UGOKのみのり🐥です
今回は、ブロックチェーンによって社会にどのような革命が起こるのかが書かれている章を読みました。そこで学んだことを書いていきます。
前回
エニグマという完全にプライバシーを保証してくれるコンピューティング・プラットフォーム。これにブロックチェーンの技術が利用されています。
エニグマは情報を細かく暗号化してネットワーク上に振り分けることによって個人情報をブラックボックス化し、完全にプライバシーを保証する仕組みになっています。
しかし、これを実現するには難しいようです。その理由として、
・多くの参加者と大規模なネットワークが必要
・暗号学で最新技術が好まれない
なぜ最新技術が好まれないのか。それは新しいものを使ってみた結果、脆弱性が見つかるよりも安全だとわかっている今までのアルゴリズムの方が安心だということが理由のようです。
安全にいきたい気持ちはわかります。ですが、このエニグマはプライバシーやセキュリティの面で今までのアルゴリズムよりもはるかに上をいくものです。それを実現しないのは勿体ないような気がします。
このエニグマのようにブロックチェーン技術によって世界に革命を起こすことが出来るものは他にもたくさんあるはずです。
ところで、先ほどから出てくる革命という単語。いったいどのような革命が起きるのか。それが「7つの原則」という形で書かれていました😉
これで概要がつかめるはずです👍🏻
この7つの原則というのは、サトシ・ナカモトが書いた論文を分析してブロックチェーン革命のミソとなるものを導き出した原則のことです。
信頼を得る仕組み
→プルーフ・オブ・ワークやプルーフ・オブ・ステークと呼ばれる時間やコストを多くかけ作業をした人物や多くのコインを持っている人物の発言権を大きくする仕組み。時間やコインを他の人より多くとるため不正をするメリットが無くなる。
プルーフ・オブ・アクティビティという上の2つを組み合わせた仕組みもある。どの仕組みも不正な行動を全員で監視、管理することで不正な動きを排除することが可能。
権力を分散させる仕組み
→ブロックチェーンは1つの場所に権力が集中していないので誰か1人の力で何かを決めたり変えたりすることが不可能。
インセンティブ(やる気になるような刺激)な仕組み
→ここでは正しい行いをした者。皆のために行動をおこすほど自分の利益につながる仕組みをとっている(プルーフ・オブ・ワークなど)ので、わざわざ不正を犯す必要がない。
セキュリティを高める仕組み
→PKIという方式をとる。これは公開鍵と秘密鍵という2つのペアになる鍵を持ち、秘密鍵で暗号化、ペアになる公開鍵で暗号を解読できるものとなっている。途中でデータが入れ替わっていた場合、鍵の整合がとれないのでブロックチェーンに追加されることが無く、改ざんやなりすまし防止の効果がある。
プライバシーを守る仕組み
→ブロックチェーンでは個人の情報と行われた取引の内容が完全に切り離されている。取引が正しく行われたという事実だけがブロックチェーン上に残り誰が行ったかは重要では無い。
それに、現在のシステムのように皆の個人情報がどこか1箇所にまとめられていることもないので一斉流失ということも無い。
権利を守る仕組み
→ブロックチェーンには取引が成立した段階でタイムスタンプという日時の記録がとられる。それにPKI方式を組み合わせることで自分の作品などが勝手に他の人の物になったり営利目的で利用されることがなくなる。
インクリュージョン(包括)が上手くいく仕組み
→身分を証明しなくても利用することが出来るので世界中の誰にでもビジネスのチャンスがある。
ビットコインは少額からの購入が出来るので貧困層で身分が証明できず、仕事に就けないような人でも世界を相手にビジネスを行うことが可能。
ざっくりとですが、これがブロックチェーン技術によって起こる革命の内容です。
ブロックチェーンには個人、社会、組織、もっと大きく言うと世界中を変えることが出来る技術です。
どのような場面や場所でこの革命が行われるのかは次回書いていきます😊
第2回はこれで終わりです。
また次回も読んでくれると嬉しいです。
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