えている)のに、手持ちのDECが常にカツカツでカードを買うのに苦労する、という状態でした。あれは辛かったです。
もしこの方針で大規模に取引してしまうと……例えば事業的に展開して多額の借入や多額の税金が発生したりする状況の場合、利益が出ているはずなのにお金が払えない、いわゆる黒字倒産の発生する危険な状況というわけです。
これは以前紹介した板と密接な関係があります。前々回、カードの種類によって板の厚みが違う、レア度が上がるほど市場の注文が減るというお話をしました。これはまさに流動性が低いということだったわけですね。
板が薄い状態で急に複数枚カードを売られるとどうなるでしょうか。前々回は急に買われる場合の板の動きを下の図で説明していましたが、こちらは逆、暴落が起きます。
流動性が低く板が薄いと、一見価格差が大きくお得であるためほかの人にもBidを被せられやすいです。そのようなカードに下手にBidを入れていると予想外の苦戦を強いられます。暴落に巻き込まれるくらいでないと中々Bidは成立しにくいため、買えた瞬間には既にマイナスとなることが良くあるのです。

ということで、流動性が低いと利益が生まれても販売して確定することが難しく、含み損(確定していない損失)も抱えやすいです。
リリース直後のカードは、まだ価値も未確定で参入者も少ないため基本的に流動性が低そうです。それはタイミングが分かるため自信がない限り避ければよさそうですが、普段売買する際には、どうやって流動性の低いカードを見分ければよいでしょうか?
流動性を何で表現するかは色々ありますが、ここでは実際に行われた取引量によって流動性を測ることにしましょう。カードごとの取引量は、2つの方法で確認することができます。
カードごとの取引量をまとめて閲覧するには、Splintercardsが有用です。
こちらの「LOW CARD & LOW BCX PRICES GAP」というツールで取引量をエディションごとに比較できます。Antoid Platoonの2462枚に対してAdelade Brightwingは69枚と、当たり前ですがレア度によって大きな差があります。同じレア度でも取引量に差のあるカードも見て取れるので、ぜひ確認してみてください。
(※集計期間は一週間以内と思いますが、どれくらいかは把握していないです)

ちなみにこのサイトの別のツールでは、市場に出回っているカードの枚数や印刷上限を調べることができます。確か前回リワードが変更された際には、リリース前からこの値を見れた記憶があります。
次のリワードカードももう予定されているようですので、その際にはどれくらい流通することになるのか確認しておきたいですね。反射を防ぐような新スキルも発表されていますし、次は環境にどんな刺激を与えてくれるのか楽しみです。
新リワードカードの壁紙が配られてました。これはカッコいい!
あるカードの1日あたりの取引量を調べるには、PeakMonstersが有用です。
こちらは、以前板を見た時と同じく、PeakMonstersのカードの詳細画面に情報があります。少し操作が必要なため、画像に印を付けておきました。

ちなみに、リストモードにすると複数のカードを比較しやすくなったりします。
画像の通り、リストを選択してから各カードをぽちぽちグラフモードにすると、縦に並んで見やすくなります。Epicは普段売れないのに突然売れるという感覚が思ったよりはっきり見えてビビりました……。

カードごとの流動性として取引量を見ることでリスクの高いカードを事前に察知することができそうです。これで、リスクリワードの計算材料が増えますね。
ところで、取引量が十分なカードでも値下がりすることは時折あります。そんな時は諦めて安く売って損切りするしかないのでしょうか?
これに挑むべく次回の第6回は「絶対に負ける必勝法」……の予定だったのですが。
その前に売買をする時の躓きポイント、HIVE POWERやACCOUNT TIERの解説を一度挟みたいと思います。単語に見覚えが無い方、何となく見たことあるけどという方は参考になると思いますので、お楽しみに。
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