東南アジアの“タイ”と聞いて思い浮かべるものは何だろう。
以前から日本人に大人気の国だ。そして首都バンコクは1998年の通貨危機から素早く立ち直り中進国のリーダーとしてアジアの経済を牽引している。
空港から市内に向かうタクシーのなかから建設中ビルのクレーンを数えるのが私の習慣になっている。ここ数年は約40台、そして先月は50台と何故か増加していた。
実はこの数ホーチミンやジャカルタよりも多い。
一時の外資による不動産投資ブームが去ったとはいえ、地下鉄や鉄道のインフラ整備にともなうコンドミニアム建設。そして危機的状況にあるオフィス不足によるコンプレックス建設による結果だろう。
実はタイは建築デザイナーにとって夢の舞台であり日本では見られないデザインの建物が多い。またアーキテクトは自国の伝統文化、そして仏教を非常に大切にしている。その情熱は日本の比ではない。
日本は経済優先の建築により街の景観が破壊されたがタイの建築家は伝統のデザインをモチーフとして取り入れているデザインも多い。
既に関係名所の凸凹ビルとして皆さんもご存知でしょう。リッツカールトンや有名人が住んでいることで有名ですよね。でも高層階部分は未だ完成していないのかクレーンが載っています。