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【10$→10万円!?】Splinterlandsでのトレード考察&体験談

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  • しらたまどん
  • 2022/05/01 15:33
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はじめに

みなさま、Splinterlandsはもう楽しんでいますか?

それとも、NFTゲームに興味があるけれど、今から遊んでも遅いのでは……とためらっていますか? 新しいことを始めるときには、決意だったり期待感だったり、気分を盛り上げていきたいですよね。
 

かつて同じような熱に浮かされた私も、今はSplinterlandsの楽しさを知っていて、play to earnを実感できています。せっかくのご縁ですので、ジェットコースターのような私の体験を共有できればと思います。

なお私はSplinterlandsを、カードのトレードをメインとした店舗経営ゲームのように楽しんできました。この記事では、

Splinterlandsでのトレードの有効性 を考察し、

② $10から10万円に増やすまで の体験談をお伝えします。

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500,000DEC(≒10万円)に到達するまでの道のり

実はカード売買をメインに扱った記事は見たことがないため、筆を執ってみました。そこそこの期間トレードと向き合ったリアルな視点からの、Splinterlandsの可能性を描いた珍しい記事になったかなと思います。

「俺ならもっと上手くできそう」「私ならこんなことができるかも」と参考になれば幸いです。
 

※ 既に遊んでいる方も読み物として楽しんでいただければ幸いです

「あるある」とか「あーあれね」とか「他にも儲けるチャンスあったでしょww」とか「そうなんだー」とか突っ込みながら是非。コメントいただけるととても嬉しいです

注意事項

※ 10万円は、50万$DEC * 0.2027円/DEC = 10.17万円という4/29時点での概算です。手数料や円安などツッコミどころはご容赦ください

※ $10とありますが、P2Eに必須のスペルブック10$とは別に10$を用意してのスタートです。気分が乗ってスタートダッシュ課金しました。ごめんなさい

※ 投資の助言や勧めではありません。再現性もないです。同じ行動をとっても何が起こるかは責任をもてません。その時の市場の状況や、資産、スキル、道具、気分によって、最も良い選択は変わってくると思います。色々なところにチャンスがあるんだな、というスタンスで読んでいただければ幸いです

 

目次

全体像が分かるように目次を置いておきます。何かぴんと来るものが有りましたら、GWのお供に読んでいただければ幸いです。

1. Splinterlandsでのトレードの有効性の考察

 1.1 なぜトレード?

 1.2 Splinterlandsという市場の特性

 1.3 カード売買の楽しさ

 1.4 今後も大丈夫なの?

2. $10から10万円に増やすまでの体験談

 2.0 Splinterlands開始! 0DEC

 2.1 プレイヤーとして参入 ~1,000 DEC

 2.2 はじめてのトレード ~10,000 DEC

 2.3 倉庫番始めました ~50,000 DEC

 2.4 あなたのβ、高く買います ~100,000 DEC

 2.5 念でぼろもうけ大作戦 ~500,000 DEC

3. おわりに

 

1. Splinterlandsでのトレードの有効性の考察

1.1 なぜトレード?

Splinterlandsで資産を増やしていくにはどうすればよいでしょうか?

ここに一枚の図を用意しました。

どうぶつの森を始めとした借金返済ゲームが好きな、私の経営シミュ脳で考えた資産の増やし方です。

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資産の増やし方

生産したものを販売して資金を得て、その資金で新しい種や設備を購入してまた生産する。生産-販売-投資のループで資金を増やしていくイメージですね。

Splinterlandsで言うならば、バトルで勝ってカードや$DECを得て、販売益の$DECでキーカードを購入して、更に勝つ感じです。

※ $DECはSplinterlandsで報酬としてもらえる主要なトークンです。Splinterlands経済の中心であり、外部のトークンと交換できます

上手くループが回ればよいのですが、初期投資や生産力がないと茨の道かもしれません。

ガチャ運がなく、大会で勝ち続ける自信もなかった私は、早い段階でバトルを介さないループを検討し始めました。

 

それがカードのトレードですね。需要が高まりそうなカードを貯めておき、高騰時に販売した差額を得ることで資産を増やす方策です。

この記事を通しての基本的な方法になります。

 

1.2 Splinterlandsという市場の特性

電子データであるカードを売買するのは、これぞNFTとワクワクしてきますね。

ただsplinterlandsでのカードの売買は有望なのでしょうか?

