前回の記事から少し経ってしまいましたが、皆さんお元気ですか。
How have you been? 『どうしてた?』『久しぶり』
↑結構使うので覚えておくと便利フレーズですね
今回は、以前の記事で紹介した英会話における若ハゲ的王道『フレーズ学習法』について、いよいよ深堀してみようと思います。少し長めですが、お付き合いください。
前回の記事が気になる方は以下からご確認ください。(教材のリンクは本投稿の下部にも貼っておきます)
長文になったのでここにも貼っておきます(クリックして詳細をチェック)
そもそも英語を話すとき、あなたはどのようなことを考えて話していますか?
例えば、以下のような話を英会話の先生(人によっては同僚や上司かもしれませんが)に伝えようと思ったら、どうしますか?
『私、お酒弱いんですよね~』
『明日の会議は、スーツ着てこないとダメだよ!』
そんなこと話す機会ないわ!っていうツッコミは置いておいて笑
あなたは今、何を考えましたか?
『弱いは"week"でしょ?』とか
『あれ、ダメってなんて言うっけ?』みたいな感じでしょうか
多くの方が上記のような状況だったんじゃないかなと思います。なんとなく英語に変換できた方も、その表現で、他の
まさにこれが、私たち日本人が英語を頭では理解していても、うまく話せない大きな原因だと私は考えています。
今回のコンテンツ
◆ Direct Translationが英会話を難しくする⁈
◆ 英会話の上達は日本語習得のステップにヒントあり⁈
◆ 『フレーズを学ぶ』ということ
◆ フレーズ学習の効果を上げるためのオススメ学習
◆ まとめ
では、早速いってみましょう!
『Direct Translation』 つまり 『直訳』です。
これは何を言っているかというと、先ほどの事例に示したように、日本人の多くがやってしまう日本語の単語や表現を直接英語に変換する、という手法を指しています。
『え?何がダメなの?』
そう思いますよね。ダメってことではないんですが、これをやってると永遠にスラスラ英語を話す、なんてことはできないと言っても過言ではありません。
ポイントは日本語の単語や表現を"直接"英語に変換しようとする点です。
例えば以下の日本語を英語にしてみてください。
『僕、お酒弱いんだよね』
『明日はスーツじゃなきゃダメだよ』
様々な表現があると思いますが、私・および本書に掲載の表現は以下です。
『 I get drunk easily. 』
『 You are supposed to wear a suit tomorrow.』
さぁ、どうでしょうか。思ったより簡単?でしたか?
でも多くの方が『弱い=Weekだから…』『ダメ=Don't?だとすると…』みたいに考えたんじゃないかなと思います。これがDirect Translationです。
『お酒弱いんだよね』『お酒あんまり飲めなくて』『お酒あまり得意じゃなくて』どんな言い方でも伝わりますよね。私たちって、結構複雑なことを普段からやってるんです。(逆に文法がとてもルーズな言語と表現される方もいます)
なのに私たち日本人のスタンダードな勉強法と言えば、日本語→英語の単語帳だったりしますよね。
日本語にはいくつもの表現方法や複数の意味があったりするのに、何故か1単語→1単語への変換で英語を話せるようになろうとしてしまっているんです。これにはかなり無理があります。
でもこれ、皆さんが悪いんではなくて、日本の英語教育が悪いんです。悪いというか、あくまで『試験で点数を取ること』にFocusしていて『英語を使えるようになること』はOut of Focusになっているということなんだと思ってます。
でもそれに気づかずに、多くの日本人が過去に学習した記憶や成功体験を頼りに、ひたすら英単語帳を覚えている…これではいつまでたっても話せるようにはなりません。
長くなりましたが、英語を話すということは、日本語→英語を行う、ということとは全く別物だよ、ということをまずは理解いただけたらと思います。
ちょっと熱く書きすぎたので、ここからはできる限り簡潔にまとめていきたいと思います(ペース配分)
前述のとおり、『Direct Translationが英会話を難しくしている』で間違いありません。じゃあ、どうすんの?フレーズ学習でいいんでしょ?ってことなんですが笑、なんでフレーズ学習なの?ってところを気になっている方がいるとかいないとかで、そこだけ書いておきたいのです。(文章力な)
ということで、興味ない方は飛ばしていただいて構いません。
ありがたいことに読んでいただけるあなた、ありがとうございます。少しだけお付き合いください。
本書でも取り上げられていますが、言語習得の手法を考えるとき、子供たちほど良いお手本はないと思うのです。我が家にも3歳と5歳のわがままプリンセスがおりますが、彼らの言語習得過程はとても勉強になります。是非お近くにいるお子さんを思い浮かべつつ、お聞きください。
まず、当たり前ですが、子供は基本的に見たり聞いたりしたことをそのまま話します。
でもいきなり話せるわけではなく、意味のない発音から始まり、1語文、2語文、3歳ごろには既にネイティブレベルに日本語が話せてます。これはもちろん環境もありますが、注目したいのはそのステップです。
これはを同じ場面で言うことはなく、どれか1単語のみを発言している、という感じですよ。
意味があるかどうかは別として、聞こえる言葉を真似して、言葉をつなげるということをし始める感じですね。
ここまでくると、自然と異なる意味を持つ単語を1つの文章の中に入れて、意味を伝えようとしています。こうなると一気に彼らの世界は広がります。
『おにぎり、まるくて、おいちいよ!』『あんぱんまんの、おかし、おいちいの!』
知っている文を応用して、様々な事柄を伝えてくれます。
なんとなくイメージ湧きましたか?
