転職したら色々あった件 　第一話

ヴォエっす(´⊙ω⊙`)

うめ吉っちゃんやぞ☆

今年になって初めての記事は、転職先であったリアルな事情風の創作話をします。

あくまでもフィクションだよ、フィクション。

ハク○ョン大魔王じゃないんだぜ。

2019年11月、うめ蔵は転職先に初出勤したのだが、初日から現場に入り、いわゆるOJTという名ばかりの研修に入ることになった。

「しばらくお世話になります。よろしくお願いします」

何せ業界全体で慢性的な人手不足。

満足な研修なんて最初から期待していなかったが、研修期間はたったの６日間。

そして研修が終われば即、新規事業所の立ち上げ責任者という、なんとも無茶なスケジュールが組まれていた。

「まあなんとかなるやろ」

生来の楽天家なうめ蔵は、ケセラセラの精神で突き進むことにした。

今までそれで、なんとかならなかった事などないのだ。

「よっこいしょういち、おはようございます皆様」

楽しい楽しいOJT研修。

その研修場所では、同じところで働くメンバーも２人、一緒に研修を受けることになっていた。

NさんとIさんの２人だ。

「こちらがIさんです」と研修先の責任者から紹介される。

「あれ、Nさんはいないんですか？」

「Nさん昨日から体調崩しちゃったみたいで、今日はお休みするそうなんです」

あらまあ、丁度インフルエンザも流行り始めたとかってニュースで見たし、大丈夫かなあ、なんて思いながら業務につく。

現場の仕事は、初日でもなんとかこなせるぐらいの、そう難しいものではなかった。

２日目、３日目と仕事をこなしていく。

その中でひとつ気になったことがあった。

Nさんの連絡が徐々にとれなくなっていたのだ。

１日目は朝に休むと連絡があったらしい。

２日目は昼にやっと連絡がとれたらしい。

３日目は業務が終わってから、ひっそりと連絡があったらしい。

そして、４日目には完全に連絡が途絶えた。

いわゆる、バックレというやつだ。

もうこの時点で、来月には同じところで働くはずの人が１人消えた。

なんでやねん、笑うわ。

６日目には完全にNさんのバックレが確定した。

来週には新規事業所の立ち上げの準備が始まる。

オープンまで１０日。

面白くなってきたね。

２話へ続く

この記事をかいたおじさん