私は過去の体験からYes!と手放しで叫びたいところですが、少し立ち止まって考えてみました。

結論から書くとSplinterlandsは取引量が多くなる環境が整っているのでYesと集約されました。その3つの理由を書いていきます。

 

① そもそもユーザ数が多い

売買の成立にはカードの需要が必要ですが、ユーザ数はどんなものでしょうか。

dAppRaderのゲーム部門で1位1日当たりのユニークユーザ数が35万人だそうです。

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DappRaderでのゲームランキング

遊ぶ際には、カードを保有してシルバーランク以上にならないとドロップが制限されたりと収益を高めるのは難しいため、アクティブなユーザは皆カードを持っているor借りているはずです。
 

具体的にはどれくらいなのでしょうか。

公式Marketのページには取引量が載っていますが、久しぶりに見てみると……

24H VOLUME: 97,238 sales / $83,056

 一日で10万回も売買されているんですね……調べてみてびっくりです。

 

② カードの種類が沢山

400種類以上というカードの豊富さがSplinterlandsを面白くしているのは明白ですが、トレードにおいても種類の多さは影響するでしょうか?

単純にプレイヤー視点で考えると、まず5属性あるので買いたいカードは沢山ありますよね。属性を絞って数枚買ったとしても、今あるものにこれを組み合わせればもっと強い……と買い足したくなります。まとめ買いも良くある光景ですね。

次はマクロに考えると、呪文やAmplify、高コストなど、トレンドに併せて需要が変化したり、強いコンボの変化もありそうですね。これもカードの売買には追い風です。

また当たり前のような話ですが、Editionやレア度でもカードの価格は大きく変わります。

資産の多寡やトレードの時間軸に合わせて取り扱う商品を変更でき、自分のスタイルに合った稼ぐチャンスを見つけられます。

これは参入のハードルを下げてくれています。
 

③ 売買の機能が充実

カードはゲーム内のMarketボタンから買えちゃいます。

カードリストがあり、値段ソートやフィルタもあります。

全てのプレイヤが、ゲーム内で得られる$DECを使ってカードを売買できる。しかもガス代を取られたり遅延もしない。Discordで交渉したり外部のマーケットに繋いだりwalletを作成したりも要らない。

軽く国内BCGを触っただけの私の見識が狭いかもしれませんが、これは何気に凄いことだと思っています。

Splinterlandsでは、プレイヤーはみなトレーダーなのです (誇張)

 

公式での売買機能もありますが、便利な上にお得なツールを提供しているサービスも複数あります。

公式マーケットにはこの3つのリンクがありますが、他にもsplintercardsという便利な情報サイトもあります。それぞれが競争してどんどん便利になっています。

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便利サイトのアイコン

個人的にはPeakMonstersを重用しています。無かったら続けていなかったかもしれないレベルで便利です。

* Bid (指値注文)

* レンタルBid

* 整理されたカード管理画面や売買ログ

* ポイントのようにトークン$PKM配布

Bidにより、需要と供給の均衡が可視化されました。これが無かったら市場は現状ほど活発でなかったとも思っています。
 

①ユーザ数が多い ②カードの種類が多い ③売買機能が充実

これら3つで一貫して、Splinterlandsは取引量が多くなる環境が整っているのが分かります。カードの売買が成立する余地は十分ですね。

 

1.3 カード売買の楽しさ

売買で稼ぐ余地があることが分かりましたが、ではどうやってカードを選べば良いのでしょうか?

この疑問に答えるべく頭をひねって試行錯誤することが、私にとってトレードで一番楽しいところです。

Splinterlandsでは、色々な背景の人が、それぞれの考えを持ってカードを売買しています。無差別級異種格闘技、いや天下一武道会のように、色々な特殊能力を持った強者が待ち構えています。

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Splinterlandsを取り巻くトレーダーたち

数学者は、市場を数値化して売買の期待値を高める手段を持つかもしれませんし

強豪プレイヤは、次に価値の高まるカードを正確に予測するかもしれません。

経営者は、レバレッジで資産を膨らませる仕組みを生むかもしれませんし、

相場師は、高騰するカードを次々に仕込めるかもしれません。

ギルド/コミュニティは、情報や予算で市場に影響力を持つかもしれませんし、

エンジニアは、botや可視化ツールで売買のやり方を変えるかもしれません。

資産家は、現実では禁じられた相場操縦で無双するかもしれませんし、

個人投資家は、長い時間軸でリスクを分散できるかもしれません。

良いトレードのために自分の強みを活かしても良いですし、学習の練習場にしても良い訳です。

$DECを稼ぎつつ強い人の動きも垣間見られるお祭りだと思ったら……ワクワクしてきませんか?

