言霊とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。 ウィキペディア
昔から「汚い言葉は使っちゃダメ」ってお母さんに言われて育った私は、意識的になるべく「良い言葉」を使うようにして生きてきたわけですが、その教えを子供に伝えていきたいなぁと考えていました。
最近になって言葉が脳に与える影響をテーマにした研究等によって、その効果が実証され始めています。
「人の生体をコントロールする自律神経は、脳が思考したことに無条件に反応するという特性を持っている。思考は言語で構成されているために、言語を操ることで、自分をコントロールすることができる」「自律神経系は人称を解さないので、人を意識的に褒めると、脳や自律神経系は自分を褒める言葉だと解する」「脳は現実と想像の区別がつかないため、本当はそう思っていなくても、今日はとても楽しい、と口にすると身体が同じように反応する」
脳は思考を現実か想像か判断出来ないため、思考したことがさも本当であるかのように感じます。そして、思考を構成するのが言語です。たとえ思っていないことだったとしても、言葉で「自分は楽しい」「自分は前向き」だと口にすることで、脳や身体を上手に騙し、自分の状態を良好に導くことが出来るというのです。
タマゴボーロで有名なお菓子会社・竹田製菓は、「ありがとう。ありがとう」と録音されたテープが24時間流されていることはみなさんご存知ですよね?
出荷するまでにだいたい100万回の「ありがとう」をタマゴボーロに浴びせかけているそうですね。
お菓子を作る環境によって、その波動が商品に宿るというのが竹田製菓の経営者、竹田和平さんの考えです。
余談ですが、竹田さんは100億を超える資産を保有し、個人投資家という顔ももつ超がつくほどの大富豪です。
というわけで、娘の夏休みの自由研究として「言霊実験」をやってみました!
非常に面白い結果が出たので、この場を借りて報告させてもらいます。
特売で購入した5枚切り(80円税別)の食パンをジップロックに封じ込め、「ありがとう」等の良い言葉や「むかつく」等の悪い言葉がパンに与える影響について、日々観察し、検証を行いました。
①「良い言葉」・・・ありがとう、しあわせ、だいすき等
②「悪い言葉」・・・むかつく、あほ、どっかいけ等
③「良い言葉、悪い言葉の両方」・・・①と②両方織り交ぜて。
④「何も言わない」・・・放置プレイ。
以下、一部”閲覧注意画像”を投下しますので、グロ画像が苦手な方は閲覧なさらないようご注意下さいませ。
それぞれに点状のカビが発生!!
予想に反して良い言葉がガッツリカビ!!!
▼良い言葉を浴びせてきたパンはこんな状態に・・・
▼悪い言葉を浴びせてきたパンはこんな状態に・・・
▼良い言葉と悪い言葉を同時に浴びせてきたパンはこんな状態に・・・
※なんかくすんでいるような感じです。
そして、、、もっとも衝撃的だったのは何の言葉もかけなかったパンです。
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「なにも言わない」パンだけがどす黒い「黒カビ」に侵食されています。
この結果はさすがに予想していませんでしたが、「社会福祉学」の学習者の端くれとして、専門分野と絡めながら少しだけ見解を述べたいと思います。
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児童虐待は暴力的虐待や性的虐待など様々な分類がありますが、ネグレクト(育児放棄)が最も子供の成長・発達に影響を及ぼすと言われています。
また、「愛」という言葉の反対語は「無関心」だと良く言われたものですが、このパンも「無視された」ことを認識しているかのように、悲しげな漆黒の表情を浮かべています。
そして、ご存知のとおり、青カビや白カビはチーズなどに利用され、うまく利用すれば食用にも転化できますが、黒カビは毒性が強く、肝臓や腎臓に深刻なダメージを与えます。それがまた感慨深く感じてしまいます・・・。
言葉の内容がパンに与える影響は明確には現れなかったが、言葉をかけることで、「青カビ」または「白カビ」が繁殖し、一方、全く言葉をかけずに放置したパンは、毒性の強い「黒カビ」が繁殖した。この実験の結果から「無関心」は人間にとっても、食品にとっても悪影響を及ぼすものとして、仮説を立てられるものと考え、人間を含むあらゆる物質体は何らかの「外的影響」を受けながらそこに存在するのだと結論づけたい。
この動画を見て、娘が「自由研究でやってみたい!」と言ったので、「じゃやってみようか!」となりました。※この時、完全に半信半疑でしたw