江戸時代に深川の漁師たちが、船上で簡単に食べられる料理として広まった深川飯。深川飯は日本五大銘飯のひとつとしても知られており、昔から深川漁師の船上料理として親しまれてきた東京の郷土料理で御座います。
石原さとみさんが恐ろしく美味しそうに頬張るCMで深川飯は一役有名になりましたよね。
そんな深川飯は農林水産省郷土料理100選のひとつ。ざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで熱いご飯にぶっかけた、漁師の知恵の一品で御座います。
お品書きは
深川めし(ぶっかけ) 1,950円
浜松風 1,950円
島千鳥 1,950円
辰巳好み 2,150円
etc
深川めしには汁掛けタイプと炊き込みタイプの2種類が御座います。従いましてこの日は両方を味わうべくぶっかけと炊き込みの両方が味える「辰巳好み」をオーダー致します。
江戸の旨みがてんこ盛りになった深川めしが運ばれて参りました。
新鮮なあさりを特製の味噌でさっと煮立て、汁ごとかけた“ぶっかけ”で御座います。
忙しい漁の合間に食べていたといわれているだけのことはあって、素早くご飯を駆け込むように頂くことができます。浅利もごろごろ丼に入って、ざっくりと切った葱と刻み海苔が漁師町であった深川の磯の香りを感じることができます。
そしてこちらはお醤油味で炊きこんだ“炊き込み”で御座います。
一般的に駅弁などで売られている所謂メジャーな炊き込みご飯はこの「深川めし」です。これは葱とお海苔の風味を余すことなく使った海鮮丼で御座います。特にあさりのうまみをダイレクトにその丼に入れ込むという技は漁師町であったこの深川の知恵でしょう。お味噌のお味とアサリの出汁の組み合わせは見事と言っていい一品です。
お吸い物。
アオサの入ったお吸い物は、深川飯と同じく磯の香りを感じることができます。
お箸休めのお漬物も素晴らしいです。
南瓜や筍、椎茸などの野菜の煮物です。煮物一つとっても上品な味付けが致します。
デザートのお餅。
炊き込みご飯にお出汁を入れて味わってみます。
門前仲町のCMも公開されています。
如何でしょうか。富岡八幡宮の正面鳥居をくぐって左側の境内の閑静な場所にたたずむ「深川宿」。本店は清澄白河にありますが、江戸前の魚介をその漁師たちが、漁の合間に早飯するために食べたのが、深川めしです。皆様も江戸っ子のお味をこの深川の地で堪能してみては如何でしょうか。
店名:深川宿 八幡店
住所:東京都江東区富岡1-23-11 富岡八幡宮内
TEL:03-5646-8678
営業時間:
11:00~14:30(L.O)
17:00~20:30(L.O)
日曜営業
定休日:月曜日
備考:
【味】3.5
【価格】3
【雰囲気】4
【サービス】4
【混雑】4
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written by tamito0201(たみと)