 

1.4 今後も大丈夫なの?

Splinterlandsがトレードに向いているとして、次に気になるところはこれですよね。

「もう遅いんじゃないの?」「儲けられたのは先行者利益でしょ?」

待ってました。手前味噌ですがこちらの図をご覧ください。$DECの価格の遷移ですが、ある時点で跳ね上がっているのが分かるでしょうか。

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$DECの価格遷移

これはAxieバブル周辺で、通貨もカードも値上がりしまくっておりました。

跳ね上がる前に参入していれば当然勝ち組ですが……私は跳ね上がった後から参入しました。バリバリの高値掴みです。今なお続く1/10の$DEC値下がりも上から下まで喰らっていることになります。

そんな出遅れた私ですが、この記事を書くくらいにはトレードで資産を膨らませることができました。

$DECが下がりながらでもトレードのチャンスは沢山あったのです。

* リワードの刷新

* 新カードバックの登場

* wildからmodernフォーマットへの切り替え

* コラボ/マーケティングによる新規ユーザ増加

* $DEC低下での割安感によるプレイヤーの資金投入

などなど、運営の施策が市場に刺激を与えています

そして運営は今後も定期的にイベントを沢山用意してくれています。

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公式発ロードマップ。LANDを中心にまだまだ沢山

今後もイベントの度にさきほどの強者達が動くと考えると……血沸き肉踊りますね。

※なお、$DECはパック販売時に$0.001換算で使うことができているため、これ以上の下げは心配していないです。

さらにドキュメントによると、1000DECが$1より大きいならば日々のDEC報酬を減らし、逆に小さいならばDECの報酬を減らすようです。

$DECが下がっていますが、あるべき姿に近づいているだけかもしれません。

 

2. $10から10万円に増やすまでの体験談

Splinterlandsでのトレードの良さを一通り語ったところで、具体的な取り組みや成功要因などを体験談として書いていきます。失敗したことも割と正直に書いていますので、笑いながら読んでいただければと思います。

2.0 Splinterlands開始! 0DEC

希望を胸にいただきつつアカウントを作り、PayPal経由で軍資金10$とスペルブックを購入。これで一人前のスプリンターとなりました。

早速カードを購入しに……は行かず、ポーションを購入。当時はデイリーボーナス宝箱が5つ増えるお薬が、Creditで購入できたのです。

海外サイトを見ながら強そうな海竜さんをレンタルしていざ戦場へ。

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体力が高く回復能力を持ち、攻撃力も高い。これは強い

2.1 プレイヤーとして参入 ~1,000 DEC

クエストポーションのおかげで好調でした。

レンタルしてバトルして宝箱を開けて売るだけでするする1,000DECに到達し、P2Eって凄い!という気分でしたね。

リーグ上位プレイヤの試合を見て強いカードや組み合わせを勉強して、強いカードを借りて何度も試します。Mylor Crowlingの強さに驚いて、レンタルマーケットでF5を連打して安く借りようとしていたのが懐かしいです。

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いつかMylor Crowlingを軽く買えるくらい稼ごう、と決意を抱いて闘いに励んでいました。
 

