「クレヨンしんちゃん」は、大ヒットアニメです。原作は臼井儀人さんによる漫画です。1990年から雑誌「漫画アクション」で連載され、2000年に「まんがタウン」に移籍しましたが、臼井さんの死去により連載は終了を迎えました。臼井さんの死後、アシスタントたちにより「新クレヨンしんちゃん」のタイトルで連載を再開しています。
1992年にはテレビ朝日がアニメ化し、1993年からは映画も制作されるようになりました。ちょっと生意気な幼稚園児、“野原しんのすけ”を主人公としたギャグストーリーアニメです。アニメのしんちゃんは独特のボイスで、絶大な人気があります。真似をしたことがあるという方も多いでしょう。
面白く、かつ可愛い「クレヨンしんちゃん」に都市伝説があることを知っていますか?今回はしんちゃんの都市伝説5つを紹介します。
ちょっと生意気なしんちゃんですが、しんちゃんのお母さん・みさえもかなり面白いキャラクターです。実はみさえは体重を盛っているという都市伝説があります。
というのも、作中でみさえはかなり体重を気にしている設定です。実際、みさえの体重に関するストーリーは多く、公式には身長159.2cm、体重60.5kgということになっています。確かに数値だけで聞くと、ちょっとぽっちゃり体型かな?という気もします。しかし、絵柄ではかなりのスレンダーボディの持ち主です。絵柄はスマートなことから、公式の体重が嘘ではないか・・・と噂されています。
「オラと母ちゃんのバレエだぞ」という回で、みさえが体重計に乗るシーンがあるのですが、実はこのとき、みさえの体重は55kgでした。しかも、このときのみさえはしんちゃんの妹であるひまわりを妊娠中です。妊娠中は普段より体重が増えるものです。妊娠していると考えると、普段の体重は55kgより軽かったのではないかと思われます。
このことから、みさえが体重を盛っている、体重は嘘なのではないかという噂がうまれたようです。しかし、ギャグマンガですから、公式の体重はあくまでもウケ狙いなのかもしれません。
「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人さんは2009年9月に不慮の事件で亡くなりました。2010年からはアシスタントたちのもとで、新体制の「新クレヨンしんちゃん」がスタートしています。
ところが、作者である臼井さんの死をしんちゃんが予知しているような場面があるというのです。このことから、しんちゃんは未来を予知できるのでは?という都市伝説がうまれました。
しんちゃんの予知は「ターミネーターVSしんのすけ」という回でのことです。この回の原作は1990年代後半に執筆されたものです。この回は、しんちゃんの友達、風間くんが大人の姿でタイムスリッブしてくるという話です。そこで、未来から来た風間くんにしんちゃんは「オラたち2010年にはどうなっているの?」と激しく問い詰めます。そこで、未来から来た風間くんが激しく動揺します。
このシーンがあったことで、2010年から新体制でスタートすることを予言していたのではないのか?と噂されるようになったのです。臼井さんの死と、このシーンが関わっているのか、それとも単なる偶然だったのかは分かりませんが、意味深なシーンとして記憶に残ったことは間違いないでしょう。
「クレヨンしんちゃん」にはしんちゃんの仲間として“かすかべ防衛隊”というグループが描かれています。メンバーは風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんです。唯一、この中に原作でもアニメでも本名が明かされていない人物がいます。それはボーちゃんです。
ボーちゃんの本名は「井川棒太郎」が本名であると都市伝説では囁かれていますが、これは仮説でしかありません。幼稚園のロッカーにはみんな本名が記されていますが、ボーちゃんだけが本名でなく、“ボーちゃん”です。ということは、もしかすると本名は苗字が「ボー」で名前が「ちゃん」ということなのでしょうか。そんな訳ないと思うの方が多いでしょう。でも事実は分からないのです。
果たしてボーちゃんは何という本名なのでしょうか。原作者が亡くなってしまった今、その謎は永遠に分からないままかもしれません。
母親を名前で呼び、何か言われると下品な反応する生意気な幼稚園児といえば“しんちゃん”ではないでしょうか。しかし、そんな「クレヨンしんちゃん」には幼稚園児虐待疑惑では?という都市伝説があるのです。
作中では、母・みさえがしんちゃんをゲンコツで叩いたり、両こめかみを拳でグリグリしたりするシーンがあります。現実でそのようなことを子供に行った場合、虐待といわれるのかもしれません。そのため、このような都市伝説ができてしまったのでしょう。
更に、最近ではそういったシーンがほとんどなくなり、やはり幼児虐待の都市伝説を制作側も配慮し始めたのでは・・・?と、都市伝説を裏付けることになっているようです。
「クレヨンしんちゃん亅には、しんちゃんたちの18年後を描いた作品が存在しているという都市伝説があります。そのストーリーは、23歳となったしんちゃんたちを描いているそうです。23歳になっても相変わらずの仲良のしんちゃんたちですが、中でもボーちゃんは警察官になったという設定だそうです。
そして、風間くんは家業を継ぎ青年実業家として注目されたものの、不祥事が明るみに出てボーちゃんに逮捕されます。ネネちゃんは、まさお君と結婚し、子供を出産しますが、相変わらずしんちゃんに追いかけられているという、かなりカオスな内容です。ちなみに、しんのちゃんのパパ・ひろしは死亡し、妹・ひまわりは金銭トラブルを起こすという展開になるそうです。
現代の状況を考えれば、確かにありえる未来かもしれませんが、少しアニメにしては重すぎ、厳しすぎる内容といえるのではないでしょうか。果たして、しんちゃんはどんな大人になっているのか、誰もが気になるものです。そして、このような都市伝説が生まれたのではないでしょうか。
いかがでしたか?
「クレヨンしんちゃん」は下品なアニメだと思っていませんか。しかし、こんなにも都市伝説が多いということは、それだけ人気があるアニメだとも言えます。まだまだ知らないしんちゃんの魅力があるかもしれません。
都市伝説が気になるという方も、しんちゃんを観たことがないという方も、一度観てみてはいかがでしょうか。しんちゃんの都市伝説の謎が溶けるかもしれませんし、もっとしんちゃんを好きになれるかもしれません。「クレヨンしんちゃん」をもっと楽しみましょう。
まとめ
知っていますか?しんちゃんの都市伝説5つ
その1 母みさえの体重は嘘?
その2 しんちゃん、未来を予知?
その3 ボーちゃんの本名は?
その4 幼稚園児虐待疑惑?
その5 18年後の物語がある?
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