Brave(ブレイブ)というWEBブラウザがあります。
アメリカのBrave Software社によって開発されているWEBブラウザで、Google ChromeやMicrosoft Edgeと同じオープンソースのChromiumをベースとしているWEBブラウザです。
その特徴は、広告ブロック機能を標準で搭載しており、しかもブロックした広告の代わりにBraveが別の広告を挿入し、その収益をWEBサイト、Brave、広告代理店、ユーザーの四者に分配するというビジネスモデルで運営されています。
なんと、Braveを使っている人にまで、暗号通貨BATで収益が入るのです。
上画面がBraveのダッシュボード画面です。右側にあるカードと称する部分に、広告を見たことで得た暗号資産BATが表示されます。
その収益は、1広告0.005BATです。
また、表示広告数を調整する画面があり、1時間当たり0~10件まで調節できるようになっています。ですので理論値ですが、最大で1時間0.05BAT、1日10時間ブラウジングしているなら0.5BATほど貯まるのですが、現実そこまで広告は頻繁に出ないので、塵も積もれと言う収益ではあります。
しかし、普段のブラウジングで暗号資産が少しずつ貯まるというのは、暗号資産の入り方としては、リスクもなく初心者向けとも言えます。
ちなみに、Braveには暗号資産のWallet機能が備わっており、Brave Software社が日本の暗号資産取引所bitFlyerと2020年7月に提携したことで、bitFlyerの口座を介して暗号資産BATの売買が可能になりました。この日本の金融庁が認可した事業者であるbitFlyerと提携した事実は、Brave Software社が胡散臭い開発会社ではないことを裏付ける理由として、十分と考えています。
次に、Braveのダッシュボード画面には、ニュースリーダーの機能もあります。設定次第では何十社というニュースが、スクロール1つで次々と表示され、このニュースの中にも、たまに広告が表示されます。
そんなニュースサイトも対象になっているのが、投げ銭によるWEBサイトも収益を得ることが出来る仕組みです。どうやらBrave Software社に登録されたWEBサイトであれば、投げ銭を受け取ることが出来るようです。
※ 事務所サイトを登録して受け取れるようになるかは、まだ未検証です。
ここ数日、数時間ずつ使ってみての感想は、Google Chromeと何ら遜色のない使用感でした。Google Chromeの機能拡張もBraveで使うことができるので、機能をインストールしている方も、Braveへ乗り換えることは容易なはずです。
Braveの対応OSは、Windows、macOS、Linux、iOS、Androidとなっています。
最後に、おススメの使い方を1つ。
ダッシュボード画面のニュースリーダーは、多数のニュースサイトに対して表示非表示を細かく設定することが可能です。ですので、クリプトに関するニュースサイトだけを対象に設定しておくことで、クリプト系ニュースばかりを表示するニュースリーダーにカスタマイズできます。
スピードの速い業界なので、クリプト専用ニュースリーダーは、きっと情報収集に役立つはずです。