2.2 はじめてのトレード ~10,000 DEC

ポーション、切れちゃいました……。

好調に見えたSplinterlands生活でしたが、ポーションが枯渇してデイリー宝箱が5つ減りました。

DEC->HIVE->クレジットでポーションを買う作戦もアプデで防がれて、バトルでのearnは頓挫です。
 

2週間ごとのシーズン報酬を頼りにすると、速度感が物足りない。色々試そうと海外コミュでスカラー的なものも覗いてみましたが、こちらも上手くいく未来は見えず。
 

手詰まり感の中で、カードの売買を考え始めます

とはいえ、何を買えばよいのか、適正価格がいくらなのかも全く分からず……。
 

途方に暮れていた時に出会ったのがPeakMonstersとsplintercardsでした。

戦略は単純、splintercardsで狙うカードを決めて、PeakMonstersで最高値Bidを入れる!当時はこれを繰り返していました。

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splintercardsでの時系列分析

例えば1週間前から大きく値下がりしていたら割安かもしれないですし。

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PeakMonstersでの最高Bidと最低売り値

売り手の価格と買い手の価格が離れていたら売買の差額は大きいかもしれない、という感じです。

実際には取引量だったり大口の介入だったり地合いだったりと情報は他にも色々ありますが。ざっくりこれらを組み合わせて、このようなストーリーを考えて売買を行っていました。

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値段の変化と、売買の希望価格の差から今後を考える図

そんなこんなでカードの売買という新世界に乗り出した訳ですが。

10,000DECに到達する頃には、カードの適正額がすっと浮かぶくらいにはマーケットを眺めるのが好きになっていました。


 2.3 倉庫番始めました ~50,000 DEC

10,000DECに到達すると、買えるカードの選択肢が増えてきます。

なかばBid中毒みたいになっていたのがこの頃です。
 

そこそこのお値段帯の、βやプロモ、EpicのリワードあたりのBidを入れていきます。成立に時間はかかりますが、価格差を取りやすく資産は増えていきます。

そしてこの時に気づいたのですが、時折カードが安く買えていることがあるのです。

1枚1$のカードが合成されて売られてくるのですが、2枚で1.5$とか、時には2枚で1$で売る人が居るのです。

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まとめ売りが安い例

なんだろう。売りミスなのかなと思ったものの、じゃあ遠慮なくと2枚で2$で売ってみるとほとんど売れないんですよね。

5枚でlv.2になるカードは、2枚あっても4枚あってもlv.1でしかないのです。なのでプレイヤー視点では、2枚分の価格で売られても要らないよとなるので、買ってくれる人が激減してしまうと解釈しました。

つまり合成されたカードは厄介者。カードには罪はないですが、中途半端に合成して放流した人を恨んでもらうしかありません。

ただ枚数にもよりますが、長期間置いていると、x0.8くらいの価格設定なら買っていってもらえます。高レベルに合成するためにまとめ買いされているようです。
 

ここでふと昔やっていた店舗経営ゲームのSOLD OUT2を思い出しました。

プレイヤー各自が店舗を持って鎬を削る、オンラインお店ごっこゲームです。多くの人は生産や加工枠、あるいは卸売りのための販売枠に特化した店舗を作るのですが……。

時折、倉庫サイズや輸送速度に特化した、時間や空間を切り売りするプレイヤーが富を築いていたことを思い出します。
 

そうか。

$DECの即金が欲しい人と、カードをまとめ買いしたい人とを、繋げよう。倉庫業としてカードを預かって流動性を提供することは仕事になりそうだ。
 

こうして、回転率が悪くとも着実に利益を重ねる倉庫業を始めて、50,000DECまで資産を膨らませることができたのです。

 

2.4 あなたのβ、高く買います ~100,000 DEC

50,000に到着したら100,000はすぐそこ!と思っていましたが、一番苦労して時間もかかったのがこの時期でした。

何より、50,000DEC達成から2日後に手持ちが10,000DECを切り、一週間後には900DECまで減っていたのが笑えます。

いや、当時は全く笑えませんでしたが。
 

何が起きたか端的に書きますと……折角$DECも増えてきて新しいことがやりたくなった私は、新Rewardカード登場で高値掴みしました

記憶があいまいなのですが、当時はEpicを安く買えたら良いなーとマーケットを見ていました。

当時UntamedのEpicが大体$20くらいで、能力が似ている色違いカードなのだから、下がっても半額くらいかなと安易な判断です。考える材料、流通量は公開されていたのに。

そしてLavaLauncherを$10くらいで複数枚買い。$6くらいまで下がったのでお買い得なので買い。ほかのEpicも下がってきていたのでチャンスと買い。

気づくと手持ちの$DECは底をつき、残ったのは在庫の山でした。

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同じ近接射撃スキル持ちEpic。似てる?

