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「五感を喜ばせる」意識で、テレワーク・リモートワークの"在宅うつ" を乗り越えろ!フリーランスの僕がやっていること

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  • じゅーす@ウェブディレクター
  • 2020/04/19 07:58
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去年の9月に会社を退職して以来、在宅で仕事をしている僕ですが、当初は完全在宅ワークを夢見て、家から全く出ないで稼ぐことを目標にやっていました。

しかし、結構早い段階で閉じ込められた環境に気が滅入ってしまい、仕事だけでなく生活のリズムも崩してしまいました。

2カ月間ほど完全に昼夜逆転の日の目を見ない生活に陥ってしまいましたが、ファミレスやカフェに"出勤"することで外出機会を増やしながら、気持ちをリフレッシュさせ、生活や仕事のリズムを取り戻すことに成功しました。

この期間、フリーランスとして在宅ワークをする上での、気持ちの浮き沈みやリズムのコントロールの難しさを身をもって実感しました。

 

コロナウイルスの影響で再び強いられた閉鎖環境での労働

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しかし、コロナウイルスの影響で外に出れなくなってからは、再び家に引きこもることが求められています。

僕みたいな外に出る必要のない職種の人間こそ、完全に家にこもるべき!

そういう使命感を感じるようになってから1カ月。一度は失敗した自主軟禁生活、今のご時世的に言えばセルフロックダウンに再挑戦しています。

東京や大阪、愛知やその近郊都道府県は先に緊急事態宣言が出ましたが、その他の都道府県の方はまだテレワークを開始したばかり、という方も多いと思います。

外出自粛のストレス、テレワークのやりづらさ等々、巷では早くもネガティブな声が聞かれはじめていますが、一足前から在宅ワークを実践している僕が、そういった方々の助けになればと思います。

僕が日々の気持ちのコントロールのために実践していることのいくつかをご紹介します。

 

基本概念:自分の五感を意識的に喜ばせろ!

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僕が家に引きこもっている間、忘れぬように心がけていることです。

五感を喜ばせるだなんて、結構余裕のある人じゃないと言いそうにないですよね。

「私、日々の生活で心がけてるのは、意識的に五感を喜ばせるってことなんですけどね?」なんて、優雅なセレブ生活を送っているマダムからしか聞こえないような言葉です。

が、在宅生活では、このようなことを意識的に生活に入れ込むことが大事です。

気持ちが沈むのを押さえられ、明るく保つことができるようになります。

 

五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を指します。

 

日ごろ、この五つのうちのいくつを喜ばせられていますか?

まずは、毎日の生活習慣を振り返って、自分がどの感覚を喜ばせられているかを整理・把握しましょう。

5つの感覚の内、ひとつでもよろこんでいるものがなければ、そこがチャンスです。

 

さらに、外出ができなくなったことで、失った生活習慣も探しましょう。

これらは、代替できる何かに置き換えるか、諦める上での妥協点を探す必要があります。

 

毎日の生活習慣を振り返って、自分がどの感覚を喜ばせられているかを整理・把握しよう

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スマホを触る時間が多い今の時代、日頃から音楽を聴いたり、好きな動画を観たりということが、週末の時間の過ごし方や通勤の行き帰りでのリフレッシュ習慣になっている人は多いと思います。

つまり、視覚や聴覚に訴えかけるリフレッシュ習慣を実践している人は多いということです。

ランチや飲みに出たりして、美味しいものを飲んだり食べたりすることで、味覚を喜ばせながら日々のリフレッシュを図っていた方も多いと思います。

 

では、嗅覚や触覚といった領域ではいかがでしょう?

何か意識的にやっていることとかありますか?

 

ないという方は、大チャンスです。

これらの感覚を喜ばせる習慣を取り入れることで、日々の充実感やリフレッシュ感を拡充できる機会が得られます。

どんなことができるか、考えてみましょう。

 

僕が実践したのは、「鼻を喜ばせろ!」です。

僕は、いい匂いを嗅ぐのが大好きです。結構強めの匂いを好みます。

鼻が弱くて香りが苦手なもいるでしょうが、そうでない方はハマるかもしれません。

実際に僕が取り入れた以下のようなことは、家にこもりきりで窮屈で閉塞的に落ち込む気持ちを、瞬間瞬間で劇的に明るくしてくれました。

 

実践していること:嗅覚編

良い香りのボディークリームを塗る

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女子かよ、と思うかもしれませんが、
そう思う男子ほど、未経験領域に踏み出すチャンス。

