半年ぶりのALISです。
いろいろ研究・分析・実験を繰り広げる日々でした。
今回からNFTを売買するならOpenSeaと言われるぐらいに、国内ではメジャーなNFTマーケットに、アカウントを作って、実際にNFTを販売するまでの手順を、ブログに残しておきたいと思います。
英語版
日本語版
上記画面は、日本語版のスクリーンショットです。
一部英語のままの箇所や、日本語訳がおかしな点はありますが、日本語版で使うのが使いやすいはずです。
ただし、今回は通常のOpenSeaは使いません。
英語テスト版
日本語テスト版
こちらのOpenSeaはテスト用のOpenSeaで、テストネットワークでつなぐOpenSeaになっています。
なぜテスト用OpenSeaを使うの?とお思いの方、以下から説明します。
1. なぜテスト用を使うのか
OpenSeaでは、いくつかのブロックチェーンに対応しています。その中でも、EthereumとPolygonが使われることが多く、OpenSeaでNFTを発行すると言えば、EthereumかPolygonを使ってNFTを発行します。
しかし、EthereumにしてもPolygonにしても、ブロックチェーンを使ってNFTを発行すると、どこかのタイミングでGAS代が生じます。Ethereumのブロックチェーンを使えば、安い時でも千円台、高い時だと数千円を超えるGAS代が必要になります。
Polygonであれば、そこまで高いGAS代にはなりませんが、それでも何度もテストすると、塵も積もれば山となると言う訳で、GAS代が負担になります。
そこでGAS代の問題をクリアするために、テスト用OpenSeaを使うわけです。
2. GAS代が0に?
じゃあテスト用OpenSeaを使えば、GAS代がかからなくなるのか?
いえ、GAS代はかかります。しかし、そのGAS代を無料で貰うことが出来るのです。
それどころか、テスト用ネットワーク専用のETHやMaticを貰うことで、GAS代どころかテスト用OpenSea上で売買のテストも可能になります。
3. ETHやMaticの貰い方
まずMetamaskなどのウォレットに、以下の2つのブロックチェーンネットワークの情報を追加します。
ネットワーク名
Goerliネットワーク
新しいRPC URL
https://goerli.infura.io/v3/
チェーンID
5
通貨記号
GoerliETH
ブロックエクスプローラーのURL(任意)
https://goerli.etherscan.io
ネットワーク名
Matic Mumbai
新しいRPC URL
https://rpc-mumbai.maticvigil.com
チェーンID
80001
通貨記号
MUMBAI-M
ブロックエクスプローラーのURL(任意)
https://mumbai.polygonscan.com/
使っているウォレットがMetamaskであれば、Goerliネットワークは最初から登録されている可能性がありますが、表示がOFFになっている場合があります。その時は「高度な設定」から「テストネットワークを表示」をONにすることで、表示されるようになるはずです。
次は以下のサイトでアカウントを取得します。
ここで何をするかと言うと、アカウントを作るだけです。最低限の設定だけして下さい。
次に以下のサイトへログインして下さい。
Alchemyでアカウントを作成していると、右上のAlchemy Loginからダッシュボード(画面自体は同じ)へ入ることが出来るようになります。
上部中央で、Goerli ETHかMumbai MATICを貰う画面の切り替えです。
どちらを貰う場合も、Enter Your Wallet Address と記されているフォームへ、自分のアドレスを入力して、右のボタンを押すことで、1日1回のペースで各トークンを貰うことが出来ます。
ただし、貰えるトークは大量とは言えない量です。テストを何度も繰り返す場合は、何日も通ってトークンを貰うことになります。
以上が、なぜテスト用OpenSeaを使うのか、どうやってテスト用のトークンを貰うのかの説明です。
OpenSeaでNFTを発行してみたいが、NFTの購入やGAS代で少なくない暗号通貨を消費してしまうのが勿体ないと考える方、また経費として申請しにくいという企業の中の方は、以上の方法で実験をしてみてはどうでしょうか。
あとはテスト用OpenSeaに自身のアカウント作成するだけです。
右上のアイコンの左から4つ目のアカウントをクリックすると、ウォレットを接続する処理が入り、最初は自身のアカウントが作成されます。
その後は、ウォレットを接続することでアカウント承認(ログイン状態)されます。
テスト用OpenSeaとテスト用のブロックチェーンであるGoerliテストネットワーク(Goerli ETH)やMatic Mumbai(MUMBAI MATIC)を使って、気兼ねなくテストを試みて下さい。