余談ですが、右のLava Launcherは現在$0.33です……初心者が入りやすい良い時代になりましたねー

手持ちのDECが無くなった私は呆然としましたが、数日しか引きずらずに無事復帰しました。

もともと最初は1,000DECから始めたじゃないか。また10,000DECを目指そう、と。
 

倉庫業としての自覚をもってまっすぐ進むと、10,000DECには割と直ぐに戻れました。ただし一度底値を抜かれた恐怖から、価格差だけを見る方法は封印して次を模索し始めます。
 

戦略を考えるうえで着目したのは、カードの価格変化の周期性でした。

暫くマーケットを眺めてきたことで、カードの価格が波のようにうねりを形成していることに、ある程度気づいていました。

splintercadsを見てみると、カードの価格が急上昇してゆっくり落ちてくる動きが、順番に色々なカードで起きていることが分かります。

 

その動きに注意しながらマーケットを眺めていると、何やら違和感があります。

某Youtubeで株を学んでしまった私には天啓が下ります。ああこれ、価格操作してる人がいるかも……
 

特にピンと来たのはこちら。私の心の中でカニキングと呼んでいた相棒です。

回復持ちという特異性で需要を持ちながらも、あまりに値動きの激しい、生きの良すぎる甲殻類でした。

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下がってきたタイミングで仕込む

平行して、何が上がるのかは分からないので、βはレアまで全部最低1枚ずつ買っていく。こうして私の倉庫はβで満たされていきました。
 

どちらかというと長期投資的なスタイルになったことで、価格監視ボットを開発したりしながらゆっくりβをコンプした頃に、運命の日が近づいてきます。

Chaosカードパックのリリース、そして、スターターデッキの変更です。

βカードがスターターデッキから消えるという情報を得た私は、βの収集を加速します。

これは上がる。先週から下がっているカードであれば、Bidでなくても買ってしまえ。Rewardの下落に巻き込まれた時とは違って、自分の意志でDECを減らしてカードを貯める、初めての大勝負に出ました。

 

結果は、予想通りβカードは高騰

魔法カードの値上がりにはそれほど乗れませんでしたが、無事に100,000DECに到達することができました。
 

2.5 念でぼろもうけ大作戦 ~500,000 DEC

① bot襲来

10万DECを超えると、やれることが増えてきました。

高めのサモナーに手を出してみたり、レベル3以上のカードを買ってみたり……楽しい日々を謳歌していたのですが、気づくと何か違和感が。

最近カードの売買履歴が静かなような?

Bidが中々成立しないし、マーケットに出しているカードも中々売れない。何が起きているのだろうと調査に乗り出します。

 

実は当時、PeakMonstersのBid成立が遅かったり不満があったため、自前でBid管理するようなツールを開発していました。

その知見を活用して流れてくるblockを見てみると……

* あるカードの売りに対して、ミリ秒単位で買い注文が複数人から入っている

* あるカードの売りに対して、同一人物から複数の買い注文が入っている

* あるカードの売りが入る前に買い注文が入っている

……あっ。これあかんやつだ。技術と資本を持ったハッカーが稼ぎに来てるやつだ。生半可では対抗できないやつ。

あー。そちらの国のお方。へー、こういうときにスイスのサーバー使うんですね。と、公式Discordのコミュニティなんかも読みつつ、色々と察した私は現状を整理します。

 

買いも売りもBotが存在していて、特に売りは1セント単位で被せられる。βは売りbotに豊富な在庫があって当分苦しい闘いになる。今までのやり方ではもう通用しない

 

現実に向き合ってβ重視の戦略を捨て、新市場のChaosに進むことを決めます。

botの力が発揮されにくい場所で戦うための、Chaosへの戦略的転進です。

βカードは単価が高く取引量は少ないですが、chaosは逆に単価が安く取引量は多いです。そのためbotに張り付かれたとしても、まとめ買いが発生すれば貫通して私のカードも買われるはずです。

 

② Chaosでの苦戦

Chaosパックに移動してみると、やれることが加速度的に増えていきます。Legendaryを買ってみたり、まとめて100枚買ってみたり、Goldを買ってみたり、何でもやれる気分です。

とはいえ今まで以上に投資としての側面が強くなりました。適当に買ったEpicは下がりに下がり、再び資産は30,000DECほどに……成長が見られません。
 

最新のバトルのトレンドすらもわからない状態で売買して勝てるほど甘くはないようです。今まで以上にカードを良く知り、どんな時に上がるのか予測する必要性を実感します。

 

……いや。研鑽し続けてるプレイヤーではないのだから無理じゃない?

