2020年2月28日に以下の記事を見つけました。
世界遺産に登録される岐阜県大野郡白川村の「白川郷」の合掌造民宿に、ブロックチェーンを活用した宿泊予約システムを導入したことを発表した。引用
私は仮想通貨交換業者で働いており、仮想通貨やビットコイン、ブロックチェーンが創り出す未来に期待しています。
参考:ビットコインとは
そして、白川郷が大好きです。今まで10回以上訪れています。
そんな白川郷がブロックチェーン技術を導入すると聞き、「これは大ニュースだ!!」と1人で興奮していたのですが抑えきれずにALISへ投稿しました。
ブロックチェーンの未来を期待している方はぜひ最後まで読んでみていただければと思います。
言わずと知れた岐阜県にある白川郷。1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
白川郷は合掌造り家屋で有名な集落で国内外問わず観光客が押し寄せる大人気観光地です。
インバウンドでも成功しており、各国の言語での案内板も充実しています。
日本昔話に出てくるような風景から「日本の懐かしさ」を感じられる場所でもあります。
四季折々の風情を楽しめるので、どの季節もおすすめ。白川郷は豪雪地帯なので、冬は積雪が2mを超えることもあります。
「冬こそ白川郷!」です。
集落から少し登ったところには、全体を見渡せる展望台もあります。
海外からもたくさんの観光客が訪れる白川郷ですが、ほとんどの訪日外国人は日帰りで訪問します。
その理由の一つとして、白川郷の宿は「予約が難しい」と言えるでしょう。
白川郷内には合掌造りの民宿が複数あります。公式サイト
合掌造りで泊まれるなんて、外国人からしたら最高の日本文化体験ですよね。
ですが、予約方法のほとんどは電話もしくはFAX。宿泊の管理者は年配の方が多いので仕方ありません。
また、空室状況もリアルタイムで把握できないのでスケジュールが組みづらい点もあります。
外国人にはとてもハードルが高いです。FAXは日本だけの文化ですね。
また、民宿の管理者も「紙の台帳」で予約客を管理し、電話対応は大切なお客様との時間を奪ってしまいます。
そこで、白川郷は民宿の良さである人情をお客様に味わってもらうため、接客に多くの時間を費やせる画期的なテクノロジーを導入することになりました!
岐阜県白川村に拠点をおく合掌ホールディングスは27日、「白川郷」の合掌造民宿に、ブロックチェーンを活用した宿泊予約システム「OwlNest」を導入したことを発表しました。
OwlNestは台湾を拠点にするテクノロジー企業「OwlTing Group」が提供しているイーサリアムのブロックチェーン技術を用いて開発した宿泊管理サービスです。
OwlTing Groupは2019年現在、日本、アメリカ、マレーシア、タイにオフィスを構え、さらにスウェーデンにてオフィスの設立準備中とのこと。
SBIグループから10億円以上の資金調達を果たしており、アジアでもっとも急成長しているブロックチェーンテクノロジー企業の1つです。
SBIグループに信頼されている企業ということで今後も注目しておきたいですね。
OwlNestは
・自社予約システム
・在庫管理システム
・サイトコントローラー
というそれぞれ契約が必要な機能を3つ全て搭載しています。
仕組みはイーサリアムの技術を利用し、スマートコントラクトによって、1人で運用することもできると言われています。
この民宿管理サービスを民宿に導入することで業務の効率化やコストダウンを可能にできるメリットがあるのです。
白川郷の宿泊事情を大きく変えてくれるOwlNestは上記以外にも次のような機能を揃えています。
私が個人的に「おお〜!」と注目している機能は「アドオン」と「決済手段」です。
アドオンに書かれている「体験やその他サービスとの融合」は、おそらくオプショナルツアーなども提案できるでしょう。民宿側で他のサービスも紹介できれば売上が増えますね。
白川郷を含む飛騨高山地域は、外国人を対象としたオプショナルツアーも人気です。
「宿泊と合わせてこんなアクテビティはいかがでしょうか?」と民宿を利用する訪日外国人に向けてオプショナルツアーを提案することもできそうです。
仮想通貨を愛する私にとっては嬉しい機能です。仮想通貨をもっと普及させるためには、ビットコイン決済ができる店舗を増やすことが大きな一歩へと繋がります。
「ビットコインって怪しくないの?」から「ビットコインってすごいんだね!」と思ってくれる人が増えてくれることを願っています。
人手不足や高齢化が進む日本の地方。ブロックチェーンは今回のケースのように、地方のサービス業が今まで抱えていた課題を解決してくれます。
宿泊予約以外でもSDGsとブロックチェーンを組み合わせた取り組みが始まったりと、たくさんの事例が生まれています。
新しいインフラと言われているブロックチェーンが生み出す新しい正解ははすぐそこまで来ています。
最後に、、
後退国と言われている日本。「時代の波に乗りながら新しい未来を築き上げる!」という気持ちを1人でも多くの日本人に持って欲しいと望んでいます。