こんばんは、ゆーこです。
今回はこちらのツイートから。タイムラインで見かけた方も多いのではないのでしょうか。
どうやら、このツイートをされた方のお知り合いに税務調査が入り、謎の追徴課税が発生してしまったようです。
送金トランザクションは利益確定、受金は0円仕入れで計算して来るらしい。トランザクション先が自分でないことを証明できないのを逆手にとって来るので気をつけて。
なぜ送金トランザクションは利益確定になるのか?今回はこのツイートについて整理してみることにしました。
前提として、仮想通貨を決済等に使用した際は一旦売却してから支払いを行なったとみなされ、その際の利益には課税されるということをご理解しておいていただければ。こちらの国税庁FAQからの解釈です。
仮想通貨を送る、という行為を二つのケースに分けて考えてみましょう。
<トランザクション先が自分になるケース>
・自分のウォレット
・自分名義の他の取引所
→売却した訳でも使用した訳でもないので、自分への送金であることを証明できれば課税対象外で大丈夫。
<トランザクション先が自分にならないケース>
・仮想通貨決済
・ICOへ出資
・誰かにあげた
・セルフGOX
→上から3つは例の「一旦売却とみなして利益に課税!」が発動してしまい課税対象になりそう。
なるほど、トランザクション先が自分である、ということを証明できれば課税されませんね。
「トランザクション先が自分でないことを証明できないのを逆手にとって来る」というのは「トランザクション先が自分でないことを証明できないと課税されてしまう」と読み替えてもよさそうです。
・・・確かに、上記「トランザクション先が自分にならないケース」のほとんどは課税されてしまいます。
でも、怖ろしいことに気づいてしまいました。
もしツイートにあるように本当に無差別に「送金トランザクションは利益確定」だとしたら・・・
<トランザクション先が自分にならないケース>の、4つ目・・・
この場合も
仮想通貨を一旦売却して日本円に。
からの
・・・したかのような取り扱いになり、含み益が発生していた場合は課税されてしまうという悪夢のような事態が起きてしまう可能性があります。
可能性、の話ですが。
もちろん、紹介したツイートになるまでに情報が歪んでいる可能性も十二分にあります。
ですが、もしこのツイートが事実で私の解釈も大きな間違いがなければ、セルフGOXの場合もヤバい(語彙力)としか言いようのない現象が起きてしまうでしょう・・・
「送金先が自分じゃないなら決済とかでしょ?え、セルフGOX?それ証明できるの?あっできないんだねーじゃあ決済と考えるしかないね~課税~!!」
っていう税務署の考え方も理解できなくはないっちゃないのですが。
こう・・・もうちょっと・・・なんとかなりませんかね・・・?
何はともあれ、送金先の確認はしっかり行いましょう!!!
今回もお読みくださりありがとうございました♪
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