しかもリーグによって性質変わりますし、実質ブロンズカードで戦ってるシルバープレイヤーにそれは無茶でしょう。カードが多いので一枚ずつsplintercardsで見ていくのも現実的でないですし。
 

急いでの解決は諦め、低速で稼働しながら考えます。

カードの中身が分からなくても、カードが値上がりするか分かる方法はないのか?

温泉に浸かりながら舐めたことを考えてみても、答えは中々見つかりません。

 

③ カードの声

状況が変わり始めたのは、これも突然の天啓からでした。

色々な用途に使えるだろうと、取引の履歴や市場のカード価格の遷移だとかをデータとして保存するツールを作って結果を眺めていた時です。

なんかこのカード、今安いけどもっと高いはずじゃない? 

Chaosの白なんてほとんど使ったことないのに、ふとそのカードが気になって買ってしまいました。半ばやけくそな買いでしたが、$6.7が$10以上に……なんてこった。

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突然なのですが、HUNTERxHUNTERという漫画で、オークションが盛んな都市を舞台にした部が私は好きでして。念でぼろもうけ大作戦という、露店から掘り出し物を見つけるシーンが思い出されます。

優秀な作り手が本気で作ったものには、不思議な力が宿る。不思議な力さえ見つけられれば、自分は価値が分からなくてもその道の専門家は価値を認めて高く買ってくれるだろうというお話です。

勿論私に念や超能力の類は無いのですが、データを並べて見ていると、カードが自分の価値を訴えてくる気がします。市場のコンセンサスや過去のデータが、数字のシグナルとして表れているのかもしれません。
 

こうなったらやれることを積み重ねていくだけです。

数値を一覧できる表を作ってみたり、グラフにしてみたり、価格の変動が大きい所を可視化したり、あるいはヒートマップを作ってみたり。

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数値を一覧するテーブルの例

データの海を泳いでいるうちに、50,000DECから100,000DECになったのと同じくらいの時間で、気づくと500,000DECに辿り着く日を迎えていました。
 

3. おわりに

Splinterlandsでのトレードの有効性を考察し、$10から10万円に増やすまでの体験談をお伝えしました。

この挑戦から私が学んだものはこの3つです。今後も沢山失敗しながらSplinterlandsでのトレードの道を楽しんでいきます!

* 数値目標に向けて楽しんで挑戦すれば何とかなる

* 失敗しても恐れなければ何とかなる

* 困ったら観察すれば何とかなる

……ちなみに今回、カード売買をメインに扱った記事は見たことがないため、このような記事を書いてみました。書いてみて何なのですが、記事執筆が初めてなこともあり、このようなテーマに需要があるのか少し不安だったりします。

今後の記事では、Splinterlandsでの売買でのテクニックや技法を、会計/相場/ツール/メンタル(?) などのテーマに沿って整理しようかなと思っております。

需要があると分かればより楽しく執筆を続けられると思いますので、いいねや是非書いてほしい!などコメントいただけると幸いです。

あるいは

「Splinterlands始めました!」とか

「長い!」とか

「いや肝心なとこ省いたでしょ。もっと書け!」とか

「PeakMonstersのトレード便利機能知りたい」とか

「メンタルの話は要らないかなー」とか

「会計?トレードに効くの?」とか

「OOをもっと詳しく」とか

この記事や今後の記事に対する希望など、何でもコメントもらえると嬉しいです

 

長くなって申し訳ないのですが最後にもうひとつだけ。

良いと思ったけどコメントはちょっと……という方も、周りのSplilnterlandsをやろうか迷っている人などに共有して頂けると幸いです。勿論ほかにも良い記事はたくさんありますが、Splinterlandsの懐の深さや可能性を伝えられたのではと思っています。


未来のSplinterにこの記事が届いて、勇気ある一歩への一押しになれるならば筆者冥利に尽きます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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