こんにちは。融合系女子のやねこ🐈です。
前回の自己紹介記事、予想以上に反応を頂きましてとても嬉しかったです。ムフフという気持ちでいっぱいです。
いいねやコメントを下った方々を始め、記事をお読み下さった皆さん、本当にありがとうございました!
さて本題。
今週は何かとバタバタしていてプログラミング教育についてはまだ進んでない状態なので、個人的な趣味で自分の好きな漫画を紹介します。前回コメントでも反応がありましたし…(笑)
大体記事の流れは「漫画の基本情報・あらすじ」→「好きなポイント」→「まとめ(宣伝)」となります。
今回紹介する漫画はこちら!!(いきなり)
『呪術廻戦』
作者:芥見下々
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発表期間:2018年3月5日-連載中
巻数:既刊5巻+0巻(2019年6月時点)
なかなか物々しい表紙ですね。
表紙からなんとなく察せられるかもしれませんが、ジャンルはダークファンタジー。
昨年3月より「週刊少年ジャンプ」にて連載が始まったバトル漫画です。
あらすじをざっと紹介すると、
■主人公である高校生・虎杖悠仁は、入院中の祖父の見舞いを日課としていた。
■ある日虎杖の高校に強力な呪霊が現れ、「呪術高専」から派遣された伏黒恵と共に呪霊と対峙することとなる。
■苦境に陥った虎杖は、呪力を得るため特級呪物である「両面宿儺」の指を飲み込み、己の身に宿す形で呪いの王・両面宿儺を顕現させてしまう。
■「残忍な呪いの器」として処刑対象とされる虎杖だったが、呪術高専の教師・五条悟の計らいにより、処刑は延期されることに。
■かくして虎杖は「呪術高専」に転入し、同学年の伏黒恵、釘崎野薔薇と共に、呪いを廻る戦いへと身を投じることになる。
と、話の流れは大体こんな感じ。
長々と書きましたが、簡単に言ってしまえば
「特殊な能力(呪術)で化け物(呪い)をぶっ倒す漫画」
ですね。物語の軸自体は結構典型的な部類かなと思います。
さてこの『呪術廻戦』。好きなポイントはいろいろあるのですが、今回は主に
・キャラクターの“人間み”
・“日常”と“非日常”の振り切れ方
の2つに絞って紹介します。(細かいこと言い出したらキリが無いので…)
“人間み”とか殊勝なこと言ってますが、要は「キャラクターが良いぞ!!」という話。
この作品、キャラクター各々が何かしら面倒な信念や考え方を持っていて、良くも悪くも「一本筋が通った」人物が多いんです。その「一本筋」が譲れないために、衝突が起きたり誤った選択をしてしまったりする場面もあったり。
そういうことも含めて、“漫画のキャラクター”にもかかわらず「うわこいつめっちゃ人間だな……」と感じることが多いんですよね。
大げさですが“キャラクター”と言うのもちょっと偲ばれるぐらい、「このキャラはこういう人間だぞ」という描写が丁寧だと思います。
キャラ描写として印象的なものの1つに台詞があります。『呪術廻戦』、とにかく台詞が良い。キャラも良いし台詞も良い。
例えば、主人公の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は「人を助ける」ことを信念とし、人々を“間違った死”から守ることを目標とする、作中でもかなり善性の強い人物です。
そんな虎杖が、ある場面で「何故“悪い人”を殺してはいけないのか」と問われるシーンがありまして。
重く、難しい問いだと思うんですが、これに返した虎杖の答えがすごい。
一度人を殺したら 「殺す」って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ
命の価値が曖昧になって 大切な人の価値まで分からなくなるのが 俺は怖い[引用]芥見下々『呪術廻戦』3巻24話(p.164-165)より
こういう奴なんですよ虎杖は!!(突然のカメラ目線)
この台詞、まずとにかく「説得力」があるのが良い。「一度やるとそれ以降踏ん切りつきやすくなる」って、日常でも結構身に覚えがあることですからね。
何よりこういう問いに直情的に「悪いことだから」と世間的な答えで済ますのではなく、自分の中で真剣に考えて、その考えを丁寧に言葉にした「虎杖としての答え」を返したってのが本当にすごいなと。
あと何気に「殺し」を特別なことでも何でもなく、「誰しもの日常に起こり得ること」と捉えている、虎杖の「イカレている」部分が見え隠れしてるのもポイントです。こういう奴なんですよ虎杖は(2回目)
……長々語りすぎた気がする。
要はとにかくキャラクターが「生きてる」漫画だよ!!という話です。
今回は主人公の虎杖を取り上げましたが他のキャラクターも魅力的です。特に女子がすごい(強調)。
気になる方はぜひぜひ読んでみて下さい…!!
