花街としても栄え江戸文化発祥とも言われる向島。この向島に今でも江戸情緒を感じることができる創業150年近い老舗の草餅屋さんが御座います。それが「志”満ん草餅」と書いて"じまんくさもち"と呼ぶ「志“満ん草餅」さんです。
東向島散策の折にお伺いしたのをすっかりと忘れておりました。このお店のオススメはなんといっても創業以来守り続けているというヨモギの新芽で作られた草餅です。テイクアウトのみですので、東向島のぶらり散歩をしたときに草餅を買って帰りました。
「志”満ん草餅」さんでは、十勝産小豆を使った餡入りと、餡なしの2種類の草餅を販売しております。この日は十勝産小豆を使った餡なしを購入致しました。
花より団子とはまさにこのことを言うんでしょう。お持ち帰りにするとこのような包装紙に包まれております。
神秘のベールに包まれた志”満ん草餅は1869年の創業といいます。明治維新まっただ中の時代からこの草餅が江戸っ子に食べられていたといいますから感慨深げでございます。
つるりとしたお肌のようなすべすべの草餅。
きなこと蜜が一緒についてきますので、そのくぼんだ弾力のあるお餅にきなことお蜜を投入致します。
頂きてみます。これは美味い!!ヨモギの清涼とした香りが鼻腔を擽ります。その爽やかな香りに、濃厚な甘い蜜のとろりとした味わいが格別です。このモチモチした弾力のある草餅の食感はちょっと癖になりそうな感覚。「志”満ん草餅」さんの草餅は生よもぎだけを使用しているとのこと。
おいしい草餅と一緒にどら焼きも頂きます。
テッテレー。「のび太くーん。ど、どらえもーん」と叫びたくなるような柔らかい手焼きの生地で作られたどら焼きが御目見して参りました。
中には大き目の栗がマロングラッセのように丸々と一つ入っております。どらの皮はクッションのように柔らかめ。生地は軽やかなバタークリームにですが甘さは控えめです。これはドラえもんのようにどら焼きを食べて、明治の時代にタイムスリップしたくなってきたではありませんか。
youtubeに志"満ん草餅さんのプロモーションビデオがありましたのでご紹介致します。
如何でしょうか。明治2年の創業以来「香り高いよもぎ」だけを使用し、伝統の味を守るため一つひとつ手作りして作られた草餅を味わうことのできる「"志"満ん草餅(じまんくさもち)」さん。春の蓬を中心に四季を通じて生の蓬を用い、小豆は北海道十勝産のものを使用するなど素材にも拘り、昔から江戸っ子の心を鷲掴みにしております。
皆様も絶大な人気を誇る向島のキングオブ草餅を頂いてみては如何でしょうか。
住所:東京都墨田区堤通1-5-9
TEL:03-3611-6831
営業時間:9:00~17:00(但し、無くなり次第閉店)
定休日:水曜日
備考:
【味】5
【価格】5
【雰囲気】5
【サービス】5
【混雑】3
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written by tamito0201(たみと)