※上記の画像と内容は一部関係がありますが、完全に関係があるわけではありません。
基本的にほとんど全員が知っている事を書く訳で、いわゆる当たり前の常識をただ書き連ねるだけです。
だから新しい考えとかは一切ないんですけれども。
お金ってものは「自分が欲しいと思う商品を買うために対価として支払うもの」ですね。
つまり、お金が儲かるって事は「他人が欲しいと思うもの」を提供する必要があるわけです。
主にTCGを例に挙げて話をするわけなのですが、
ゲームでお金を稼ぐ方法というのはいくつかありますね。
①ゲームのアセットを転売する
「強いカード」みたいなみんなが欲しいものをほかの人に売るということです。
強いカードはみんなほしいです。でも持て余してる人がいる。その場合取引が成立します。そして取引を仲介してくれる人もいます。
それがカードショップや個人バイヤーですね。
彼らは仕入れ値より高いねだんで売値を設定することで差額を設けることになります。その代わり在庫が死蔵するリスクを抱え、本当にそのカードが欲しい人を見つける手間を軽減してくれるという利便性を提供しています。
つまりユーザーから直接お金をもらうことで儲けているということです。
②大会で商品をもらう
運営が開催する大会に参加して商品をもらうという方法です。
ゲームを続けるモチベーション維持が主な目的で開発元の企業が開催することが多いです。
これは運営企業の持ち出しです。
運営企業の持ち出しということは、費用はゲームの値段に転嫁されます。
つまり結果ユーザーが支払ってるのと同意義です。
つまり上記の2つの方法で誰かがお金を稼ぐためには、たくさんの「お金を支払うだけ」のユーザーが必要です。
つまり無限にお金を支払ってくれるユーザーが存在するか、お金を消費して去ってくユーザーが定期的に参入してくれないと成立しません。
つまり「ゲームをしているとお金が儲かる」といって人を集めるというのは、嘘はついていないが、相当に曲解して物事を伝えているような気がしますね。
さて、しかしもう一つゲームをしてお金を稼ぐ方法があります。
③ゲームをやっている様子をエンターテイメントとして提供する
結構昔からこの方法でお金を稼いでいる人っていうのはいますよね。それがプロ棋士とか、プロゴルファーとか、「プロ」といわれる方たちです。
そして、昔は上手い人だけがプロとしてエンターテイメントを提供することができたわけだったのですが、別にゲームが下手でもエンターテイメントとして成立する事が知れ渡って、「ゲーム実況」という商売が成立するようになりました。
これは視聴者からの投げ銭に加え、スポンサーからの資金援助、間に挟まる広告収入が収入源になります。つまり直接的、間接的に視聴者からお金を支払っているわけです。ポイントは「視聴者=ユーザー」とは限らないということです。
ゲームの参考にユーザーが見ている場合もあるし、あくまでエンターテイメントとしてゲームをやっていない人が見る場合もある、そしてすでにそのゲームを引退した人が昔を懐かしんでみる場合もありますね。とにかく、①、②と比較して幅広い層から資金を調達できます。
問題はこの方法を個人が実施するためにはまだまだ敷居が高いということです。
個人的には有野課長→ニコニコ動画→youtuber→mirrativといった流れで、どんどん一般的になっていると思っているのですが、まだまだ個人で動画のチャンネルを開設して収益を上げるのは大変です。話したくないし。
なので、今後はゲームの運営が動画配信サービスと提携してプレイヤーのプレイ映像をどんどん放映し、プレイヤーに売り上げを還元するモデルが良いのかなと思います。
番組を作りこまなくてもゲームをやっている映像だけで見る人は見ると思いますし、ユーザーに「プレイしている様子を見せてもよい・見せたくない」という選択肢を与えて「見せてもよい」を選んだプレイヤーについては特別な配信手続きなしで勝手に放映されるみたいな段取りを組んであげると爆発的に広がるかもしれません。
まずはゲーム内で「リプレイを参照されたら1回につき5円もらえる」とかでもいいと思いますし、それをゲームの外にもっていって何とか収益化を考えたい。
1年位前から収益性を謳うゲームは数あるわけですが、「なぜ儲かるのかという部分は結構な謎理論」だったりします。
「儲かる」というならちゃんと現実性を持ったモデルが欲しいところです。
そうでないと、「このゲームやると儲かりますよ(お前は支払う側だけどな)」という勧誘を延々とするはめになるので。なにか健全ではないですね。
「ゲームに対してお金を支払って楽しみたい人」はたくさんいますし、
「ゲームを本当はしたいんだけど、しんどいから見てるだけの方がいい」って人もいます。
「新しい業界を発展させるために投資したい」って人もいると思いますし、
「ゲームの中で宣伝を流したい企業」もいるかもしれない。
とにかくお金を支払う元ってもっとたくさんあると思うんです。
ゲーム開発会社はいろんなところから投資を受けているかもしれないですがことゲーム内の経済についてはユーザー同士のお金の取り合いに終始していることが非常に納得できない。
外からお金が入ってくる方法はいくらでもあると思います。
今はまだその機会をみすみす見逃しているだけなのではないのかな、もしくはユーザーに還元されていないのではないかなと思います。