私は以前、婚活をテーマである以下の記事を書いていましたが。
また同じような相談者がおられまして、その方に対する江原啓之氏のお答えがあまりにも素晴らしいものだったので、ご紹介します。
上記リンク先より、お悩みは以下(引用致します)。
「35歳、会社員です。10年ほど婚活をしています。先日、ようやく真面目な男性と出会い、結婚を前提にお付き合いを始めました。『結婚は1年後?』『子どもをつくろう』『どこに住もう』……など、彼と話す未来に胸が膨らみました。
しかし、幸せだったのは束の間。付き合って数ヵ月経っても家に呼んでもらえないなど不審な点があり、調べたら既婚者だとわかりました。問い詰めると苦しい言い訳を並べ、音信不通になり、別れ話もなく終わりました。
その後、私は7kg痩せ、仕事中も涙があふれてきます。奥様のSNSも見てしまいました。子どもはいないようでしたが、きれいな部屋に愛情を感じる料理、彼との旅行写真などが投稿されており、幸せそうに見えました。彼は今までどんな気持ちで『1人だから夕食はポテトチップスでいいや』『家に帰って誰もいないのが淋しい』と言って、奥様と住む家に帰っていったのだろうと思います。
江原さん、出会ったのは偶然ではなく必然。ですよね? 結婚に焦って簡単に人を信用し、判断を見誤った自分の価値観を見直す学びでしょうか? それとも自分を騙していた相手を許す学びでしょうか? これから何をすればいいのかわからず、考え込んでいます。きちんと腹落ちをさせて次の人生に進みたいのに、私の学ぶ力が足りないようです。学びの具体的な方法をご教示いただけないでしょうか」
お悩みのメールは以上です。
これに対しての江原氏のお答えは以下です(一部を引用致します)。
「申し訳ないけれど、あなたは35歳。甘いなと思います。こうやってメールを書いてきてくれているけれど、絶対に自分が悪いと思っていない。だから『自分自身の学びがわからない』と言ってしまうのでしょうね。
“不幸になる人”の3原則があります。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。このメールには、この3つが満ちている。あなたは“愛をクレクレ星人”だったのです。35歳だから、焦りもあったのだと思う。けれど、いざとなったら責任転嫁で“相手が悪い”。そして“どうしたらいいのか……”とご飯も食べられなくなる。涙も出ちゃう。こういうことではダメなんです。
その人と出会ったのは偶然ではなく、必然。波長の法則、類は友を呼ぶ。自分自身も人生の軸がぶれていたのでしょうね。“地に足がついていない者同士が結びついた”ということ。けれど、そのことに今、気が付いて良かった! “現実を見ていこう!”と切り替える。泣いている場合ではないのです。そんなヤツのために流す涙はもったいない! 気持ちを切り替えたら、明日出会えますよ! 頑張ってくださいね」
以上です。
いや、素晴らしいですよ本当に。
最後には励ましのお言葉で終わってますやんか。
私の正直な感想は「35歳? 失礼だけど“幼い”としか言いようがない」でした。
いや、我ながら酷いの一言ですけれども。
十年も婚活しているって、その十年で何を学んだのでしょうか?
ただただ十年という月日が過ぎただけなのではないでしょうか?
ただし冒頭のリンク先の相談者の方が、もっと幼い上に愚かだとは思います(あ、言っちゃった)。
というのもこの相談者は四十代で「十年婚活をしているが、成果が出ない」というもので、しかも条件がものすごいこと(何様やねん状態)になっていましたから。
その相談者に対してのお答えは「何も起きていない十年を過ごしていることに、焦りと恐怖を抱いて欲しい」というものでした(かなりきついことも仰っておられましたが、そりゃそーだろ、としか)。
で、話を戻しまして、江原氏のお答えで個人的に最も魅かれたのは「“不幸になる人”の3原則があります。“自己憐憫”“責任転嫁”“依存心”。このメールには、この3つが満ちている。あなたは“愛をクレクレ星人”だったのです」ですね。
この“愛をクレクレ星人”とは、いわゆる「ギバー、テイカー、マッチャー」のうちの「テイカー」そのものだからです。
というわけで、先ほどのはあまりにも酷いので、私がこの相談者に答えるとするならば、以下のようなものになります(いや、要らんと思うけど)。
-----ここから回答-----
「まず、真面目に婚活をしている男性の立場で考えてみましょう。
婚活をしている男性はもちろん、結婚相手となる女性を探しています。
それは良き妻、良き母親となれる女性であり、家庭をしっかり守ってくれる女性であり、あたたかい家庭を築いていくのに協力してくれる女性です。
その男性の立場に立ってから、ご自身の書いたメールを読んでください。
あなたは、このメールを書いた女性と結婚したいと思われますか?」
って、これで「はい!」と自信満々に答えられたらこれまた困るわけですが。
さすがにそれはないだろうと思いたいですね。
万が一、そうだった場合にはもう一つ、以下の質問をします。
「自分の身一つ守ることのできない女性が、家族を守ることができると思われますか?」
先ほどの「ギバー、テイカー、マッチャー」で言えば、婚活中の男性は女性に対して「概ねマッチャー、子供ができたら子供に対してはギバー」になることを期待しています。
この女性は自分が結婚相手である男性に「夫として私に幸せを与えて欲しい」と、すなわち「夫がギバーで自分はテイカーだ」という立場に、知らず知らずのうちになっているわけですが……これで35歳とは、だから幼いとしか……。
能力がないのに成果を求めてもムダです。
それで十年という時間がムダになりましたが。
これに気付かず続けるとさらにムダな時間が増えます。
以上で「真面目な婚活をしている男性が貴女を選ぶわけないやろー。もっとしっかりしないとー」という話になって終了となるわけですけれども。
私の心の中の声としては、もう一言余計なものがありましてですね。
それは「結婚するつもりの全然ない不誠実な男性から見たら、カモであるとしか言いようがない」ということです。
そんな男性から身を守るためにも、もっとしっかりしなきゃねーと思います。
……って、お前は何様やねーんと思わず自己ツッコミしてもーたがな。