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KINDLEで買ったこと忘れてて、ちょっと読むの遅れちゃいました。
またこの世界観に浸れる時間は幸せでした。
以下ちょっと内容にふれます。(かつ原作知ってる前提の人にしか通じない感想です)
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1巻目は原作とほとんど重なってないので、沙弥香視点で語られる物語を少しつらい気持ちになりながら見つつ、最後に燈子に出会うまでの話でしたが、
2巻目は逆にほぼ原作と同じ時間を沙弥香視点で眺めていくのは色々と新しい発見があったというか、なんとも言えない納得感というかがありつつ、沙弥香については1巻目よりはつらくなることはなかったですが、燈子のことが好きな沙弥香から語られる燈子の痛みがちょっとつらかったです。(原作と重ねて余計にっていうのがあると思いますが)
最初の章で原作をなぞるように沙弥香と侑のやり取りも含めて進みつつ一旦完結して、次の章から時間がさかのぼって侑が入学する前(沙弥香と燈子が出会ったところ)から、沙弥香と燈子がどうやって過ごしてきたかを見せていく構成は良かったです。
最初の章で一旦原作を違った視点から見ることの新鮮さによって一気に世界観に引き込まれ、その後もすごくいいテンポで読みすすめました。
改めて、沙弥香は(自分で納得しつつも)辛い恋を選んでいくんだろうなというのと、燈子の自分勝手さ(いい意味で)、侑の優秀さと必要性を深く再認識。
そしておばあちゃんがかっこいい。
エピローグの大学進学後に出会った後輩が気になりつつ、やっぱり沙弥香は先輩キャラが似合うな。(燈子は後輩キャラでもいけそう)