終わったことをいってても仕方ない。2022年に入っても「うちのファンドでは、全く検討すらしてません」ではさすがに済まされんから、去年の夏頃から調査してきて、実務上の準備はあらかた出来た。資金も一定程度枠を残しとる。が、いつ?いつ提供を開始するべき?
2022年1月現在、最高値から40%ほど落ちてる状態で方向感を失っとる、、まぁ最悪なタイミングではないと思うんよな。ここから更に下がることも全然あるけど、そこまで下がり白が大きくはない気がする。
しかし、リスクもある。4年前は半減期後の上昇が、ちょうど今くらいのタイミングから下落トレンドに転じてしばらく地を這ったから、皆にその記憶が染み付いとる。古参を中心に警戒感が強そうだから、ちょっと下落が続くと、「やっぱ今回もやー逃げろー」いうて過剰に投げ売りする可能性がある。そこで運用開始すればベストだけど、そうは問屋がおろすのか。。
まずもって、2021年もまぁ上がったことには違いないが前回の半減期翌年(2017年)ほど暴騰してはなく上がり過ぎたという感はない(アルトは別にしてBTCは)。
更に前回は日本人中心の上げだったこともあり、コインチェックのハッキングで一気に市場が冷めた。今回はアメリカ中心で様相が違うよな。
そして、おれらと同じような思考を巡らせて、2022年用の予算を確保してきよる同業者や機関投資家が数多おるはず。絶対おる。
そんな中、目立った悪材料もなくじりじり上げてきたとしたら、「今回は違うんかーい」いうて、今度は逆にFOMOですぐ舞い上がる可能性もあるよ。少し出遅れたら終わりだな。どっちがよりリスキーなんだ。
感覚的には、追いていかれる方がややリスキーかなぁ。
そこまで世間的なホットトピックになってはいないけども、やっぱりマイナーが中国から撤退して、タップルートも無事実装完了したのが大きい。これは長期運用の機関投資家や富裕層も絶対感じとる。
短期的にはテスラ云々、ETF云々、エルサルバドル云々って方が話題性があるかも知れんが、どっちかっていうと地政学的リスクやテクニカル的な問題が生じず、「システムの存続」さえ叶えば、無事稼働してくれさえすれば、長期的には上がっていくというルートにもう乗っとる。そういうナラティブになっとるんやから。
そうなると、待機組に先行して少しずつファンドとして資金投下を始めた方がいいか。
(つづく)