↑hiDeに書いた記事をこちらでも同じ内容を載せてみます。自動で投稿ができたのかもしれないけどやりそびれたので手動でコピペ・・・
今日はこちらの濱口さんの記事に触発されて筆を執りました。
https://hideaki.warashibe.market/articles/B5uiNvFUm
ステーブルコインはキャッシュフロー計算書に載せられるか?という記事です。 今まで暗号資産に関する会計処理は考えたことがありましたが、実はキャッシュフロー計算書との関連は考えたことがなかったです。
内容、もちろんとても面白かったですし今ある会計基準に準拠すると「現金同等物として載せられる」という結論になるというのもほぼ同意です。
ですが、企業がステーブルコインを保有する理由によって多少左右されるのではないかという感想を持ちました。
例えば、濱口さんの記事にあった
「今後社会実装、イーサリアムなどの基軸通貨をガス代とする事業を運営する企業が増えてきたときに、価格変動リスクを抑えることのできるステーブルコインは非常に重要になると考えられます。」
という文章から。 保有する一つの理由として、サービス提供に必要となるガス代を価格変動のリスクを抑えるために基本的にはステーブルコインの状態で確保し、ガス代とする際は適宜ETHに換える・・・などといったことが想定されます。
この場合、 ステーブルコインをいつでもガス代に換えられる状態にしておく必要がある =事実上、ステーブルコインとして拘束されている =容易に換金可能とは言えない
以上のことから現金同等物としては言いにくいのでは?と思いました。
となると、この場合のステーブルコインは燃料などのように購入時に費用処理し、期末に残った残高は貯蔵品として振り替える・・・といった貯蔵品のような会計処理をするべきなのかな・・・などと考えました。 キャッシュフロー計算書上は営業キャッシュフローへのインパクトになります。
有価証券のように保有区分によって取り扱いが変わるようなものになるかもしれませんね。
ちなみに、メタップスの有価証券報告書では暗号資産は棚卸資産だったり無形資産だったり契約負債(!)だったりに計上されています。 ステーブルコインを保有しているのかどうかはわかりませんでしたが、実態に照らした取り扱いをしているのは間違いなさそうです。 (絶対こんな会社の監査はしたくない・・・)
以上、思ったことを勢いのままに書いたので丁寧に会計基準に照らしたり事例を探したりした訳ではないので「わたしはこう思うで、しらんけど」をすべての文末につけていただけると丁度いいかと思います。笑
また気になる論点があれば記事にしたいと思います!