去年下半期のビットコイン急騰劇には凄まじいものがありました🚀🌙でも、いまさら感は拭えませんが・・・結局なんであんなに価格が上がり続けていたのでしょう❓復習のために、エコノミスト誌が去年の11月1日に出した記事を参考にまとめてみます(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
【まずめちゃくちゃ大雑把に要約】
ビットコインを買うことを正当化する理由はいくつかある。だが一番の理由は、”Greater fool theory” である
【以下、もうちょい突っ込んで(補足もしました)】
ビットコインに魅力がある理由は3つある。
(1)供給量がセットされていること、(2)量的緩和(QE)を背景に長期的な法定通貨価値が低下していくと予想されること(このことを考えると、リーマンショックが起きたその年にサトシ論文が公開され、翌年にBTCの創世記ブロックが作られたのは示唆的だ。管理通貨制度へ移行するケインズ提案も、第一次世界大戦後の不況と関係がある)、(3)匿名であること。
だがこれら3つの理由だけでは昨今のビットコインの “急騰” を十分に説明することはできない。(1’)オルトコインの発行も含めると供給量が十分に制限されているとは言えないし、(2’)物価水準(法定通貨価値の逆数)上昇の兆しがあるわけでもなく、また、(3’)匿名性に惹かれる犯罪組織の規模が一朝一夕に拡大したりはしないからだ。
他の可能な説明としては、ブロックチェーン技術が将来金融業界で幅広く使われるから、BTC価格が上がっているのだというものがある。だが、BTCそのものとは無関係にブロックチェーンを構築することはできるので、ブロックチェーン技術とBTCの両者が一蓮托生というわけでもない。
それより遥かに説得力があるのは、BTCの価格が急騰しているからBTCの価格が急騰しているのだという循環的な説明である。人がBTCを買うのは、自分よりバカな誰かが高値でそれを掴んでくれると考える( ”Greater fool theory” )からだ。ババ抜きのように。みなが一斉にビットコイン建の資産をドル円等の通貨に変えようとすれば(利確)、価格は崩壊する。この悲劇がまさに、ミシシッピ計画や南海泡沫事件において起きた。投資家はこの可能性を知っているので、我先にと利確しようとするだろう。
・・・以上が大雑把なまとめ+補足ですが、記事の最後は次の文で締めくくられています。繰り返しになりますが、この記事が出たのは2017年11月1日です。
When the crash comes, and it cannot be too far away, it will be dramatic.
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