怪しい。怪しすぎる。まあそういう「地域通貨」を考えたよという話です。「ゲームのルール」だと思って読んでいただけると幸いです。
おおよそのルールは
・ALIS
・Gaudiy
・マイクリ
を参考に構築したものです。
地域通貨の目的として「①:地域経済の活性化」があります。
また、「②:経済的に裕福でない層を救済する」という目的、
そして、「③:円ではできない体験を提供する」ができれば最高だと思いました。
また、この「地域通貨」はリアル店舗等は想定していません。
ネットワークインフラが共有できる例えばですが「オンラインサロン内」等での利用を想定しています。
ではルールの説明です。
・この地域だけで使える通貨「ペリカ(仮)」があります。
・ペリカは運営が無限に所有しています。
・運営は「1円=10ペリカ」のレートでユーザーにペリカを売ってくれます。
基本的にこの方法以外で運営がペリカを使うことはありません。
・ペリカを運営から購入しなくても、無料でユーザーになることが可能です。
・運営がペリカを販売した際、購入金額の10%が「プール金」にペリカとして移行します。
残りの90%は運営が「amazonギフト券」等の換金性が非常に高い商品に変換してペリカで売りに出します。
例)Aさんが運営から1万円で100,000ペリカを購入しました。
運営は10,000ペリカをプール金に移行し、1000円分のamazonギフト券を10,000ペリカで9口売りに出しました。
・ユーザーも自分の所有物をペリカ建てで売りに出すことができます。
例)UFOキャッチャーの景品を8,000ペリカで販売
・ユーザーが他のユーザーや運営から商品を購入する場合、10%の手数料が加算されます。その10%は「プール金」に移行します。
・ユーザーは共通で「レベル」「経験値」「供給上限」という3つのパラメタを持っています。
・初期値はレベル:1、経験値:0、供給上限:100です。
・ユーザーは初回ログイン時、プール金から100ペリカを受け取ります。
・ユーザーが商品を購入すると支払たペリカと同数の経験値を得られます。
・経験値がレベル×100に到達するとレベルが1上がり供給上限が100増え(つまり共有上限=レベル×100です)、経験値が0に戻ります。
・毎朝9時にプール金の10%をレベルに応じて各ユーザーに均等配分します。
つまりレベル2の人はレベル1の人の2倍のペリカをもらえます。
ただし、供給上限以上のペリカを所有している場合、配分は受け取れません。プール金に返納されます。
※供給上限以上のペリカを所有すること自体はできます。(ユーザーに物を売る、運営からペリカを購入する等)
ルールは以上です。
つまり無料で地域通貨(ペリカ)がもらえるシステムです。
しかし、ペリカをただ持っていても、供給上限に引っかかっているので新たにペリカをもらうことはできません。
供給上限を引き上げないと、運営が販売している「amazonギフト券」に届きません。そのため、何かしらのものをほかのユーザーから購入し、ペリカを使うついでにレベルを上げる必要があります。
他のユーザーも同じことを考えていますから、最初はゴミのようなものでも飛びついて買ってくれるかもしれません。
どうせなら「家で眠っているいらないものを処分するのに持って来いだ」ということで様々な商品が並んでくれれば成功です。
ちなみに、ペリカは運営から誰かが購入しないと流通量が増えないため、インフレ対策はバッチリのはずです。この辺は初期のマイクリの考え方に近いです。
一番怖いのはプール金の枯渇ですね。
では誰がペリカを運営から購入するのかということです。
ペリカを購入すると、当然ですが他のユーザーに比べて圧倒的に所有ペリカが多くなります。日本円が使えないため、通常より「ペリカをたくさん持っている」ということは、圧倒的な力を持ちます。そのため他のユーザーが出品している高額な商品をマネーパワーで独占的に購入することが可能です。値引き交渉も可能でしょう。ほとんど支配者のような立ち振る舞いが可能です。
ただし、ペリカを大量に所有している限り、供給上限に引っかかるため、ベーシックインカムは受け取ることができません。力の維持と引き換えに自分以外のユーザーにペリカが分配されていきます。
また、プロモーション活動などのために「ペリカを配る」ことも可能です。そのうえで限定商品を販売するという合わせ技もできますね。この辺は現実のお金と大差ありません。
ちなみに購入ではなく「配った」場合、経験値は上昇しません。この代わりに手数料は1%になります。
ALISは記事を書くことで、Gaudiyは発言をすることで、コミュニティの維持を行い、その対価としてトークンを付与しています。
なので「取引をする」ことで報酬を得られるコミュニティというのもありなのかなと妄想した次第です。