引き続き東京都墨田区東向島の江戸時代に文人墨客のサロンとして使われた花園「向島百花園」を散策致します(前回の記事はこちら)。
最近は若い頃に目に入らなかったものが目に映るようになりました。
また10年後、20年後は見える世界が違うのかなぁと思いながら散策を楽しんでいます。
これは何の花なんだろう。
「庭園の 撮りたいスポット 月昇る」。
これ灯篭なので夜はさぞかし綺麗でしょうね。
向島百花園で有名な「はぎのトンネル」で御座います。
ハギを竹で編んだトンネルに沿わせて仕立てたもので向島百花園の名物です。私が行ったときはちょっと早かったかな。
シーズンになると花のトンネルになります。
「晩学の 詩心ふくらむ 月夜かな」
いいですね。どんなことでも学び始めるのに遅いということは私はないと思っています。
こちらは六月頃には花菖蒲が楽しめます。夏に咲く半夏生も見所の一つ。
面白い句がありました。「十三夜 母の手順に 厨ごと」。
そう感じている女性方も多いのではないでしょうか。
元居士の句碑。
「水や空 あかり持あう 夜の秋」。この俳句で情景を描かなくとも伝わってきます。
「水活よう 秋空下に 黄昏る」 by たみと
「半世紀 終の住処の 月明り」。
やっぱりインパクトがありますよねぇ。この一句で人生が表現できていんですもの。
「奉納舞 笛の高鳴り 月白く」
まず奉納舞なんて言葉が出てこないですもの。動き、音、情景がこの一文で表現できているのが半端ないです。
もう一句。「水鏡 我が鏡裏と 天分かつ」 by たみと
結構考えたんですけど、難しいですねぇ。。。
墨田区民ならではの俳句。「夜更けて タワーを守る 月光」。
すすきが秋深まったということをあらためて感じさせてくれます。
さらに一句。「尾花見て 枯れた心に 風そよぐ」 by たみと
「名月を 二重に楽しむ 乱視かな」
これ上手いなぁ。落ちもありますしね。
今日はここで御終いです。お次は「【庭園】東京・東向島の「向島百花園」。江戸時代に文人墨客のサロンとして使われた花園を巡る!④」をお届けしますのでお楽しみに!
written by tamito0201(たみと)