今更な話ですが、『呪術廻戦』の舞台は“呪い”という概念が存在する現代日本です。
そのため物語に同調しやすいというか、“非日常”と比較する“日常”の部分を無意識的にイメージしやすいのがまず特徴かなと思います。
さらに、《1》「キャラクターの“人間み”」にも通じる話ですが、“呪い”に関らないところではキャラクターが結構「等身大」で、高校生っぽく騒いだりふざけたりするシーンも多いんですよね。
特に虎杖・伏黒・釘崎の1年トリオはその傾向が顕著で、「この3人でずっとわちゃわちゃしといてくれ…」と言いたくなるような、見ていて小気味良いやりとりが印象的です。
「仲間」としての距離感が絶妙というか、仲間の“情”が軽すぎず重すぎない、自然な形で描かれてる感じですね。
元気男子・クール男子・生意気女子というバランスがとにかく良いんですよ…奥さん…( ˘ω˘ )
話が少々ズレましたが、とにかく『呪術廻戦』は殺伐とした場面だけでなく、
こういった“日常の心地良さ”も特徴的な作品かなと思います。
そしてこの“日常”と相反するかのように、“非日常”の描写もまた凄い。
“非日常”…すなわち呪いが関わってくる場面では、要所要所で「そこまですんの!?」と言いたくなるようなえげつない展開が襲ってきます。
「そこまですんの!?」とは敵が味方に対して、という場面もあるんですが、味方も割と敵に対して容赦がないです。慈悲など無用。
もう一度主人公の虎杖を例にしますが、彼は前述のように「人を殺す」ということに対しては自分なりの正義を以って拒絶している一方で、
人の命を理不尽に脅かす呪霊など明確な「敵」を眼前にすると、普段の朗らかな雰囲気が一転、瞬く間に無表情殺戮ゴリラと化して敵を躊躇なく殴りに行きます。
…ちなみにですけどこの漫画、「呪術」というマジカル要素があるくせに登場人物の7割ぐらいは物理で殴ってきます。魔女っ子ですら箒で殴ってきます。すごいね。
先程ちらっと「イカレている」という言葉を使いましたが、良い言い方をすると「吹っ切れている」キャラクターがほとんどですね。
そんなキャラたちが思いっきり戦うバトルシーンはなかなか圧巻です。確かなスリルと臨場感が味わる作品だと思います…!!
さて長々と語りました『呪術廻戦』。ここまで飛ばさず読んだ方は本当にお疲れ様でした(他人事)
総じて言えば、基本王道なのに何故か新鮮で楽しい漫画です。
もしこの長ったらしい記事を読んで「ちょっと気になるな…」と思ってくださった方がいれば、とりあえず1-2巻と0巻の購読をオススメします。とりあえずここまでは読んでほしい…!!
0巻は本編の前日譚で、主人公も違うのですが、『呪術廻戦』ワールドが詰め込まれたプロトタイプ版となっています。これ読むと『呪術廻戦』の面白さがぐっと深まるんですよ…。
まぁ既刊5巻(+0巻)しか出てない新参漫画ですので、騙されたと思って全巻揃えてしまうのもアリかもしれませんね(笑)
……ちなみに3巻までで区切ると死ぬほど後悔すると思うので3巻以降買うなら一思いに5巻まで買いましょう( ˘ω˘ )それがあなたのためです…。
ハイ、今回の「好きな漫画の話」すわなち『呪術廻戦』の話はここまで。
好きな漫画は他にもたくさんあるので、また機会があれば書いていきたいですね。
お読み下さったみなさん、本当にありがとうございました!!!
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