次から具体的な英語の事例で、更にイメージを膨らませていきましょう!
ここまで書いておいてなんですが、大した金額ではないので、迷っていたらとりあえず本書を購入してみてください。私の記事を読むより早いです。(なんかすいません笑) クリックして詳細をチェック
私は皆さんに『フレーズ学習』のパワーをイメージしていただけたらそれでいいかなと思っているのみです。
さて、先に記載した事例から、『 I get drunk easily. 』例にフレーズ学習のイメージを作っていきたいと思います。
『 I get drunk easily. 』 私はお酒に弱いです
ここで使っているフレーズは
『 I get ~ 私は~な状態です』『 I get ~ easily 私は~なりやすい、しやすい』
このフレーズ、めちゃめちゃ使えます!
例えば、『めっちゃ楽しい! I get so exited!』とか『今日あんまり調子よくないんだよね I get sick today』とか、あなたがどのような状態かを伝えたいときに使えるフレーズです。
『 My feet get cold easily 冷え性なんだよね』とか、鉄板じゃないですか?(私だけ?w)
『 You can get high easily すぐにハイになれるよ』これはちょっとまずいかな
どうですか?今までの英語学習とは違って、なんだか新しい感じがしませんか?
その感覚があれば大丈夫だと思います。これまでの単語や文法中心だった学習から、いかにして話すか、『フレーズ学習』にあなたも切り替えていただければ幸いです。
最後に、フレーズ学習にプラスアルファでオススメの学習を紹介しておこうと思います。
あくまで『英語が話せるようになるために』という観点ですが、もちろん英語が話せるようになれば、英語系テストのスコアも相対的に伸びるのは言うまでもありませんよね。
ここでは2つ、ご紹介です。
個人的には、単語帳を悪者にしたいわけはなく、むしろ知識向上のためには間違いなく必要だと思っています。ただ英会話力向上という観点で言うなら、やはりDirect Translationを助長するRiskもあるということを把握しておく必要があると思っています。
なので、出来る限り日本語→英語の直接的な記憶を避けて、イメージだったり音だったりといった周辺の情報も一緒に記憶するのが重要かなと思います。その1つが発音しながら単語帳を確認する、ということです。例文も一緒に発音しましょう。音や英語のリズムと一緒に単語を入れていく感覚が重要です。
これは言わずもがなかもしれません。シャドーイングの最大の利点は英語のリズムが身につくことです。副次的にリスニング力もアップしますので、これは必ず併用したほうが良いトレーニングかなと思います。
ということでまとめです。
〇 日本語→英語といった日本人特有のDirect Translationの癖が、英会話力向上の大きな障壁になっている
〇 私たちは自然とフレーズ学習によって日本語を習得してきた
〇 同じ要領で、英会話におけるよく使うフレーズを学ぶことが重要!
〇 効果最大化のためには、アウトプットを実施して英語のリズムをつかむとよい
以上、大変長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回紹介したフレーズ学習の参考になるテキストはこちら↓
何度も紹介してすいません。でも本当にこの1冊あれば十分です。