✔今からクリスペを始めゴールドカードまでそろえるのに1デッキ3万円かかる
(5デッキ分で15万円!)
✔ゴールドカードまでそろえて遊んでいるユーザーは約150人
✔クラウドセール以降運営の収入はレジェンド2枚分(ブロッサム、フリッグ)で約400万円
(すべて個人的な予想です。)
(1)今から1デッキ分のカードをそろえるのに3万円かかる!
もともと500SPL以下でやり取りされていたブロンズカードも現状(10月上旬)マーケットで2000SPL前後で出品されているが、あまり買い手はついていなさそうな状況だ。
デッキ編成に必須なカードであればユーザーは欲しくなるところだがはたしてどれくらいなら購入するだろうか。想像するに現状の価格では買い手と売り手の値段が折り合うことは少なさそうな気がする。そうすると新規ユーザーは廃版シルバーカードなしでデッキを組まざる負えず、モチベーションが下がり、クリスペから離れるリスクが高い。
ブロンズカードは発掘していけば8割ぐらいは比較的すぐそろうが、残り2割は粘り強く発掘を続けるか、運営から300SPLで購入するかでまぁバランスはとれていると思う。
一方ゴールドカードは1500SPL前後でマーケットで取引されている。初期のカードセールでは600-800枚ほど売れており、最近は200-400枚といったところだ。運営は初期のゴールドカードは売れすぎたと考えているらしい。
TCGにせよデジタルTCGにせよ、ゲーム発売から1年以内であれば、1万円も使用すれば使用できるTierトップに近いデッキが、1-3デッキは組めるといったところが平均的ではないだろうか。
クリスペでは、シルバーカードまででデッキを組んでも(シルバーカード1500SPLで4枚、ブロンズカードを300SPLで4枚購入すると仮定)1デッキで7200SPL必要
ゴールドカードまででデッキを組むと(ゴールドカード1500SPLで4枚購入を上記に追加)で1デッキ13200SPL必要になる。1ETH=2万と考えると、1デッキ組むのに15000円(シルバーまで)~3万円弱(ゴールドまで)必要になる。これはかなり割高な初期投資となっているのが現状と考えられる。
いっぽうクラウドセールで課金した人達は、シルバーカードも300SPLぐらいで購入でき、30%のSPLのバックがあったことを考えると、ゴールドカードまでそろえた1デッキを5000円から1万円でそろえることができたいてと思うので他のTCG並みの初期投資で済んだだろう。
今後、運営やユーザーは1デッキ組むのにどれくらいの価格を想定するのだろうか。
https://twitter.com/ta_nobuyuki/status/1181779633445855232
クリスペは一応デジタルTCGだが、無料ガチャでカードを手に入れて継続的に遊べばカードがある程度そろっていき無課金でも遊べる既存のデジタルTCGとは異なり、無課金ではシルバーカードが運良ければ数枚手に入る程度で、おそらく満足には遊べないだろう。実カードによるTCGのようにある程度初期投資をしてカードをそろないと遊べないと考える。
(2)ゴールドカードまでそろえて遊んでいるユーザーは150人
クリスペのユーザー数は右肩上がりで9月の時点で1万人越えとのことだが、実際課金までしているユーザーとなるとクラウドセールの時の300人よりも減っている可能性が高い。9月のランキング戦を見るにある程度カードをそろえて遊んでいる人は数百人といったところだろう。クリスペは無課金ではカードがそろえにくいことを考えるとTCGを楽しんでいる人の数も課金している人の数も同程度だろう。
最近のゴールドカードの売れ方が300枚前後のことを考えると、1人2枚購入してるとするとゴールドカードまでそろえて遊んでいる課金ユーザーは150人ぐらい。クラウドセールでの課金者が300人のことを考えるとだいぶ減っているのかもしれない。
今後への投資と考えて3枚以上購入している人がいると仮定するともっと人数は減る。クラウドセールでレジェンドカード以上を購入した人はバックキャンペーンで手にしたSPLがかなり手元にあるはずでそうした人は複数購入してる可能性が高い。
(3)7-9月の運営の収入は約400万円
クラウドセール以降ゴールドカードは約1800枚売れているが、1枚1500SPLとしても合計270万EPLであり、クラウドセール時のSPLのバックキャンペーンでバックされたEPLのほぼ同額であり、バックキャンペーンで生まれたSPLがやっとカードに置き換わった計算だ。新たに課金した人はわずかなのかもしれない。クラウドセール以降運営の収入はレジェンド2枚分(ブロッサム、フリッグ)で約400万円といったところか。(ほかのソシャゲのように月額の売上高(ETH)がわかると嬉しいが)。
いっぽうシャドーバースや遊戯王(アプリ)は月額5億、ドラクエライバルズでも1億の売り上げらしい。デジタルTCGの市場は大きいが、クリスペは現状まったくもって規模が小さい、しかし夢のある市場ではある。
今後のクリスペのことを考えるとユーザーを増やすこと、特に課金ユーザーを増やすことが必須だと考えるが、1デッキそろえるのに15000~3万円の初期投資が必要なのにゲームを始める人がどれくらいいるかと言われると非常に不安だ。また資産が増やせるTCGなどとうたっているため、初期参入者との不公平感に気が付くと新たに課金がしづらくなる。
また現状のままの収入で運営が成り立つのかも正直不安だ(この業界に詳しくないのでそこらへんは全くわかんないけど、1素人の感覚として)。
運営は現在はユーザーを増やすことよりも初めに課金してくれた人が満足して遊べる環境やゲームバランスを作ることに留意している印象で、今後ユーザー数を増やすことに注力していくらしい。
今後新たなユーザーを獲得していくとしたら現状のカード価値ではかなり割高感が否めず難しいと思う。新しいユーザーを入れるとしたらインフレさせた新規カードを多数導入して現在使用できるカードの価値を低下させるしかない。しかしその場合今までの課金ユーザーからの批判が大きくなるだろう。この状況をどうブレイクスルーさせたらいいのだろうか?クリスペのTCGを楽しむと同時にブロックチェーンTCGが日本でどうなっていくのか応援したい。