※キモい上に長いですので、ご注意ください
今年に入って最初に書いた以下の記事でも触れたことですが。
私は「恥を捨てて、書きたいことを書く」ことにしました。
しかしそれにしても、正月終わっていきなりこれですかい!
と、自分でもツッコミを入れつつ、まぁええかーで書きます。
……と思って書いた、キモなしネタバレなしの記事が以下でした。
というわけで、この年末年始にあんま更新していなかった理由が、これです。
やっぱ書くの勇気要りましたよー……だってBLだもんねー。
されどそこには「虚構(物語)であるからこその真実」があります。
がんばるぞ、おー……てなわけで。
私は娯楽作品を多く観賞する方ではなく、経験も少ない方です。
なので、苦手なジャンルは他の人よりもかなり多いと思います。
一番苦手なのはホラーで、あとはグロいのとか暴力的なのとか。
性行為や性描写については、当事者が合意のものは可で同意ではないものは不可(異性か同性かは問わず)が基本です。
一言で言えば「ヘタレの平和主義者でかつ事なかれ主義者」てな感じ?
ただし、良い作品は多少無理をしてでも観たいと思う方ではあります。
昔、当時仲良くなった友人から「寄生獣」というマンガを借りて読んだことがありました。
その友人は「内容はおすすめだけど表現がダメだと思ったら、無理をしないで」と言った上で、貸してくれました。
正直な話、途中でしんどいと思うところはありましたけど、読み終わることができました。
確かに良い作品であり、がんばって読んで良かったと思っています。
前置きが長くなりましたが、ここからキモい感想に入ります。
年末にお酒を飲んで酔った状態でこの作品の広告を見た私は、まぁ暇だからー(で、ついうっかりぽちっとなー)で、読み始めました。
まず、絵がステキだと思いました。影絵も含めて。
影絵に批判的な方もおられますけど、私は雰囲気があって好きです。
この作品の主人公は戦争の神セトでBLで言うところの「受け」でかつ自身は「攻め」とならず、複数の「攻め」が存在するとのこと。
また、その「攻め」のメインは天空の神ホルスとのことですが、これは作者のMOJITO様自らツイッターで明言されているそうです。
そして「それ以外のカップリングはない(ので、それが気に入らない人は別の作者さんによる別の作品を読んでください)」ということも。
こうやっとかないと、結末が自分の望むものではなかったことを不服とする読者によって、嫌がらせの行為などをされるらしいですが……作者さん、お気の毒ですね。
で、その主人公のセトですが、ここまで書いておいて何ですけど、私の好きなタイプではありません。
というか、はっきり言ってこの「昭和のDV親父(見た目は良いけど)」タイプは大嫌いと言っても過言ではありません。
または「イケメンヤンキーかつアホのお兄ちゃん(ただし戦術を考える時は除く)」か……やっぱりこれも嫌いです。
(ちなみに私がこの作品の前に観たBLちっくな作品は、学生時代の「バナナフィッシュ」が最後でした。
どなたかが「バナナフィッシュ」の主人公のアッシュ・リンクスと似ていると仰っていましたが、似ても似つかんと私は思います。
何故ならアッシュは全方位でめちゃ賢いですから、そこが違ーう。
まー見た目がキレイなのは同じですけれども。
あと、レ〇〇されても立ち直りが早いのも。
ALIS内の「バナナフィッシュ」の記事は以下のものがありました。
ご興味ある方はどうぞ)
なのに何で読み続けたのかと言えば、30話無料だったからですねー。
5~10話程度なら多分、そこで読むの止めて課金してないと思います。
で、読み続けていると、話が面白くて引き込まれていきまして、いつの間にか主人公のキャラ設定はどうでも良くなっていました。
で、続きが気になるので課金してその先を読むとですね。
何と……冥界の神オシリスがめちゃ悪役やったんですよ。
えっ?!
あのオシリスが???
あのオシリスが、ですよ???
そうして読み進めていくといつの間にか、悪いのはオシリスでセトが気の毒……という気持ちになってしまっていました。
良い神とされているオシリスが悪役で、悪い神とされているセトがそうではなかったって……これは面白いと思いました。
それで第一部を全部読み終えてからまた最初から読むと、これまた全然違う印象になるわけで。
主人公のセトも気の毒だからで、ちょっと嫌い程度になり(でも嫌いなんや)、オシリスはひたすらキモいコワいヤバいやんに変わり。
で、ここから少々、BL場面でのネタバレですが。
オシリスはセトを愛していますが、その思いが何百年も報われないが故に狂ってしまい、セトを罠にはめて(セトの息子の)アヌビスを人質にして〇イ〇します。
ここら辺の描写が怖くて、私の中ではBLを通り越してもはやホラーです。
この場面を観てからというもの、オシリスの登場シーンは全部が全部、ジャンルがホラーになりました。
ですが、セトはその後にオシリスを〇して冥界送りにすることに成功します。
それでオシリスがいなくなった後、セトが最高神になって暴政をするようになって、それを阻止すべくイシスとホルスが現れた第一話へ、という話の流れになっています。
つまりですね、この後どうなるのかを考えますと。
オシリスが殺されてセトが最高神になると、人類はセトによって虐殺された上に魂を粉砕し砂にされてしまうわけですよ。
それを防ぐために、我々人類の立場としてはこの時……
「オシリス兄さん、がんばれ!」
……って、言わなあかんわけですよ。
ま、そういう立場なわけですが……
……無理です。
そんなこと言えませんし思えません。
もちろん、この場面に至る前に阻止できればそれに越したことはないですけど。
さらにこのことは「(オシリスの持つような)非常に優秀な能力を変な目的で使うと、皆が非常に困ったことになる」ということも教えてくれている、ような気がします。
で、これまたネタバレな話を追加しますとですね。
この場面をオシリスの妻である魔法の神イシスに見られてしまっています。
で、第一部を全部読んで冷静に考えてみれば、一番の被害者でありながら、かつ一番に慈悲深いという、一番魅力的なのはイシス様ではないかと思いました。
で、一部の感想はと言えばですね。
イシス様、ステキ。
イシス様、頭イイ。
イシス様、カッコイイ。
ということで、この作品の主人公はイシス様となりました(私にとっては)。
イシス様、ガンバレ。
……もしかして私、百合要素を持っているかも(BLなのに???)。
で、ここまで書いて、ふと思い出したのは。
「攻め」側の主人公であるはずのイシスの息子、天空の神ホルスの存在です。
ぶっちゃけすっかり忘れていましたので、最後にここで言及しておきます。
「何このドMヤンデレ兄ちゃん」
以上です。
(って、それだけかーい!
あと、クリスペでホルスを使い辛くなりました。
どないしてくれるねーん!)