けっこう重要なことなので初めに言いますが、今回紹介する6種の暗号資産に共通していえることは、とにかく話題性や面白み(興味を惹く)があり、その影響で(現時点では)取引ボリュームが大きいです。
つまり、多少暗号資産自体の価格が下がったとしても、Uniswapで流動性マイニングをすれば手数料報酬ががなり入るので、意外と低リスクなんじゃないか、ということです。
MetaMaskやUniswapの利用に抵抗感がない方には、最後に紹介するもの以外はお勧めです。
最近Yearn Familyに入ってBinanceにも上場された、保険関係の銘柄(主にDeFiでハッキングなどされた際に補償するような用途)でAugurやNexus Mutualの競合にあたるものと思います。
供給制限型だし、Fully Diluted Valuation も1億ドル程度なので、割と堅実に、まだ上がる可能性がけっこうあるのではと。
これも最近「Chainlinkキラー」とか呼ばれて話題になったやつです。
ChainlinkはDeFiプロジェクト等のブロックチェーンにトークンの価格情報(多くの取引所の価格を束ねて導き出される妥当と思しき価格)などを提供して手数料報酬を得ているのですが、このAPI3を活用すれば、そういう中抜きを排して、情報ソース側から直接利用者側のブロックチェーンにデータ連携でき、情報ソース側が一定の報酬を得ることができ、利用サイドが払う報酬もChainlinkを利用するより安くて済む、というものです。
スティーブ・ジョブズの盟友スティーブ・ウォズニアックが新たに始めたエネルギー効率化事業に用いられるブロックチェーンとそのネイティブ・トークンです。
Fully Diluted Valuationはすでに大分高い(過大評価気味)ですが、いつかBinanceに上場されそうなので、それまで持っといてもいいかなと。
だいぶ今更ながら、ジョブズとウォズニアックって兄弟でもないのにスティーブ被りなんですね。
BTC特化型のYearnみたいなアグリゲーターらしいです。
BADGER と EthereumのLPトークンをStakinすれば今ならAPY900%、みたいなDeFiらしい早いもの勝ちのやつです。
Ampleforthのパクリといっていいと思いますが、完全なコピーではなく、暗号資産の時価総額(Ampleforthは$1)にペッグするように、日本時間の毎朝7時に供給枚数を調整します。
Ampleforthもそうですが、7時時点でのトークン価格が目標価格よりも高いと価値を希釈させるために枚数を自動で増やしてくれるため、ウォレット内の資産が物凄く増えます。
が、逆に7時時点でのトークン価格が目標価格を下回っていると、枚数まで減らされる(希少価値を高めるため)ので、資産が一気に目減りします。
色々な思惑も絡みあい毎朝7時前後は価格が物凄く変動します(パチスロでいうとゴッドやアラジンのような超荒波機種です)。今のところ、理念には反して(?)むしろ暗号資産全体の価格傾向には全く連動しない、独自の動きを見せています。
名前もWebサイトも格好良いので、個人的には特に気に入っています。
プロジェクト名のとおり、税金逃れが(表向きの)ユースケースです。
現在日本などでは、持っている暗号資産の価値が買値より高い状態で、他の暗号資産に交換すると、その時点で税金が発生しますが、このプラットフォームに何らかの暗号資産をDepositすると、それを担保にして0.5%の手数料を差し引いた同じ銘柄を借りることが出来ます(1ETHをデポジットすると0.995ETHを借りることが出来る)。借りた銘柄を別の暗号資産に交換しようが法定通貨に交換しようが、現在の法律では税金は発生しないものと思われます。
含み益が出ている暗号資産は売却せず保持(預けているだけ)で、含み益もくそもない借り物の資産をどうしようが(貸主さえよければ)、利確にはならないから課税される言われはないでしょ、という。
表向きのユースケースからしてグレー(法律違反ではないが、印象的にはブラック)ですが、本質的にはネズミ講のような要素が強いです(説明は省きますが、詳しい仕組みを理解すれば分かります)。
現在のツイッターフォロワー195名。チームもだれひとり実名を出しておらず、Baby Angelなるゲイトキーパー(管理人?)が存在するのみ。
今回ご紹介するなかで圧倒的に最もスキャムっぽく、まぁ手を出さない方が無難なやつです。
ただ、案外設計はしっかりとしている印象で、実質的に「ネズミ講のようなもの」といっても(それはDeFiにはよくある話で)ルールは明確に記載してあり、プラストークンのように最終的に持ち逃げしなくてもゲイトキーパーに利益は残る仕組みになっているので、普通に流行る可能性はあると思いますし、逮捕者は出ないと思います。
もし流行ったら目は付けられて、いつか規制はされるでしょうが。