僕は、香りのよいボディークリームを買って、風呂上りに塗るようにしました。

お気に入りはバスアンドボディーワークスのボディクリームです。

アメリカの商品なので種類も豊富で香りもかなり強いです。

さわやかな植物系から、僕が結構好きなキャンディーのようなケミカルな香りまで、季節季節でいろいろなラインナップを展開しています。

色々と気分で楽しめるよう、いくつかの種類を備蓄しています。

とてもよい香りに包まれながら眠りにつくとリラックス効果が感じられるし、
朝起きた時にもその香りと共に目が覚めるのは結構至福です。

 

お香やアロマを焚く

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苦手な方もいると思いますが、僕は大好き。

近所の100円均一のお店にタイからの輸入品と思われるお香が多数売っているので、気軽に買っています。ビレバンにも置いてますね。

お線香みたいな香りから、リネンのようなさわやかな香りまで、様々な香りのものが購入できます。

買ってから「こんなにおいだったんだー」なんて思うのも楽しみのうち。

部屋でお香などと聞くと、部屋のインテリアにこだわった、ちょっとめんどくさいオシャレ男子がやってるイメージがありますが、火をつけて煙を燻らせたら終わりなので、簡単。大したことないです。

気軽にできるリフレッシュなので、まだやったことない方は試してみてください。

 

コーヒーを自分で淹れて飲む

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もともと自分で豆を挽いてドリップコーヒーを淹れるのが趣味だったのですが、コーヒーを淹れる時に立ち込めるあの豊かな香りは、本当に心が満たされます。

最近特にお気に入りなのは、ハワイ旅行で目覚めたフレーバーコーヒーです。

焙煎時にチョコレートやシナモンなど、様々な香料をつけたいかにもアメリカな感じの香りあふれるコーヒーです。

ネットで買えるものだと、写真のLIONのバニラマカダミアのフレーバーコーヒーを好んで飲んでいます。僕はこの香りをかぐだけで脳みそ吹っ飛ぶくらい幸せです。いい香りってホント幸せ。

手挽きのミルを回してゴリゴリと豆を挽くときに伝わる感触もとても心地よいです。

 

実践していること:触覚編

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上でも述べたような、

手挽きのコーヒーミルで豆をゴリゴリ挽く感触は、
触覚に訴えかけるリフレッシュ習慣だと言えます。

触覚に訴えかけるものは単体で探すのは難しかったのですが、
例えば「視覚+触覚」、「聴覚+触覚」といったように、
べつの感覚と組み合わせると見つけやすいかもしれません。

誰にでも汎用的にできそうなもので、僕に一番効果があったのは以下です。

 

朝日が昇るのを鑑賞する

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これは僕にとって、家にいながら自然を感じられる、非常に効果が大きかった試みです。

朝日の発する鮮やかな赤やオレンジの御光は視覚的にも美しく、心癒されます。

また、光に当たることでじんわりと温かさを感じることができます。

外に出れない日々の中では、自然のありがたみを体で感じられる時間は貴重です。

まだ朝晩が肌寒い今の時期だとそのぬくもりは尚更尊く感じられます。

日中はやることが色々あったりすると太陽の光を堪能する時間は取りづらいです。
夕日も綺麗ですが、暮れ行く日に哀愁を感じちゃって、夜ちょっと気持ちが沈んじゃうので、やっぱり朝がいいです。

早起きは三文の徳だとか言って説教に繋げてくる大人が多かった少年時代、
朝に強いだけでいい子扱いされる皆勤賞組を心底嫌いながら過ごしてきました。

遅刻常連組を字で生きてきた僕です。

しかし、そんな僕が、30数年生きてきて初めてその徳が実感できました。

朝日を浴びることで、脳内のセロトニンという幸せホルモンが大量放出されることはよく知られています。

朝日から感じられる多幸感は尊いので、「朝日が見たい!もったいない!」と思えば朝6時にだって頑張って起きられます。

 

午前中の質が変わる

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在宅ワークだと、朝の打ち合わせギリギリまで寝ててもばれません。

PCを開いて、Zoomやハングアウトに接続すれば大丈夫。寝過ごさなければ遅刻なんて心配もないです。

しかし、朝10時の打ち合わせ直前に飛び起きて過ごすその後の2時間と、
6時に朝日で満たされてからコーヒーを飲みつつ過ごす6時間では、
毎日の午前中の過ごし方は天と地の差が生まれます。

