カラフルな色がとても素敵な芝桜。育て方のポイントを注意して早速栽培してみましょう。桜といえばお花見で盛り上がる豪華な桜の木が思いだされますよね。しかし桜には種類が豊富で、芝のように広がっていく芝桜もあります。
育て方は簡単なのですが、綺麗な花をつける為にお手入れは欠かせません。そこで芝桜の育て方でぜひ知っておきたい5つのポイントについてご紹介したいと思います。公園の広大な敷地の中で可憐に咲く芝桜を見ると、自分の家でも鑑賞したくなりますよね。早速ですが芝桜の育て方をチェックしてみましょう。
芝桜の育て方でまず知っておきたい栽培スケジュール。植え付けは毎年3月~4月、もしくは10月から11月初旬がよいタイミングになっています。開花するのは春先から5月一杯の間で、2か月間ほど綺麗な花を観賞することができます。地面を這うように広がるためグランドカバーとしても栽培が可能ですが、通常の芝とは異なりますので踏んでしまうと枯れてしまうのでご注意ください。
栽培する場所は日当たりの良い場所を選びましょう。十分に日が当たらないと枯れてしまい、花も咲かなくなってしまいます。乾燥や寒さにはとても強いことが特徴のため、初心者の方でも栽培がしやすいですよ。
芝桜の育て方で注意したいのが水やりです。芝桜は乾燥に大変強い品種の為、土の表面が乾いてから水をあげましょう。湿気を嫌がるため一日に何度も水やりをする必要はありません。また芝桜の育て方のポイントとして肥料があります。肥料も水やりと同様に頻繁にあげる必要がなく、土に肥料を混ぜ込んで植え付けをすれば、春と初夏の時期に液体肥料や化成肥料を与えるだけで大丈夫です。
肥料の種類ですが、窒素分が少ないタイプを選びましょう。窒素が多くなると花付きが悪くなるため、肥料を与える時も大量にならないように注意してくださいね。上手に栽培できると1株で50㎝ぐらいまで広がっていきます。
芝桜の育て方では増やし方にも注意が必要です。地面を一面覆うような迫力を出すためには、徐々に増やしていかないといけません。芝桜を増やす方法は基本的に株分けとさし芽があります。株分けの時期は開花時期の後、6月もしくは10月前後がオススメです。茎の部分をよく見ると根っこが出ていますので、親株の部分から切り取りほかの場所に植え付けをしましょう。
芝桜はとても丈夫な品種なので、土に深く差し込んでおけば根付きは簡単にできます。しかし寒くなる季節では根が張る前に枯れてしまうため、増やす時期はタイミングをよくみてくださいね。さし芽は5㎝ほど先端部分から切り取ったものを株分けと同様に植え付けてください。
芝桜の育て方でよく聞くのが「目土」です。目土とは株の上から土をかけ根元に土を増やすことです。同じ場所で栽培をするには、土の量も調整しないといけません。目土では茎の下が半分ぐらい土に埋まる状態が理想のため、土が減ってきたら目土を行いましょう。芝桜は地面を横に這うようにして広がっていきますので、茎がしっかり土で覆われているほうが新根もでやすくなります。
地面と茎の間を土でしっかり埋めておきましょう。また4、5年経過すると芝桜も老化して、茎の部分が木の根っこのように固くなってしまいます。この場合は株分けをして新たな苗を植え付けるとよいでしょう。
芝という名前がついているように、芝桜には刈り込みが必要になります。刈り込みをする時期は開花後で、茎の部分を5センチ程度の長さにカットをしましょう。また芝桜は湿気を嫌うため、刈り込みをして通気性を高める目的もあります。特にじめじめする梅雨時期に入る前に一度刈り込みをしておくと、湿気予防になりますよ。
また葉の色が茶色く変色する場合がありますが、枯れてしまったわけではありません。次の開花シーズンになれば綺麗なお花をつけますので心配はありません。芝桜がかかりやすい病気は、夏の時期のハダニが多く、予防するためには上から水をかけて害虫を増やさないようにお手入れをしてくださいね。
いかがでしたか?
芝桜の育て方は初心者でも比較的簡単にできますので、ぜひトライしてみましょう。地面を埋め尽くす綺麗なお花は開花時期は大変見ごたえがあります。ガーデニングが初めての方でもそれほど難しくはありませんので、毎年お花を楽しみながらお手入れをしましょう。
生育がとても早い芝桜。育てる楽しみと鑑賞する楽しみどちらも満足できる品種です。花言葉には「燃える恋」なんて素敵な意味がありますので、玄関先に芝桜が一面に生えていたらとても圧倒されますね。花は白やピンクなどとても可愛らしいカラーが印象的です。花が咲かない時期は芝としても鑑賞ができますので色々な魅力を楽しめますよ。
まとめ芝桜の育て方で知っておいてほしい5つのこと
・栽培する場所
・水やりについて
・増やし方について
・目土をする
・刈り込み方法
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