外出自粛要請が出る前は無作為に奪われることが当たり前だった、通勤や出勤準備時間も、まるっと自分の時間にできる今、その差はなおのこと大きいです。

そしてなぜか午前中の方が午後よりも体感する時の経過が遅い。
これは不思議なことですが、一日の充実感を膨らませてくれます。

もちろん仕事が立て込んだり夜更かししたりで、
翌朝早起きして朝日を見れる日、見れない日、でてくるのが現実です。

でも、「この時間で寝れれば明日は朝日見れそうだな」という日があれば、
翌日の充足感を自身で作り出すことができるので、
気持ちのコントロールする上での一つの武器になりますね。

僕は起きれる日は、朝日の時間に目を覚まし、
お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、窓を開けながら朝日をぼんやり見て、
コーヒーの香りと綺麗な光と温かいぬくもりをまんべんなく全身で堪能しながら、
脳内のセロトニンを爆産します。

 

勘違いするな!これはプラスアルファではない、不可欠なものだ!!

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いかがでしょう?

自分で書き連ねながらおもったのですが、
なんかまさに時間とお金に余裕のあるマダムみたいなことばっかやってますね。

筆が進むほどに恥ずかしさが大きくなりました。
どの面して書いとんだ気持ち悪い、って自分が読者なら思いますね。

でも、こういった試みは、あくまで在宅ワークやフリーランスの仕事における自分自身のリズムづくりや、生活習慣のコントロールの難しさに対する有効施策です。

生活リズムの崩れや気持ちの浮き沈みで、仕事や生活のパフォーマンスを落とさないためにやっています。

フリーランスだと、これらのことって収入にすぐ影響しかねないですからね。
致命的です。

気持ちが落ちると、目の前のことがいやになり、新しいことや意欲がそぎ落とされます。

仕事に影響が出始めると自尊心が大きく傷つき、立ち直るきっかけを自分で作り出すのはかなり難しいです。

時間に任せて傷を癒そうにも、現実はそれを待ってくれないことが多々あります。

まだ会社勤めだった去年の冬に、激務で不眠症になり休職。
適応障害と診断されて、毎日ふらつきやめまいに悩まされながら、
脳みそがゆるいスポンジになってしまったかのように思考力も低下し、
ずるずると乱れた生活に引きずり込まれてしまいました。

将来や現状を卑下しながら、昼夜逆転生活と不眠との闘いの中、
終わりのないようなトンネルの中で7, 8カ月苦しんだ僕だから、
この辛さを知ってるし、早めの対処ができるなら意識的にしたほうがいいと声を大きく言えます。

人間って、曇りが多いってだけで自殺率が上がってしまうくらい、気持ちに左右される生き物なんですよ。

 

在宅ワークに憧れてたけど、やってみると難しい

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在宅ワークって難しいです。
それが今、コロナウイルスの影響で多くの人が仕事と色々な不便を抱えたまま、テレワーク・リモートワークをしないといけない環境を強いられています。

2週間も家で仕事をさせられてろくに外出もできなければ、十分に気分は沈みます。
パニックにもなり得ます。

そして、日本人特有の何かが働くのか、
「どうせ自宅でしょ?用事なんかないでしょ?」
という謎の解釈を押し付けてくる人たちのせいで、昼夜問わずの連絡や仕事を強要され、断れないまま物凄く負荷をかけられることが以前より増えてきてるように感じます。

テレワークが常態化するにつれて、僕はどんどん断れない労働が増えていくだろうと思っています。

だからこそ僕で効果があった「在宅うつ」対策はぜひ試してもらいたいわけです。

ちょっとした施策で脳内の幸せ物質を放出できるなら、やった方がいいです。
効いたよね、早めのなんとか、みたいなことです。

在宅うつ予防は本当に大事なので、この記事を書きました。

是非皆さんのお役になれば幸いです。

ちなみに、嗅覚や触覚以外にも、味覚を喜ばせる点では、せっかく家にいるのでお酒を楽しむ機会を意識的に増やしていますし、ちょっと凝った料理を作る時間を捻出して、写真をとったり食べて楽しんだりをしています。

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僕は子供がいないのですが、小さいお子さんがいる家庭とかだと、なかなかリフレッシュ習慣を作るのは難しいかもしれません。

どんなことができるのか、そういうった方々の意見や実践してることも共有できたらいいですよね、こういうご時世だからこそ助け合いで。

なにかされてることがあればコメント欄で教えてください。よろしくお願いします。

 

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Webディレクターです。フリーランスとして独立して2年。近未来的なワークライフバランスとディレクターとしての独立について体験から考察をします。

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